人生が変わる旅!絶景の石垣島で体験する「サステナブル」とは?

Posted by: 小梅

掲載日: Apr 15th, 2023

ここ数年で耳にする機会が増えた「サステナブル」という言葉。旅にも「サステナブル」が求められつつありますが、正直ピンとこない気も……。そんな筆者が、沖縄県・石垣島で行われた「サステナ島旅 ISHIGAKIJIMA」に参加してきました。いち早く地球にやさしい活動を取り入れ、10年後の旅のあり方を推進するというモデルツアーですが、筆者の生活に変化をもたらすことになった、この旅の内容を紹介します。

リスザル園
 


 

そもそも「サステナブル」とは

石垣島空港
「サステナブル」とは、「継続可能な」という意味を持ち、地球環境や資源を守りながら、経済や人間社会の豊かさを、未来まで継承し続けていくことを目的とします。つまりは、環境のことをしっかり考えながら、自分たちの未来も守るという重要な活動になるということですよね。

今回参加した「サステナ島旅 ISHIGAKIJIMA」では、石垣島の美しい自然環境をはじめ、歴史文化を未来へと繋げるツアーとして開発されています。旅における「サステナブル」とは具体的にどんなことなのかを体感しながらも、リアルな石垣島を楽しむことができそうです。

まずはビーチへ!

明石バス停
石垣島へ訪れたのであれば、やはり美しい海へ出かけたいですよね。石垣島には、「底地(すくじ)ビーチ」や「川平湾」など、たくさんの美しいビーチが点在していますが、今回向かったのは「明石(あかいし)海岸」。

ウミガメの産卵地でもある
石垣島北東部の平久保半島に位置し、知る人ぞ知る穴場のビーチなのだとか。なんとウミガメの産卵地でもあります。
ジャングルのような道を進む
ジャングルのような道を抜けると……
石垣島の現実を知る
真っ白な砂浜と、どこまでも広がるエメラルドグリーンの美しい海岸が待ち受けています。穏やかな波が行ったり来たりを静かに繰り返し、「これぞ石垣島!」といった心癒やされる風景に思わず見入ってしまいます。

ダイナミックな大自然に見とれていると、ふとあることに気づきます。それは、目を背けることができない現状。流れ着いたたくさんのごみの存在です。ツアーひとつめの目的は、観光としてのビーチではありません。ビーチクリーンならぬ、アースクリーン活動を行いにやってきたのです。
ゴミには外国語が
近づいてみると、海外からのごみが多いことに気づきます。
さまざまなプラゴミ
海になぜ?のゴミ
ごみの種類は、ペットボトルがとにかく多く、歯ブラシやライター、ハンガーなど「こんなものまで!?」と驚くようなものが流れ着いています。

実際に拾ってみて気付いたのは、砂浜の奥にも小さく割れたプラ破片が紛れ込んでおり、拾っても拾ってもキリがないということ。自分が歩いた足跡からプラスチックゴミが顔を出したときは、思わず崩れ落ちそうになりました。
集まった沢山のゴミ
ツアー参加者の手により、約30分でこれだけのゴミを集めることができたのですが、残念ながらこれらはほんの一部。恐ろしいのは、蓋がついたペットボトルは浮くことによって砂浜へと流れ着きますが、蓋がないものは、そのまま海に沈んでしまうということ。これらがマイクロプラスチックとなり、海の生態系に甚大な影響を及ぼします。その結果、人体にも影響があると言われています。自分たちの何気ない行動が、最終的には自分たちの首を絞めることになるのです。

海外のペットボトルが多いということは、日本のゴミもどこかの海を汚しているということ。私たちが出した日本のゴミは、ハワイや北米などに流れ着くといいます。ゴミをゼロにする生活は不可能ではありますが、少なくする努力は誰もができるはず。マイボトルを持ち歩いたり、使い捨てをしないようにしたりと、「3R(Reduce・Reuse・Recycle)」を意識することで、未来は大きく変わると実感しました。
掃除後の美しい海岸
「旅に行ってまでごみ拾いをしたくない」と思う人もいると思います。しかし、ごみがなくなった直後の海岸はより一層輝きを増し、ごみ拾いを頑張った人だけの特別な景色が広がります。なにより、体中を駆け巡る達成感と爽快感は、旅の大きな思い出になることでしょう。

拾ったペットボトルが宝物に!

