「天橋立」とは?
天橋立(あまのはしだて)は、日本三景にも指定されている、京都・宮津市の宮津湾と内海の阿蘇海を南北に隔てる全長3.6キロの湾口砂州。
幅20〜170cmある道沿いには約5,000本の松の木が植えられており、東側の白い砂浜と共に“白砂青松”を具現化したような美しい景色を見せてくれます。
天橋立は上から見ると両岸がつながっているように見えるのですが、実は南側で途切れており、回転する廻旋橋によって連結しています。その様子は智恩寺近くで見ることができますよ。
リフトで「天橋立ビューランド」へ!
天橋立は地上からでは全貌を見ることはできません。美しい姿を見るには、やっぱり高いところに行くのが一番! ということで、「天橋立ビューランド」に向かうことにしました。
「天橋立ビューランド」へは、リフトかモノレールを利用して行くことができます。モノレールは20分ごとの運行ですが、リフトなら運行時間中なら時間に関係なく乗ることができるので、リフトで行くことにします。
リフトは一人乗りです。お尻には滑らないように麻布のようなものがかけてありました。乗り込む時はスタッフの方が指示してくれますよ。
上手に乗り込んだら、落ちないように気をつけましょう。ベルトなど何もないのでドキドキです…。
ふと、カメラをインカメラにしたところ、後ろには天橋立が! 天橋立と一緒にセルカを撮ってみちゃいました(スマホを落とさないようにくれぐれも注意しましょう)
天橋立に来たらやっぱり「股のぞき」!
6分ほどリフトに乗ったところで、「天橋立ビューランド」に到着! 天橋立の全貌が目の前に広がり、その迫力に思わず「すごい!」と声をあげてしまいました。
天橋立といえば「股のぞき」! 天橋立を背にして腰を曲げて股の間の景観を見ることで、海が空に見えるという目の錯覚を楽しむというもの。
股からのぞいた景観が天橋立が天に架かる橋のように見えるので、“天橋立”の名前の由来になったのではないかと言われています。また、天に舞い上がる龍のように見えることから「飛龍観」とも呼ばれているんですよ。なんだかご利益がありそうですよね。
筆者も「股のぞき」をしてみましたが、意外と難しかったです(身体が硬いのもありそうですが…)
「天橋立ビューロランド」は高台にありますが、観覧車やサイクルカーに乗れば、もっと高いところから天橋立を楽しむことができます。とくにぐるっと敷地内を回れるサイクルカーはおすすめだそうですよ! ガイドさんの話だと、2人乗りなのでデートで人気だとか。
「かわらけ投げ」で運試し!
「天橋立ビューロランド」には、天橋立に向かって「智恵の輪」が設置してあります。この智恵の輪にかわらけを投げ込む「かわらけ投げ」をすることができるんですよ。
「かわらけ投げ」は3枚で1回300円です。智恵の輪の近くにかわらけと一緒に料金箱が置かれているので、ここから購入することができます。
かわらけに願いを書く専用台を設置しているので、願い事を書いたら投げる準備は完了です!
かわらけが智恵の輪をくぐったら願いが叶うということですが、どうでしょうか? 意外と遠いので勢いをつけて投げてみます。
3枚投げてみましたが、1枚は智恵の輪の縁に当たり、残り2枚は枠を外れてしまいました。残念! 「かわらけ投げ」は昔から厄を払うと言われているそうなので、1枚は枠に当たったので、厄が払われたかもしれません。
みなさんも試しに「かわらけ投げ」をやってみてくださいね。友達とやったら盛り上がること間違い無しですよ!
帰りのリフトで大絶景を堪能!
実は、「天橋立ビューランド」のもう一つの絶景は、帰りのリフトにあったりします。まずはリフトに乗り込みましょう。
リフトに乗り込むと見えるのは、目の前に広がる天橋立! 屋根も何もない無防備なリフトだからこそ楽しめる絶景なんです。
少しずつ近づいてくる天橋立を見れるのも、リフトに乗るからこそ。この景色のためだけに帰りのリフトに乗る価値はありますよ!
智恩寺にお参りもおすすめ!
天橋立には、「三人寄れば文殊の知恵」でお馴染みの文殊菩薩を祀っている「智恩寺」があります。
「智恩寺」は奈良の安倍文殊院、山形の大聖寺と並ぶ日本三文殊の一つで、知恵を授ける神様として知られている文殊菩薩から知恵を授かろうと多くの人たちが訪れています。
智恩寺の松の木にたくさんの扇子がぶら下がっている様子を見ることができますが、実はおみくじなんです。
「すえひろ扇子」と呼ばれるおみくじで、扇子を広げると吉凶が書かれている仕組みになっています。松の木にかかった扇子が、不思議と智恩寺の景観にマッチしていて、ちょっとしたフォトスポットになっていました。
天橋立に行ったら、ぜひ智恩寺にも立ち寄ってみてくださいね。
もう一つの京都を天橋立で楽しんで!
見れば見るほど不思議な光景が広がる天橋立。山の上からの眺めを楽しんだあとは、地上から松の並木や砂浜を歩いて見るのもおすすめですよ。きっと、自然の不思議や偉大さを感じられるはずです。
天橋立の絶景を上から見て下を歩いて、知らなかったもうひとつの京都を感じてみてくださいね!
[All Photos By Kaori Simon]
Do not use images without permission.
Kaori Simon ライター&フォトグラファー
東京在住のフォトライター。K-POP、旅行、グルメ、カルチャーなどを中心に撮って書いて活動中。好きなことには猪突猛進。小学生の頃からずっと何かの「オタク」。座右の銘は「努力は裏切らない」。
【立山黒部アルペンルートが全線開通】2024年 雪の大谷の高さは14m!
