旅の最高の楽しみの一つでもある「食」。どの国でもお金を払えばそれなりのモノは食べられることが多いですが、やっぱり安くておいしいB級グルメは旅の醍醐味ではないでしょうか? 今回は旅オタクの筆者が勝手に選んだ、世界のおいしいB級グルメをご紹介したいと思います(日本円で約1000円以下の食べ物を「B級グルメ」としました)。
シュワルマ(オマーンなど中東地域)

中東を代表するB級グルメ「シュワルマ」。国や地域によってバリエーションはありますが、鶏や牛、羊を焼いたものを薄いパンに包んだのがシャワルマの基本形。お店によっては、具を包んでから熱い鉄板でプレスしてカリカリにこんがり焼くタイプがあり、それはそれは絶品! 相性抜群のガーリックマヨネーズが添えられることが多いです。中東を旅したらぜひ試したいところ。
サバサンド(トルコ)

イスタンブールのガラタ橋付近の名物「サバサンド」。エキメッキと呼ばれるトルコ版フランスパンに、こんがり焼いたサバとたっぷり野菜を挟んだサンドウィッチ。味付けはシンプルに塩とレモン。サバにパン? とちょっと想像つきませんが、これが意外とおいしいんです。アジアとヨーロッパを隔てるボスポラス海峡を眺めながらのサバサンドは、旅情を感じずにはいられません!
ピロシキ(ロシア)

社会主義時代から変貌を遂げ続けるロシア。特に首都モスクワには外資系チェーンも多く見受けられ、物価も欧州と変わらない店もある中、「ピロシキ」は国民食だからかとても安く食せました。ちょっとした売店などでは70円くらい。実は本場のピロシキは揚げていなく、焼いているものが主流。ひき肉やキャベツ、サーモンなどバリエーションも豊富なので、色々試してみるのがおすすめ!
エンパナーダ(アルゼンチンなどの南米各国、スペイン)

パイ生地に肉や魚、野菜などを包んで焼いた「エンパナーダ」(地域によっては揚げることも)。スペイン発祥の食べ物ですが、アルゼンチンをはじめ南米各国でも親しまれています。焼きたてのエンパナーダはやけどしそうなくらい熱々でジューシーな餡が絶品! 全体的に食のレベルが高いアルゼンチンですが、食べておきたいB級グルメの一つ。
ピッツァ(イタリア)

もちもちした生地、濃厚なトマトソース、とろけるモッツァレラチーズ、バジルの香りがたまらない「ナポリピッツァ」。シンプルながらも最強のおいしさを誇るピッツァは本場ではなんと3ユーロで食せるんです! 近所に住んでたら毎日通ってしまいそうなくらいのコスパは感動もの!
フリッツ(ベルギー)

ベルギーの国民的ジャンクフードと言えば「フリッツ」。世界中で食べられるフライドポテトですが発祥は実はベルギーなんです。二度揚げされるフリッツは外はカリカリで中はホクホクの食感が絶妙! ベルギーではマヨネーズなどのソースをトッピングするのが定番。カロリーを気にしないで堪能したいところ。
アランチーニ(イタリア)

シチリアのパレルモ名物ライスコロッケ、「アランチーニ」。トマト風味のリゾットにモッツァレラチーズやひき肉などを包み、こんがり揚げられたもの。揚げたてのアランチーニからとろけるチーズはたまりません! 小腹が空いた時にぴったりの一品。
小籠包(台湾)

安くておいしいB級グルメの宝庫、台湾。日本にも老舗有名店が進出していますが、やはり本場の「小籠包」は安くて絶品! モチモチした皮との口の中に広がる肉汁はぜひ堪能したい味。お店によって個性が出る小籠包、食べ比べして自分のお気に入りを見つける旅もいいですね。
ホットドッグ(アイスランド)

海に囲まれたアイスランドは魚介類のおいしさに恵まれていますが、実は「ホットドッグ」も有名。アイスランドのホットドッグは、カリカリのオニオンチップスとシャキシャキの生玉ねぎのトッピングが定番スタイル。ソースもケチャップではなく独特のブラウンソースとまろやかなマヨネーズなど、シンプルながらこだわりのある味なんです。
バッファローウィング(アメリカ)

アメリカのスポーツバーに欠かせないメニューと言えば「バッファローウィング」。鶏の手羽を素揚げして酸味あるスパイシーなソースと絡めたバッファローウィングは、最高のビールのお供! お店によってソースの個性があり、独特の辛味と酸味を堪能したいところです。
その土地の文化や歴史をを色濃く反映するB級グルメ。記憶に残る味を探しに旅してみてはいかがでしょうか?
[All Photo by Nao]
Nao ライター
メーカー、ITベンチャー勤務を経てフリーランスに。
学生時代から旅を続け、渡航国は現在50カ国。
特技は陸路国境越え。グルメレポート翌日に大学の最先端研究を取材したり、ロシア州知事にインタビューしたり。幅広い対応力とフットワークの軽さが自慢。日本ソムリエ協会認定資格ワインエキスパート保有。
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