「FAV LUX 長崎」5つのポイント
- グラバー園まで徒歩ですぐ。長崎観光の拠点として便利な立地
- 最高のバスルームとアメニティ、ハイスペックなサウナを併設
- アルコールやおつまみが無料で楽しめるルーフトップバー
- ベーカリーカフェ「JUNE COFFEE」の朝食がシンプルでおいしい
- 宿泊料金:1泊19,000円〜(1室貸し)
新ブランドが登場!「FAV LUX 長崎」
「FAV LUX 長崎」は、長崎タウンの観光名所がぎゅっと集まる南山手地区に誕生しました。「大浦天主堂」や「グラバー園」まで徒歩ですぐの距離です。
すでに全国に展開している「FAV HOTEL」のコンセプト「大人数で泊まれるスタイリッシュなホテル」はそのままに、施設やアメニティをさらにハイクオリティにしたシリーズが「FAV LUX」です。第一弾として、2024年2月1日に長崎の地にオープンしました。
「FAV LUX 長崎」のスイートルームにチェックイン
早速、最初のサプライズがやってきました。チェックイン時にモニターに表示される「二次元コード」を自分のスマートフォンで撮影したものが、ルームキーになるのです。鍵を持ち歩く必要がなく、肌身離さず持っているスマホで入室できるのは便利ですね。
今回泊まったのは、ツインタイプの「スイート・ルーフトップアクセス」。65.5平米とゆとりのある部屋は、最大6名で宿泊できる仕様です。「FAV LUX 長崎」は、全室靴を脱いで入室するジャパニーズスタイル。まるで自宅にいるかのように寛げるのもポイントです。
ソファの奥には大きな壁掛けテレビが。たとえ観光で疲れても、天気に恵まれなくても、こんなにリラックスできる空間ならば「ホテル時間」がもっと楽しくなりますね。
ベッドとソファの間に配された横長のテーブルは、まるでカフェのカウンター席のよう。たくさんのコンセントが挿せるように工夫されていました。パソコン作業だけでなく、食事をとったり、本を読んだり、私物を並べたり、なにかと使い勝手がよく、滞在のレベルを底上げしてくれます。
IHコンロ付きのキッチンには、フライパン、鍋、包丁、まな板、食器、カトラリーなど、調理に必要なものがひと通りそろっています。小さな子ども連れの家族にもぴったりですね。
ベッドはシモンズ製。また、ベッドサイドのダイヤルボタンを回転させると、壁のライトがさまざまな色に変化します(写真はオレンジ)。照明のスイッチが多く、採光にはこだわっているようです。
スピーカーは、曲に合わせてライトが揺れる「バルミューダ」の「ザ・スピーカー」を採用。ナイトタイムにお気に入りの音楽をかけてみてください。スローでしっとりとした時間が楽しめるはず。
イギリスのデザイン会社「PDP LONDON LLP」が手掛けた内装は、全体的に装飾は少なくシンプルですが、異素材がミックスされた家具やファブリックの色遣い、設置された家電や小物など、インテリアのこだわりを感じられます。
滞在の決め手は「最高のバスルーム」かも
キッチン横の扉を開くと、カラーリングが素敵な「バスルーム」が登場します。
ダブルシンクの洗面台には、ひと通りのアメニティやドライヤー、バスローブ、タオル、スリッパなど、必要なものがそろっています(スイートルーム限定のアメニティを含む。通常は、フロント横のアメニティバーから必要なものをピックするセルフスタイルです)。
バスローブよりもパジャマ派の人は、フロント横のアメニティバーにある上下別のルームウェアがおすすめ。
さらにバスルームの奥には、2つ目のトイレとドラム式洗濯機がありました。
無駄なものを極力削ぎ落としたシンプルな洗面台に、華を添えてくれるグリーンのタイル。「日本とオランダの融合」がテーマの室内デザインには、モダンな流線型を意識的に取り入れているようです。
これだけデザイン性が高い浴室ですが、日本の一般的なお風呂と一緒で完全独立型なのには驚きです。
浴槽にはジェットバスやライトの機能もついているので、至福のバスタイムが過ごせるでしょう。筆者はこの日、長崎観光で2万歩近く歩いて疲れていましたが、温かいお湯にゆっくりと浸かってリフレッシュできました。
浴室のブラインドを上げると、ベランダを挟んで長崎港が一望できます。観光地に徒歩でアクセスできる便利なロケーションですが、部屋におこもりしてのステイケーションも捨て難い。移りゆく景色を眺めながら、時間を忘れてのびのびと過ごしたくなるような場所です。
おしゃれな「プライベートサウナ」を貸切できる
「FAV LUX 長崎」の強みは、なんといっても「サウナ」です。サウナーにはたまらないハイスペックな施設を併設しています。
サウナ研究家の草彅洋平さん監修「FAVサウナの入り方」©︎FAV LUX 長崎