Apr 23rd, 2024 | TABIZINE編集部
富山県と長野県を結ぶ世界有数の山岳観光ルート「立山黒部アルペンルート」が、今年は4月15日(月)に全線開通しました! 立山黒部の春の 物詩として人気の、バスが通行するために道路を除雪してできた巨大な雪の壁「雪の大谷」の今年の高さは14m! 他にも、美しい雪景色を満喫できる「立山ユキテラス」や「延伸!パノラマロード」など、春の立山の魅力を味わえるイベントが盛り沢山の「2024 立山黒部・雪の大谷フェスティバル」が開催中です!
【530万本のネモフィラ満開で見頃!】国営ひたち海浜公園と一緒に巡りたい
Apr 21st, 2024 | はなすけ
毎年4月中旬~5月上旬にかけて見頃を迎える国営ひたち海浜公園のネモフィラ。丘一面に広がる青い絨毯はまさに絶景! 近くで立ち寄りたい「かねふくめんたいパーク」や、海の中に佇む鳥居が美しい「大洗磯前神社」もあわせてご紹介します。ゴールデンウィークのお出かけスポットとしてもおすすめです!
【車中泊の人気モデルコース「白神山地 1泊2日」ドライブ旅】神秘の十二湖
Apr 20th, 2024 | TABIZINE編集部
2023年、青森県の観光地域づくり法人「Clan PEONY 津軽(クランピオニー つがる)」と日産自動車は、車中泊車 日産キャラバンを使った津軽をめぐる実証実験ツアーを実施しました。歴史、アート、自然、アクティビティなど幅広いジャンルのツアープラン6つの中で、人気No.1だったのは「白神山地を堪能する」旅。今回は、そのツアープランの内容を、車中泊の人気モデルコース「白神山地 1泊2日」としてご紹介します!
ブータンの秘境No.1!崖に建つ雪化粧の「タクツァン僧院」へ登ってみた
Apr 20th, 2024 | 石黒アツシ
ブータンは、ネパール、インド、チベット(中国)、パキスタンと共に世界の屋根、ヒマラヤ山脈が属する国の一つです。日本からは直行便はなく、20時間ほどをかけてインド、ネパール、タイなどの都市を経由しなければなりません。そのブータンの秘境No.1ともいえる、「タクツァン僧院」へ登ってきました。
知る人ぞ知る絶景!千葉県・南房総の海にまっすぐ伸びる岡本桟橋に感動【編集
Apr 19th, 2024 | TABIZINE編集部ブログ
TABIZINE編集部員が、取材先やプライベートで気になった小ネタをお届けする編集部ブログ。今回は、千葉県・南房総の海で出会った絶景スポット「岡本桟橋」を紹介します。実は隠れた人気のフォトスポットで、天候に恵まれると富士山を望むこともできるんです!
【東京一の藤の名所!今週末早咲き藤が見頃に】亀戸天神社2024年の藤まつ
Apr 19th, 2024 | はなすけ
亀戸天神社では、毎年4月に藤まつりが開催されています。境内に咲き乱れる藤の花とスカイツリーのコラボレーションは必見! 夜にライトアップされた藤棚の幻想的な景色は幽玄(ゆうげん)の世界そのものです。亀戸天神社では4月17日現在、早咲きの藤が4分咲き。今週末に早咲きの藤が見頃を迎えます。この時期にしか食べられない限定藤の花スイーツもありますよ。
【東京都内の夜景スポット10選】無料で楽しめる展望デッキ&スペースもあり
Apr 18th, 2024 | TABIZINE編集部
東京都内には東京タワーや東京スカイツリー以外にも、夜景を楽しめる展望スポットがたくさんあります。中には、東京駅や恵比寿ガーデンプレイス、羽田空港など無料で夜景を満喫できる場所も。そこで今回は、一度は足を運んでみたい、都内有数の夜景スポットを紹介します。
【富山県穴場観光スポット】無料!映え映え!美術館の屋上にあるおもしろ絶景
Apr 15th, 2024 | わたなべ たい
富山県美術館の屋上がスゴいことになってる! 無料で楽しめることに加え、フォトジェニックでオブジェのようなオノマトペ遊具がいっぱい! 美術館の屋上らしく知的好奇心を刺激する魅惑のルーフトップ広場なのです。富山駅北口から徒歩約15分、もしくは車で3分、環水公園内の穴場観光スポット、現地ルポでお伝えいたします。
【2万8000円で1泊2日熱海を満喫】美食と温泉、絶景を巡る女子ソロ旅モ
Apr 11th, 2024 | Miki D'Angelo Yamashita
団体客がいなくなり、長く人気が落ち込んだ熱海。実はじわじわ若者たちを惹きつけ復活していたのです。King&Princeらアイドルがロケを行う地として一躍脚光を浴びたのが熱海の昭和レトロな町。海鮮からフレンチまでおいしいお店も目白押し。映えるスポットも多数。知る人ぞ知る絶景や海を眺めながらの温泉。ワーケーションにも力を入れているので、観光の合間にちょっとお仕事も可能、と1年中いつ行っても楽しみ満載の熱海1泊2泊女子ソロ旅のモデルコースを紹介します。
【ひとり花見散歩無料おすすめスポット5つ】会社帰りや空き時間にサクッと癒
Apr 9th, 2024 | TABIZINE編集部
満開を迎えた東京の桜。まだお花見できていないけれど、今週末だともう見ごろを過ぎてしまうかも……と心配なあなた。会社帰りや空き時間に、サクッと一人で散歩がてらお花見を楽しむのはいかがでしょうか。混み過ぎていなくて入場制限や通行制限などがない、都心のおすすめ桜並木&桜スポットをご紹介します!