子供から大人まで、ヨーロピアンの大好きなお菓子のひとつがチョコレート。ヨーロッパにはフランス、ベルギー、スイス、イタリアなどチョコレートの有名な国がたくさんありますね。
名高いショコラティエ(チョコレート専門の菓子職人)のチョコレートがお土産に人気ですが、スーパーで買える板チョコレートも意外に美味しくて、ばらまき土産におすすめ! スーパーの板チョコレート売り場には、一面埋め尽くされているほど種類が豊富にあります。フランス在住者がみつけた、ヨーロッパの変わり種の板チョコレートを紹介しちゃいます。
生姜コンフィのチョコレート
フランスのMoulin des moines/ムランデモワンのチョコレートは添加物など一切使ってないオーガニックのもの。板チョコに乾燥した生姜が練り込まれていて、ぴりっとした辛みが感じられます。
意外や生姜とチョコレートの相性は抜群! 生姜の辛さがチョコレートの甘さを和らげてくれるので、一度食べ始めるとなかなかやめられない、病みつきになるチョコレートです。
コーヒー味のチョコレート
スイスのVillars/ビラーズのコーヒー味のチョコレートは、コーヒー豆のざくざくとした舌触りが特徴。コーヒーの香りがふわっと口いっぱいに広がるので、コーヒー好きな方にはかなりおすすめ。ウィスキーなどの洋酒にも合う大人な味のチョコレートです。
塩の精華のチョコレート
ヨーロッパの塩田から取れる大粒の天日塩、フルール・ド・セル/塩の精華は、最高級の塩として有名です。スイスのLindt/リンツは板チョコレートに塩の精華をトッピングしました。
甘いチョコレートの中にも、程よい塩気が感じられます。疲れた時など甘さだけでなくひと味塩気が欲しい時なんかにおすすめのチョコレートです。
クレームブリュレのチョコレート
こちらスイスのLindt/リンツのチョコレートはフランスのお菓子クレームブリュレ味。クレームブリュレは焦げたクリームを意味し、カスタードの上に焦がしたキャラメルが乗った洋菓子です。
ざくざくとした焦がしキャラメルはアクセントになっていて、チョコレートの甘みをより引き立てています。とにかくお菓子に近いチョコレートが好きな方におすすめ。
キャラメル・ピスタチオのチョコレート
ベルギーのCôte d’or/コートドールのチョコレートにはキャラメル・ピスタチオ味のものがあります。大きめのピスタチオが入っているので、その風味がしっかりと感じられて、なんとも板チョコにしては贅沢なチョコレートです。
これらのチョコレートは筆者の在住するフランスならば、カルフールやモノプリなどの大型スーパーや、ビオのお店(オーガニックショップ)で購入することができます。日本ではなかなか見かけない味のチョコレートはお土産に最適。配る相手の好みなんか考えながら選ぶのも楽しいですね。とにかく種類が豊富にあるので、気に入ってもらえる板チョコがみつかるはずです。
[All photos by Nanako Kitagawa]