アップルサイクルTシャツ
海で拾ったペットボトルたちは、また違うものに姿を変えて我々の元に戻ってきます。石垣市に漂着したペットボトルが原料というこのTシャツは、触り心地がよく、まさかペットボトルが原料とは思えません。このように、捨てるはずだったものが新たな価値を持って再生するということを「アップサイクル」と呼ぶのだとか。
アップルサイクル体験
実は今回、この「アップサイクル」にも挑戦してきました。

ペットボトルのキャップで、「T字パズル」「コースター」「フィッシュフック」を作るという体験です。筆者は“幸せを釣り上げる”という意味も持つ「フィッシュフック」を選択!
色鮮やかなキャップ
粉砕されたキャップ
集められたキャップは、きれいに洗浄して色分けされ、粉砕されています。こう改めて見てみると、確かにキャップって色鮮やかですよね。
スイッチオン!
作業としては、粉々になったキャップを何色か専用の機械に入れて、スイッチを押すだけ……なのですが、ここからがとても神秘的。機械の構造上、自分が入れたチップでの色合いは、3~4回目後に出てくるのだとか。さらには、型を外すまでどんなデザインになるか誰にもわかりません。世界でひとつだけのものができあがるというわけなのです!
世界にひとつだけ
型を外す瞬間は、大人も子どもも関係なくドキドキ。

筆者が作った「フィッシュフック」は、石垣島の海を思わせるようなブルーがベースの美しい色合い! ちょっぴりグリーンが入っているところがたまりません。
色の出方はそれぞれ
ほかの皆さんの分も夢中になって見守ってしまったのですが、グリーンベースのものが続いたかと思ったら、いきなり真っ赤になったりと、とても不思議。その度にワッと盛りあがります。

ゴミだと思っていたものが、ゴミではなくなる瞬間を目の当たりにし、貴重な体験となったのでした。

明石海岸
住所:沖縄県石垣市伊原間340
アクセス:新石垣空港から車で約45分

縄文企画
公式サイト:https://jomonkikaku.com/
アースクリーンツアー 3,800円(税込)
アップサイクルワークショップ 4,800円(税込)
アースクリーンツアー+アップサイクルワークショップ 8,000円(税込)
※ごみ処理費、保険料を含みます。
※未就学児は無料
申し込み https://jomontours.com/

お酒好きは要チェック! 泡盛工場見学

請福酒造
沖縄に来ると、ついついすすんでしまうお酒。オリオンビールに泡盛と、本場で飲むお酒は、やはりひと味もふた味も違うように思えます。そんなお酒好きにおすすめなのが、泡盛の蔵元見学。

工場内
石垣島でシェアNO.1という「請福酒造」では、工場内の見学はもちろん、試飲や商品の購入などもでき、ここでしか買えない限定商品も取り扱っています。

請福酒造売店
「請福酒造」の看板商品は、釜に直火を当てて蒸留する昔ながらの製法にこだわった「直火請福(じかびせいふく)」。石垣島の飲食店には、ほぼ置いてあるという大定番の泡盛です。また、泡盛だけにとどまらず、琉球王国時代に作られていたという庶民の自家製酒「芋下(イムゲ)」を現代風にアレンジした「IMUGE.」や、サトウキビで作ったラム酒、さらにはお酢やお菓子など、幅広い商品を製造しています。

泡盛は通常タイ米仕込みですが、「地元の原材料を使用したい」という思いから商品の開発にも力を入れており、石垣島の気候や土壌を最大に活かした農業もスタートさせています。泡盛作りの際に出た栄養満点のもろみは、牛や豚の飼料として活用され、牛糞は堆肥となり、おいしいサツマイモやサトウキビが育って我々が口にする……。作り手の熱い想いを感じたあとの一杯が、最高においしく感じたことは言うまでもありません。

請福酒造
住所:沖縄県石垣市宮良959
電話番号:0980-84-4118
<請福酒造売店&工場見学>
入場無料/無料駐車場有(大型バス可)
営業時間:10:00~17:00
定休日:土日祝
【泡盛工場見学タイムスケジュール】
1回目11:00~、2回目13:30~、3回目16:00~
予約不要。開始時間に来店すれば工場見学ができます。
(※10名以上の場合は要予約)
公式サイト:https://www.seifuku.co.jp/

石垣島ディナーもサステナブル!