こちらは、グループで貸し切ることができる「プライベートサウナ」。とにかく広い。そして、スタイリッシュ。リゾート地の高級スパのようなイメージです。宿泊した客室同様、照明のカラーは好きな色に設定できるようになっていました。
まるでサウナ付きのリビングルームです。テレビもあるので、サプライズの映像や、推しの動画を流してもよいですね。なにより子連れサウナー歓喜の「貸切」なので、なかなかサウナに立ち寄れない家族旅行でも、周りの目を気にせず存分に楽しめます。2時間単位で、事前予約制とのこと(有料、料金は日によって異なる)。
サウナ温度は90度、水風呂の水温は12度。フィンランド式とモリス式のハイブリッド型は深めの水風呂が特徴で、水深は1メートルあるそうです。
スイートルーム限定「ルーフトップバー」は必ずチェック
ホテル9階からアクセスできる「ルーフトップバー」は、「バンクスイート」「サウナスイート」「スイート」の宿泊者のみが使える場所。アルコールやおつまみが無料で楽しめます。
筆者が宿泊した日は、ニュースで報道されるほどの大雨。残念ながらこちらで過ごすことはできませんでしたが、長崎湾や市内の夜景が美しく、スイート宿泊者は必ずチェックしたいスポットです。
ルーフトップバー ©︎FAV LUX 長崎
人気のベーカリーカフェ「JUNE COFFEE」の朝食
ホテル1階には、長崎で人気のベーカリーカフェ「JUNE COFFEE」が入店していて、宿泊ゲストは朝7時から朝食をいただけます。
お店の方に一番人気と伺った「FAV LUX ベーグルサンド」を選びました。
寝起きでまだ少しぼんやりしているところにやってきたのは、こだわりが詰まった「FAV BREAKFAST」。
ロゴがワンポイント入ったカップ、ベーグル用のボックス、「HAVE A great DAY!」と書かれたお手拭き、「六月珈琲(JUNE COFFEEの日本語!)」とプリントされたナプキン。選りすぐりのものたちに囲まれて、なんだか朝からハッピーな気持ちになりました。
コーヒーは自家焙煎。そしてこちらのベーグルサンドは、なんと朝一番に焼き上げたパンを使用する本格派。ベーコン、チーズ、トマト、レタスと食材はスタンダードですが、それがいい。朝から個性的な主張なんて求めておらず、逆にこれくらいシンプルなものが有難いのです。表面がパリッと焼かれたベーグルはクラスト感があり、食べ応えも十分で、おいしかったです。
サクッと食べて部屋に戻るつもりが、居心地がよくてつい長居したくなってしまう空間でした。
「JUNE COFFEE」は朝8時から宿泊客以外の人も利用できるので、日中はとても賑わっていました。まだオープンして1ヶ月未満ですが、すでに人気なのですね。時間によってパンやケーキの販売もあるので、公式サイトでチェックしてみてください。
こんな部屋も発見!「サウナ付きの部屋」「バンクルーム」
筆者が宿泊したスイートルーム以外にも個性的な客室がそろっている「FAV LUX 長崎」から、おすすめの部屋を2つご紹介します。
こちらは部屋にプライベートサウナが付いた客室「サウナスイート」。「FAV LUX 長崎」最上級のルームカテゴリーで、82.8平米の広々とした部屋です。
サウナに水風呂、そして外気浴スペースもばっちり。何度でも「ととのえられる」ホテル自慢の特別な一室です。
ここでは部屋に篭り、食べて、寝て、サウナに入って、贅沢で気ままなウェルネスライフを送りたい。もしくは、キッチンもあるので、サウナ好きの仲間とホームパーティーのようなステイケーションを楽しんではいかがでしょうか。
こちらは「バンク」タイプで、コンパクトながらも最大6名までステイできる客室です。これだけの人数が同室に泊まれるホテルは貴重ですね。家族や友人グループの旅にもってこいです。
キッチンや独立型のお風呂、洗濯機もあるので、長期滞在や小さな子ども連れでも快適に過ごせそう。
「スタイリッシュさ」と「快適さ」の両立
実際に宿泊して感じたのは、決してデザインがスタイリッシュなだけでなく、使い心地や導線まで熟考されているということ。一つひとつの小さなポイントがノンストレスだからこそ、心からリラックスして滞在できました。
観光地に近く、旅行客にとって使い勝手がいいことはもちろんですが、地元の長崎県民やサウナーの方も、非日常なひとときを楽しめるホテルです。
客室数:52室
駐車場:12台、有料
宿泊料金:1泊19,000円〜(1室貸し)
住所:〒850-0921 長崎県長崎市松が枝町3-10
アクセス:JR長崎駅よりタクシーで8分 または 路面電車(長崎電気軌道)「大浦天主堂」駅徒歩2分
ウェブサイト:https://www.fav-lux.com/hotel/nagasaki/
[All Photos by Yukika Sonoda]