楽しんでいるのはタイ人だけじゃない!? ©GOLFX / Shutterstock.com
観光で訪れる人々に対しても、容赦なく襲いかかる水!
無礼講とはいえ、何も知らなければとんだ災難?!
実はこれ、タイの伝統に基づく神聖なる儀式が元になっているお祭りなのです。
毎年4月になると行われるタイの「水掛祭り」。
今年は4月13日~15日に行われました。
果たしてどんなお祭りなのでしょうか?
タイの「水掛祭り」って何?
タイでは、毎年4月に、「ソンクラーン」と呼ばれる旧正月を祝います。
国全体で毎年4月13日~15日の三日間にわたって、儀式やお祭りが行われます。仏像や仏塔を清める意味で水をかけ、さらに年少者が年配者に対して、手に水をかけてお清めを行うというのが恒例の伝統儀式となっています。
この儀式が発展し、町で道を歩く人々同士が水をかけあうようになったのが、水掛祭りです。なので、この日は突然水をかけられても決して誰も文句はいえないのです!
特にバンコク市内では、毎年、若者たちによる水掛けが大盛り上がり。水をかける道具は、水鉄砲での連射や、大胆なバケツ使いなど人それぞれです。メンソール入りのベビーパウダーを水に溶かしたものを、顔に塗り合うなどの楽しいやりとりもあります。
バンコクのシーロム通りはもっとも盛り上がる場所 ©Pornsak Paewlumfaek / Shutterstock.com
水鉄砲を片手に、男の子に勝る女の子 ©Pornsak Paewlumfaek / Shutterstock.com
車だろうがなんだろうが容赦なし! ©Tuckraider / Shutterstock.com
観光客はカオサン通りへ行け!
バンコクの中でも、ゲストハウスの多い、バックパッカーの聖地ともいわれるカオサン通り。
この界隈でも、ソンクラーンの時期には大いに盛り上がりを見せるようです。
国境をこえて、我を忘れて大はしゃぎ! ©R.M. Nunes / Shutterstock.com
世界各国からの多国籍の人々が、タイ伝統の祭りを皆で体感し合う。
異様ですが、異文化交流的で楽しい雰囲気が出ています。
来年あたりは水をかけられに出かけてみるのもいいかもしれません。
ただ、カメラやスマホの防水対策は万全に!
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