舟蔵の里
ツアーのスペシャルディナー会場は、八重山の郷土料理や海鮮料理がいただける「舟蔵の里」。一歩足を踏み入れると、木造赤瓦の古民家と南国らしい色鮮やかな植物が生い茂り、旅気分が盛り上がる素敵なお店です。

また、素敵なのはお店の雰囲気だけではありません。庭園には、海岸へとつながる道があり、その先には絶景が待ち受けているのです……!
舟蔵の里からみるサンセット
それは、雄大なサンセット! 何もさえぎるものがない場所で、日が沈んでいく様子をただただ見つめる……こんな贅沢な時間が待っているとは。目まぐるしく生活している身にとって、自然の素晴らしさを改めて感じる一瞬でした。

南ぬ豚料理
すっかり日も暮れて、お待ちかねの宴がスタートします。ここでいただけるディナーは、希少なアグー豚「南ぬ豚(ぱいぬぶた)」料理。この「南ぬ豚」とは、石垣島にある「やえやまファーム」の自社牧場で育ったオリジナルブランド豚です。

「やえやまファーム」では、日本で不可能と言われた有機パイナップル栽培を成功させ、そのパイナップルをジュースにした際に出る搾りカスを飼料に混ぜて牛や豚を育て、さらに、その糞尿を肥料化し、農作物も育てるという「循環型農業」を展開しています。

ぱいぶた
メインメニューである「アグー豚の陶板焼き 焼きしゃぶ風」は、見た目としては脂身が多い気がしますが、一口食べてみればスッと溶けていき、とても上品な味わい。噛めば噛むほど豚肉の旨味を感じ、明らかな味の違いを感じます。

そのほか「豆腐よう」や、「ミミガー入りもずく酢」、田芋を使った揚げ物「どぅる天」といった沖縄らしいメニューも並び、ボリュームたっぷりで大満足!

ド迫力の民謡ライブ
ド迫力の民謡ライブ
オリオンビールや泡盛もいただき、いい気分になっていると心地よい三線の音色が会場内に響き渡ります。ここで、石垣島の在住の唄者・金城弘美さんによる民謡ライブがスタート。今まで生で聞くことがなかった沖縄民謡は迫力満点で、曲の意味が理解できなくても、体が勝手にリズムを刻んでしまうほど、身も心も高鳴るのでした。

舟蔵の里
住所:沖縄県石垣市字新川2468-1
電話番号:0980-82-8108
営業時間:11:00~22:00/ラストオーダー21:00
定休日:水曜
公式サイト:https://www.funakuranosato.com/index.html

やえやまファーム
公式サイト:https://yaeyamafarm.com/f/aboHP

金城弘美
公式サイト:https://www.ongakuminzoku.org/ongaku-minzoku/kinjohiromi/

初めて知ったサステナブル! ホテルの取り組みに驚き

サンシャインホテル
宿泊するホテルは、沖縄県認定「おきなわSDGsパートナー」から選定された宿泊施設の中から、自分で選んで宿泊することができました。
ホテルの庭園
筆者は、リゾート感満載の「石垣島ビーチホテルサンシャイン」を選択。このホテルでは、できる限り地元の食材を使用して地産地消に努めているほか、パイナップルの葉でできたストローや、紙やバガス製のテイクアウト用弁当箱を使用するなど、プラスチックごみを減らすための取り組み、植物管理には、極力除草剤を使わず、海や川へ薬剤が流出しないようにするなど、さまざまな取り組みを積極的に行っています。
光害対策
なかでも衝撃を受けたのが「光害(ひかりがい)」への取り組み。光害とは、照明の設置方法などにより、景観や環境に起こるさまざまな弊害のことで、人工的な光は使い方を間違えると、野生動物や人々の暮らしにも悪影響を与えるのだとか。明かりが空を照らさないようにしたり、外に漏れないように設計することで、野生動物はもちろん、ありのままの美しい星空を楽しむことができるのです。

夜ホテル周辺を歩いた際に「暗いな」と感じたことは事実ですが、その分、はっきりと見える星空に誰もが感動するはず。そのような取り組みがあり、守れるものがあると知れたこと自体が、大きな学びとなったのでした。

