富士吉田市から拝む富士山の雄姿
「道の駅富士吉田」が建つ富士吉田市は、富士山の北麓、富士五湖の中東部に位置しています。市の中心部を南北に走る富士みちに建立された金鳥居の袂をはじめ、市内のいたるところから富士山の雄姿を拝むことができます。富士山登山の吉田ルートの起点ともなっており、富士吉田では富士山の魅力を身近に感じることができることでしょう。
道の駅の駐車場越し望む富士山の絶景
「道の駅富士吉田」は富士吉田市の南方、標高約900mに位置しています。山頂を目指す人にとっては、登山前のハイキングレベルのところですが、雄大な富士山の姿が徐々に近づいてくるようです。施設の駐車場越しには左右になだらかなカーブを描く富士山の絶景を眺めることができます。
富士山を背景とする駐車場を「道の駅富士吉田」の観光案内所、物産館、軽食コーナー、ふじやまビール・ハーベステラス、キッズランド、富士山レーダードーム館などが取り囲んでいます。駐車場の西に接するのが物産館です。
物産館
物産館の中には、富士山の麓で収穫したばかりの新鮮な野菜や山菜、果物が、ずらりと並んでいます。
農作物の他にも、ワイン、地酒、信玄餅などもあり、山梨県の定番が勢揃いしているようです。
特に「吉田のうどん」のコーナーが充実しています。「吉田のうどん」は、農林水産省が選定した郷土料理百選の一つに数えられているのです。歯ごたえとコシがとても強く、もちもちとした太麺が、高く評価されたのでしょう。土産物として、生麺からカップ麺などが揃っており、自宅で本格的な味を楽しむことができます。
吉田のうどん(カップ麺):297円(税込)
※道の駅での販売価格
物産館に隣接する軽食コーナーでは、正真正銘の「吉田のうどん」を味わうことができます。甘辛く煮た馬肉とキャベツがトッピングされた魚介出汁で味わう肉うどんが、人気メニューとなっているようです。
ふじやまビール・ハーベステラス
駐車場の東では「ふじやまビール・ハーベステラス」が営業しています。
ランダムストーンを組み上げたような外壁を眺めながら店内に入ると、いきなり巨大なビールタンクが目に飛びこんできます。室内の照明で輝き、愛飲家でなくても喉が渇いてくるかもしれません。地下約100mから汲み上げた清らかな富士山の天然水が、ドイツの伝統の醸造技術によってクラフトビール「自家製ふじやまビール」に生まれ変わっているのです。すっきりとして飲みやすく、深みのある味わいを楽しむことができることでしょう。
解放感があふれる店内にはJAZZのBGMが流れ、リラックスすることができます。「自家製ふじやまビール」の味を引き立てる料理メニューは、ハンバーグやビーフシチュー、ピザ、カレーなど、とても充実しています。飲食をはじめると、観光やドライブの合間に立ち寄ったことを忘れてしまうかもしれません。
天候がよければ屋外のテラス席もオススメです。雄大な富士山の姿がクラフトビールの味を引き立ててくれるに違いありません。
キッズランド
駐車場の北面は子どものためのスペースです。巨大室内遊園地の「キッズランド」には、子ども達の賑やかな歓声が響き渡ります。
広々としたアリーナの中には、ボールプール、スーパージャングルジム、エアスライダー、エアトランポリンなどの遊具が設置されています。どれもフワフワ素材で作られているため安全安心で、子ども達は思い切り遊ぶことができます。
富士山レーダードーム館
道の駅の敷地の南東には富士山レーダードーム館が設置されています。屋上には1964年から35年間にわたって、富士山頂から気象観測データを送信し続けたレーダードームが復元されているのです。館内の「富士山頂寒さ体験」コーナーでは、-8℃、風速13mの富士山頂の厳しい環境を実体験することができます。
山頂体験をした後にレーダードームの真下から富士山が望むと、空間を飛び越えることができるかもしれません。
フォトスポット&お土産も人気の「道の駅富士吉田」
「道の駅富士吉田」は、富士山麓の富士吉田市に設置されています。南方には富士山の雄姿を拝むことができ、世界文化遺産に登録された名峰が身近に感じられることでしょう。敷地内には魅力的な施設が設けられ、関東の道の駅の中でも常に高い評価を得ています。
住所:山梨県富士吉田市新屋3-7-3
電話番号:0555-21-1033
営業時間:【平日】物産館・案内所(9:00~17:00)/軽食コーナー(10:00~16:00)
【休日】物産館・案内所(9:00~18:00)/軽食コーナー(10:00~16:00)
定休日:年中無休
公式サイト:https://fujiyoshida.net/spot/11
[Photo by 大林等]