これは野菜？スイーツ？／원형들（ウォニョンドゥル）
忠武路（チュンムロ）という明洞から歩いて10分ほどで行けるエリア。こちらは韓国ローカルが集まる料理店がたくさんあるところです。そこにある원형들（ウォニョンドゥル）というカフェに、女子が殺到中！ 人が集まる理由は草が刺さったケーキなんです！ これは野菜なのか？ スイーツなのか？ 気になって仕方ない見た目です。中でも人気なのはパクチーケーキ（15,000ウォン／約1,700円ほど）。この味を体験しに、お店に向かってみると……
隠れ家感満載！看板もない雑居ビルにある
地図アプリをもとに向かうとたどり着いたのは、看板もない雑居ビル。本当にここにSNSで見たようなオシャレなケーキがあるのだろうか？ 不安になります。ここの4階にお店が入っています。勇気を出して4階の扉を開けると、そこには大量の女子たちが……！ 入るまでもドキドキな体験で、隠れ家感を演出されているのも人気の理由かもしれません。
韓国語が話せない人がオーダーするには……
こちらのお店はの名前は、漢字で表記すると「原形㐦 wonhyeongdeul」。
材料の原形を味とデザインで表現することをコンセプトとしていて、個性あふれるケーキが並びます。あまりデザートには使わない食材、例えば、白菜やディルといったハーブを使ったケーキがあり、週末には韓国女子たちが行列を作っているとのこと。
私が訪れた際は、日本語が通じずインスタの写真や英語でメニューのやりとりをしました。翻訳機では理解が難しい新進気鋭のメニューなので、SNSの写真を頼りにするとスムーズかもしれません。
見栄え抜群のケーキの味とは？
写真を見せてオーダーしたのは、気になっていた「パクチーケーキ」（15,000ウォン）。メニュー名は、고수크림（コスクリーム）です。韓国語で、パクチーは고수（コス）と呼ばれています。英語で「コリアンダー」と伝えたのですが、うまく伝わらず「コス」と言ったら店員さんにも通じました。
お店の方いわく、パクチーがケーキのスポンジにも練りこまれ、上にはフレッシュなパクチーが植ってます。苦いのだろうか？ 甘いのだろうか？ ドキドキのパクチーケーキのお味は、意外とさっぱり！
甘すぎないレモンクリームに、パクチーの爽やかな香りが広がり、暑くなる夏にぴったりの爽やかケーキの味わい。サイズは大きく感じますが、軽さゆえに意外とペロリと食べることができました。上に生えているパクチーは本物！ 苦いので食べても食べなくてもOKだそうです。
飲み物は、自家製のバニラショップを使ったバニラソーダをセレクト。このお店は飲み物もこだわっており、スイーツと共にお酒を提供しているので、こだわっているドリンクもおすすめです。
パクチーは苦手な人もいるかもしれませんが、こちらのケーキは「THE パクチー」という味ではありませんでした。他にも人気なのはディルを使ったピンクのケーキ。ラズベリージャムを練り込んだクリームにチョコスポンジのケーキにディルが植っています。見た目からも自慢したくなる変わり種スイーツを、韓国で楽しんでみては？
所在地: 서울특별시 중구 창경궁로1길 38 4층
営業時間：14:00〜20:00
定休日：日曜日
https://www.instagram.com/wonhyeongdeul
PROFILE
Keiko Morota ライター／テレビプロデューサー
某キー局勤務・ドラマプロデューサー。多忙な仕事のスキマ時間で旅をするスキマトラベラー。世界一周も2回経験し、81カ国渡航・行っていない大陸は南極だけ。女性誌の読者モデルを務め、旅とファッションも諦めず、時にはバックパックも背負う冒険家スタイル。最近はマイルハックも勉強中でお得に旅する方法を追求中。
SHARE