客室内
お部屋は、大きな窓があり開放感たっぷり。部屋内のお風呂はシャワーしかありませんが、海を眺めながらゆったり入れる大浴場を完備しているので、旅の疲れもしっかりと癒やすことができます。
連泊でも楽しい朝食
イチオシポイントなのが、朝食バイキングが連泊していても楽しいところ! チャンプルは、ゴーヤ、麩、島豆腐と日替わりで具材が変わり、この地方の名物「八重山そば」や、一口大のかまぼこ「たらし揚げ」といったその地元メニューも盛りだくさん。

パンは、地元で愛されている「PAIN DE MIE(パン・ドゥー・ミー)」のものだったり、ジャムは、パッションフルーツ専門店「平川ファーム」のものだったりと、ホテルでの朝食だけでも、いかに石垣島の食が豊かなのかがわかります。

石垣島ビーチホテルサンシャイン
住所:沖縄県石垣市新川2484
電話番号:0980-82-8611(9:00〜18:00)
公式サイト:https://www.ishigakijima-sunshine.net/

オプショナルツアーでもっと石垣島を楽しもう

石垣やいま村 入口
筆者が参加したツアーは3泊4日で行われ、3日目は完全フリー。ということで、日本最南端であり、最西端のテーマパークでもある「石垣やいま村」へ行ってきました。
牧志邸
ここは、古き良き八重山の家並みを再現した野外博物館で、国の有形文化財に登録された古民家を見学することができます。

森田邸
喜舎場邸
八重山の代表的な士族屋敷「森田邸」や、釘を使わない貫木式で作られた「牧志邸」、特異な間取りの「喜舎場邸」など、同じような外観でも、それぞれ間取りや家の中の様子が全く異なっており、どこのお宅へ行っても見飽きません。その家々には実際に入ることもでき、細かな部分まで見学することができます。
大浜邸
一番長居してしまったのが「大浜邸」です。八重山群島におけるマラリア根絶に大きな功績をあげた医師、大浜信賢さんのお宅で、1907年に造られたお屋敷です。

この家には、天井の梁に当時の棟梁が書いたといわれる「天官賜福紫徴鑾駕(てんかんしふくしびらんか)」という文字が隠されているのだとか。これは、“火事にあわない”などの魔よけの言葉なのだそう。

家の中をウロウロしてみても、それらしい場所が見当たらず、説明のために流されている音声も3回ほど聞きましたが、それらしいヒントも得られず。
発見!
ひたすら家の中をぐるぐると回り、そろそろ……と諦めた瞬間、頭上の奥のそのまた奥に文字を発見! 棟梁の粋な計らいが現代にも残っているという事実に、ロマンを感じるのでした。

遠見台アンパル塔からの景色
リスザル園
リスザル園
村内には古民家のほか、名蔵湾の絶景が眺められる「遠見台アンパル塔」、間近でリスザルと触れ合える「リスザルの森」、ラムサール条約登録域である「名蔵アンパル」など、見どころだらけ。沖縄らしい村の風景とともに、たくさんの自然が広がる癒やしのスポットでもありました。

名蔵ドライブイン
ちなみに、この周辺にはお土産屋さんや飲食店などのお店が少ないので、併設している「名蔵ドライブイン」の存在を知っていると便利かもしれません。シーサーの色付けや、星砂アートなどの体験もできるので、ドライブがてらに立ち寄るのも楽しいはず!

石垣 やいま村
住所:沖縄県石垣市名蔵967-1 
電話番号:0980-82-8798
営業時間:9:00~17:30(最終入村受付17:00)
入村料:大人1000円(中学生以上)、子供500円(3歳以上小学生以下)
公式サイト:https://www.yaimamura.com/

【現地で驚いた!】石垣島のコンビニはファミマだけ!

サーターアンダギー
さてここで、石垣島初体験の筆者が、少しびっくりしてしまった情報をひとつ。

旅をしていても、ついつい探してしまうのがコンビニ。知らない街でも、おなじみのロゴを見かけると思わずホッとして、つい入ってしまいますよね。石垣島の繁華街である美崎町をウロウロしているとあることに気づきます。「ここのコンビニもファミリーマート、あそこもファミリーマート、あれ? ここもファミリーマート!?」

そうなんです。石垣島のコンビ二はファミリーマートのみ。店内の雰囲気こそ大きな変わりはありませんが、楽しいのは、沖縄限定の商品も多く取り扱っていること! 

