香港で働く人々にとっての「リゾート地」
香港随一の面積を誇るランタオ島にはさまざまな施設が点在していますが、香港島などの都会で働く、香港人にとって、気軽に訪れることができるリゾート地でもあるんです。そこで、今回、香港人さながらに、リゾート気分を味わいに、ランタオ島に足を伸ばしてみました。
バス、電車、高速船と、アクセス方法は多彩
ランタオ島は、地元の人々にとってとてもポピュラーなディスティテーション。移動手段は、バスや船、電車と多彩ですが、どうせなら海からのアプローチでリゾート気分をさらに高めてみては? 高速船に乗れば、中環(セントラル)から、梅窩(ムイウォー)まで、約30分で到着。普通船でも50分程度の道のりです。
ちなみに、「高速船って高いんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、月~土曜日はHK$28.5 、日・祝日はHK42.9と、いずれも片道約400~600円とリーズナブルです。
到着した港の周辺には、魚料理をメインにしたレストランや素朴なリゾートホテル、ビーチがあり、「お、海のリゾートに来たぞ!」と実感できるはず。
しかし、今回は、香港の人々にも人気が高く、ランタオ島でもっとも長いビーチとして知られる「下長沙ビーチ」(Lower Cheung Beach)を訪れてみることにしましょう。
ランタオ島名物、野生の水牛に癒される
港から「下長沙ビーチ」までは車で約15分。港からは、バスかタクシーを利用するといいでしょう。白い砂浜が広がるビーチは、平日は人もまばら。野生の水牛が気持ち良さそうに砂浜を闊歩していました。のんびりビーチで寛ぐ水牛は、ランタオ島名物で、格好の癒しキャラなんです。
週末には日帰りや1、2泊で訪れ、つかの間のリゾートライフを楽しむ香港の都会人でにぎわいを見せるそうですが、それでも日本の海水浴場地の混雑ぶりとはまったくの別もの。波も比較的穏やかで、子連れ客にも人気があるそう。緑が多いことにも癒されます。
小規模ながら、海のアクティビティを提供する、香港版「海の家」的なショップや、ビーチサイドカフェやレストストランも、ちゃんとあります。
一昔前の日本のビーチを訪れたような、まだ人の手がほとんど入っていない素朴&のどかなビーチで、香港ならではの「海」を味わってみてはいかがでしょう? 主な海水浴シーズンは5~9月ですが、オフシーズンもビーチで散策を楽しむ人でにぎわっています。
世界有数の高層ビル群からわずか1時間足らずでたどりつけるリゾート地、おすすめです!
[香港政府観光局]