滞在中の宿の費用を無料にする節約術
海外ノマドワーカーの中には、滞在中の宿の費用を無料にしてもらった人もいます。
「旅行先の宿泊費用を無料にする」と聞くと、普通であれば海外の友達の家に泊めてもらったり、カウチサーフィンしたりする事をイメージするのではないでしょうか。しかし、ここで紹介する方法は、ユースホステルなど比較的手頃で、若者に人気のある共用型の滞在施設の宿泊費を無料にする節約術です。
方法は、いたってシンプル。その内容は、滞在先のホステルで働くというもの。「仕事」と聞くと、堅苦しい印象を受けますが、分かりやすく説明するとすれば、ホステルでお手伝いをするイメージでしょう。仕事内容は、宿泊者がチェックインした後のベッドのシーツ交換や、宿泊施設の掃除など。
たった数時間で宿泊費用を無料でできる
ちなみに筆者も、海外で宿泊費用を無料にして生活していた1人です。筆者はオーストラリアのラウンドの旅の途中、多くのホステルでシーツ交換の仕事をしたものです。実際に作業自体は2時間程度で、1日お手伝いをすると1日分の宿泊費用を無料にしてもらっていました。
宿泊費用を無料にしたいと思ったら、「何か手伝いはできないか?」とホステルの受付に相談します。働く意思と、誠意を見せることで、履歴書の提出や面接など、堅苦しい作業は一切なしで仕事をもらうことができました。
旅先での仕事も、かけがえのない経験に
誰かの役に立つという事は、清々しいものです。しかも、海外の宿泊先となるとなおのこと。ただ普通に滞在する以上に、ホステルのメンバーや滞在者とより親身に関わることができます。旅先での孤独感も解消され、その経験自体が素敵な思い出になるでしょう。
信用をお金と交換するということ
しかし、よくよく考えてみると、マットさんや筆者は、ホステル側からすると、あくまでどこの誰だか分からない一旅行者。そんな外国人に対して、信用してくれて、仕事を与えてくれるホステル側には、毎回感謝の意を表せずにはいられません。そんな気持ちを経験できるのも、旅ならではの醍醐味ですね。
信用を得ることで、ホステルのために何かさせてもらえる。そしてその結果、宿泊費用を無料にしてもらえる。いたってシンプルなギブアンドテイクの精神が、「旅をし続けたい」と願う旅人を後押ししてくれているのです。
みなさんも、旅行する機会があったとき、あなたの信用を武器に旅費を節約してみてはいかがでしょうか。
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