レジ前のホットスナックコーナーにまでも、関東では見ることがないであろう存在感大の商品を発見しました。それは、沖縄の揚げ菓子「サーターアンダーギー」。
サーターアンダギー
プレーンと紅芋の2種類があり、「紅芋」を購入。まだあたたかい状態だったので、すぐに食べようと口に入れた瞬間、そのおいしさに衝撃が走りました。サクッ、ガリガリガリと絶妙な生地の歯ごたえでありながら、中はふんわり。ほんのり広がる紅芋の甘みがとても上品で、サーターアンダギー特有のモサモサ感がありません。実は食事を済ませたあとで、「せっかくだから」という軽い気持ちで購入したのですが、最後まで飽きることなくペロッと完食してしまったのでした。

気になりすぎてホームページで調べてみると、沖縄でお弁当や天ぷらなどを販売する「上間の天ぷら店」の味なのだとか! 沖縄県民に愛されている味が、誰もが入りやすいコンビニで購入できるのは、旅行者にとってもうれしい限りですよね。

上間天ぷら サーターアンダギー(プレーン/紅芋)
価格:85円(税込)
公式サイト:https://www.okinawa-familymart.jp/

これからの石垣島はもっと地球にやさしい

SAF搭載機
(C)ANA

今回のツアーでは、石垣市に拠点を持つユーグレナ社のバイオ燃料「サステオ」を使用した「かびら観光交通」のバスで送迎が行われました。このバイオ燃料「サステオ」は、使用済みの食用油や微細藻類ユーグレナから抽出した油など、地上にある生物資源から製造されています。

また、羽田~石垣島のフライト「全日本空輸(ANA)91便」には、二酸化炭素排出量を約80%低減する新たな燃料「SAF(サフ)」が利用されました。機体には、空気抵抗を減らすためにサメ肌加工が施されているほか、機内のヘッドレストには、ヴィーガンレザーを使用するなど、地球にやさしい仕様です。また、「ANA」といえば青色ですが、この91便は「水と緑」をモチーフにしており、機体や機内に緑色を多く取り入れた爽やかなデザインになっていました。

肝心な乗り心地は、いつもの飛行機と全く変わらず快適そのもの。環境にやさしい飛行機での旅が「あたりまえ」になる未来を心待ちにしたいですね。

今すぐ始められるサステナブル

マイボトルを持とう
「サステナブルな旅」と聞くと、制限が多くなり、不便なことが増えそうなイメージがありましたが、実際に体験してみるとその感覚はなく、むしろ地元の方々が真剣に取り組んでいる姿を直接見て、「このままではいけない」という刺激を受けました。

自分でも驚いたのが、民謡ライブの最後に歌われた『島人ぬ宝』が、今まで聞いてきた中で一番胸に響いたこと。というのも、実際に石垣島の美しい景色の裏にあったゴミの問題を目の当たりにし、歌詞の深さが少しだけ理解できたからです。

ホテルのアメニティである歯ブラシを1度使って捨てるくらいなら、何度も使えるものを購入しようと思ったり、マイボトルを持って行動しようと思ったりと、今回学んだことにより、生活に変化が出ました。確かに、これからの旅は、サステナブルな活動を取り入れた場所へ「選んで行く」という時代が来るかもしれません。

今回の旅で起きた心の変化は、まだまだ小さな一歩ではありますが、この行動が、未来の地球と美しい石垣島を守ることへと繋がりますように。

サステナ島旅 ISHIGAKIJIMA
公式サイト:https://sasutenashimatabi.com/

[Photos by Koume]

PROFILE

小梅

小梅 ライター

芸能事務所で約15年若手芸人のマネージメントに携わり、どっぷりお笑いの世界に染まる。退職後ライターに転身。ある日ふいに見た1本の韓国映画に心奪われ、そこから韓国映画・ドラマのチェック追われる毎日を過ごす。コンビニの新商品や地方のおみやげが大好き。

芸能事務所で約15年若手芸人のマネージメントに携わり、どっぷりお笑いの世界に染まる。退職後ライターに転身。ある日ふいに見た1本の韓国映画に心奪われ、そこから韓国映画・ドラマのチェック追われる毎日を過ごす。コンビニの新商品や地方のおみやげが大好き。

SHARE

  • Facebook