【NY失敗談から学ぶ】しまった!と後悔しないための10ヶ条

Posted by: 青山 沙羅

掲載日: Apr 10th, 2014

せっかくのNY旅行で、「しまった!」と後悔しないために、旅行業界関係者から聞いた失敗談を内緒でご紹介しましょう。準備は怠らず、荷物はなるべくコンパクトに。
パスポート、航空券、ホテルのバウチャー、キャッシュ(円、ドル共)は、言うまでもなくお忘れなく。

【NY失敗談から学ぶ】しまった!と後悔しないための10ヶ条
©Hideyuki Tatebayashi

出発前にチェック!

1. 旅行直前に体調を整えておく

【失敗談】A
休暇を取るために仕事を無理して片付け、NYに到着した途端、風邪や疲労でダウン。ドクターストップがかかり、エアラインに相談の上、予定より早い出発の飛行機で帰国。NY滞在は1日のみ。

【失敗談】B
風邪をおしてNYに来たものの、乾燥した飛行機内で悪化。NYでは観光する体力もなく、ずっとホテルで寝ていただけ。

【対 策】
健康あっての旅行です。基本的なことですが、ないがしろにしがち。

2.海外旅行保険に入っておく

【失敗談】A
休暇を取るために無理して仕事を片付け、疲労しているところに、自転車に乗り事故。救急車、入院で高額な医療代の請求が。

【対 策】
NYの医療費は高額の上、予約制につき、すぐに診てもらうことが出来ない場合もあります。救急車を呼ぶだけで300ドル以上かかります。『治療費用』は保険金額無制限がお薦めです。

【失敗談】B
乗り継ぎ便で、スーツケースを積み忘れられ、身支度の道具(歯ブラシ、整髪道具)下着、着替えを購入。スーツケースは2日後に到着。

【対 策】
乗り継ぎ便は安いのですが、フライトの遅れ、荷物の積み忘れなどのリスクがあります。『携行品』はもちろん、オプションの『航空機寄託手荷物遅延』『航空機遅延』なども加入を。

3. クレジットカードは必需品

【失敗談】
ホテルに宿泊する際、備品の破損、汚損、盗難を怖れて、クレジットカードの提示を求められた。JCBカードしか持っていず、親に電話してカード番号を借りることに。

【対 策】
VISA,MASTER が一般的。AMEXは取り扱い手数料が高いため、小規模な店では扱わないこともあります。JCBはNYでは一般的ではありません。

4.ドルのキャッシュはある程度持ってくる

トラベラーズチェックは少額や小さな店では使えませんので、ドルのキャッシュはある程度は持っておくのがおすすめです。

【失敗談】
日本で両替をせず、ニューヨークで両替所に行ったところ、レートが悪くてビックリ。銀行も手数料が高い。

【対 策】
NYの両替所は世界で一番レートが悪いです。カード社会とはいえ、現金は必要。日本で用意してきましょう。
チップ社会ですので、チップ用の1ドル札も多めに用意のこと。20ドル札が使いやすく、100ドル札は嫌がられる場合があります。

【参 考】
両替のレートが良いところを、見つけました。参考まで

5. 飲み慣れた薬を持ってくる

【失敗談】A
乾燥しているNYで、風邪を引き、こじれた。

【失敗談】B
慣れない土地で緊張のせいか、腹痛が。女性に比べ、男性はお腹をこわしやすいようです。

【対 策】
アメリカの薬は日本人には強過ぎて、合わないことがあります。また日本では売薬として売っているものでも、アメリカでは処方箋が必要で、医者に行かないと売ってくれないものもあります。風邪薬、胃腸薬、消化薬、下痢止めの薬は持参しましょう。持病のある人はもちろん忘れずに。英語表記で必要な薬が分からない時もあります。

【参 考】
ニューヨークのドラッグストアの症状別売薬一覧 参考記事

6. 服装

【失敗談】
NYの夏は暑いと思い、タンクトップやTシャツ、短パンのみ用意。ところが、劇場、美術館、地下鉄などは、冷凍庫並みに寒く震え上がった。

【対 策】
カーディガンやストールは、たたんで収納出来る軽いものを用意しましょう。外出の際は、屋外が暑くても、必ず羽織るものを携帯すること。夏は紫外線が強いため、サングラス・帽子・日焼け止めなど。

【失敗談】
冬のNYは寒いと思い、防寒コートの下に、下着を重ね、厚めのセーターを着込んだら、屋内で暑くて、汗をかいた。

【対 策】
極寒のNYは、露出部分が切るように痛いです。マフラー、帽子、手袋、長めのジャケット(ダウンのように軽く、畳めるものが便利)は必要。使い捨てカイロもポケットに入れておくと、暖かさが違います。
しかし、レストランやデパート、ショップなどの屋内は暑いほど暖房が。1日セントラルパークで遊ぶとか、カウントダウン参加でなければ、ジャケットやコートの下は、あまり着込まない方が良いです。コートの下は、半袖という人もいます。

【失敗談】
はじめてのNY!NYに負けないよう気合いを入れて、勝負服を山ほど持って来た。が、NYでショッピング三昧して、買い物したものを着たため、持って来た服はただ邪魔になっただけ。

【対 策】
洋服は、最低限で。ショッピングも楽しみの一つ。NYでしか着ることが出来ない服も楽しみましょう。日本では恥ずかしくても、NYなら誰も気にしません。

7.ESTAの申請

ESTAの申請は忘れずにしておくことをおすすめします。

【失敗談】
国外へ出る時、個人旅行のためすっかり忘れていて、間近の搭乗時間を睨みながら、空港で自分のパソコンで必死に登録しなくてはなりません。これはとても苦労した実体験です。

【対 策】
国外へ、出かける時は忘れずに。空港でチェックイン出来ません!乗り遅れそうになりました。

8.スリッパ

【失敗談】
日本のホテルと同じつもりでいたら、スリッパがなかった。外から帰って来た時、シャワーを浴びた時に、つっかけるものがなく困った。

【対 策】
ないと困るのがコレ。アメリカではスリッパの質が悪い上、高いです。またあまり売っていません。帰りは捨てていけば良いので、100円ショップのもので十分。歯磨きセットなどもホテルには置いてありませんが、ドラッグストアで調達出来ます。

9.もしかしたら必要かも?と迷っているもの

「もしかしたら必要かも?」と迷っているものがあるかもしれませんが、それは不要です。日本へ置いて行くことをおすすめします。

余分な着替え、折り畳み傘、変圧器(アメリカの電圧は10-20Vほど日本より高いですが、NYで1週間以下の短期であれば携帯、デジカメの充電などは問題なし。)
NYは都会なので、ほとんど何でも買えます。また帰国時は荷物が増えることも計算しましょう。旅上手な人ほど、荷物がコンパクトなものです。

帰国する前にチェック!

10.忘れ物には十分注意を

忘れもののトップ5はこちらだそうです。

・友人に買ったお土産、
・デジカメのメモリ、
・セーフティボックスに預けた貴重品、
・シャワーを浴びた時に外したネックレスやピアスのアクセサリー、
・冷蔵庫に入れておいた冷蔵、冷凍の必要なもの(NYチーズケーキ、ベーグルなど)。

【対 策】
荷物が増えているのと、帰国前はバタバタしているので、忘れ物しがち。
忘れそうなものはメモを貼っておき、出発前にチェックするなど対策を。せっかくの心尽くしや思い出は、日本へ持って帰ることをおすすめします。

どうぞ、良い旅を!

PROFILE

青山 沙羅

sara-aoyama ライター

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。

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