【だしまき玉子の“専門店”】プルプル・ふわふわのだしまき玉子が絶品!奥多摩「卵道」のこだわりを実食ルポ

Posted by: ぶんめい

掲載日: Jul 28th, 2024

誰しも食べたことのある定番のおかず、だしまき玉子。東京・奥多摩町の「卵道(ランウェイ)」はそんなだしまき玉子の“専門店"。地元産の新鮮な卵や多摩川の源流水を使った出汁で作る、専門店ならではのだしまき玉子や、超濃厚なプリンは絶品なんです! 今回はテレビやSNSでも話題のお店にお邪魔して、こだわりのおいしさを、実食してご紹介します。

だしまき定食

奥多摩のだしまき玉子専門店「卵道」

JR青梅線古里駅

日本人になじみ深い定番のおかず「だしまき玉子」の専門店「卵道」。自然豊かな東京・奥多摩町内、JR青梅線の「古里」駅すぐそば、徒歩30秒のところにあります。

テレビにも取り上げられ、SNSやYouTubeでも人気拡大中のお店では、ひと味違う本格的なだしまき玉子がいただけると話題。

卵道 外観

なお、お店の名前の読み方は、「卵道」と書いて「ランウェイ」なんです。

カウンター席

木を基調とした店内は、厨房が覗ける対面式のカウンター席と、小上がりになったお座敷で、あわせて20席ほど。

メニューの木札

お店の壁には、たくさんの芸能人のサインと、メニューの木札がかけられています。

絶品のだしまき玉子を実食!

1番人気のメニュー「だしまき定食」

だしまき定食

早速、1番の人気メニューである「だしまき定食」(価格:1,200円)をいただくことに!

注文を受けてから焼いてもらえるだしまき玉子は、ホカホカで到着。きれいな黄色と、出汁の香りが食欲をそそります。

出汁の染み出る様子

箸を入れて切ってみると、出汁の量に驚き! 肉汁のように溢れ、お皿がひたひたになるほどです。

一切れ口に運ぶとさらにジュワっと出汁が染み出る卵は、半熟の“ふわとろ”を超えて、“プルふわ”“ふかふか”というべき食感!

出汁と卵の組み合わせは茶碗蒸しのようでいて、一方で焼いた卵の香ばしさもあり、とてもおいしいです! 優しい味わいながら、卵本来のコクとうま味を強く感じることができました。

つけあわせは「わさび漬け」!

わさび漬けと食べる

卵道の定食メニューでは、だしまき玉子にあわせる「女房」として、わさび漬け・ねり梅・大根おろしの3種類から、付け合わせを選ぶことができるのもポイント。

お店のおすすめはわさび漬けとのことで、筆者もそちらをチョイスしました。

玉子焼きにわさび漬けを合わせるのは初めてでしたが、わさびの清涼感ある辛みと、濃厚な卵の相性は抜群! わさびが苦手でなければ、ぜひおすすめしたい組み合わせです。

出汁醤油で味変

味変として、だし醬油も卓上に用意されています。ちょっぴりお醤油をつけて、わさび漬けものせていただけば、しょっぱさとコクと後味のバランスが完璧で、どんどんご飯がすすみます。

あっという間に完食、ボリューム感もあって大満足でした!

個人的には、赤だしのお味噌汁もハッとするおいしさだったことをお伝えしたい! 玉子と同じく、出汁が効いているよいお味なんです。

専門店のこだわりと技術を取材

強火で一気に仕上げる職人技

強火のフライパン

定番ながらも新しい、卵道のだしまき玉子。どのように作られているのか、実際に厨房を見せていただきました。

手際よく巻かれていく

驚きなのは、フライパンを覆うような火力のコンロ!

こちらに出汁入りの溶き卵が投入されると、すぐさまジュワっといい音が。しかしそれも束の間、手際よくかき混ぜられてふわふわになり、巻かれていきます。

あっという間に完成

卵液を足しては巻く手順を素早く繰り返し、最後は巻きすで形を整え、なんと3分ほどで完成! スピードはもちろんのこと、この火の強さなのに少しの焦げもなく、まさに職人技でした。

詳しくは企業秘密ですが、強火で一気に作るのが、家庭では実現できない独特の仕上がりの秘訣とのことですよ!

材料も奥多摩ならでは

青梅市の新鮮な卵

1人前のだしまき玉子には、4つの卵をぜいたくに使用。奥多摩町の隣の青梅市にある鶏卵農場から、新鮮な卵を仕入れています。

玉子にたっぷりと染みていた、シイタケ・昆布・鰹節・煮干しの合わせ出汁に使われるのは、多摩川源流水の郷として知られる、小菅村のお水。

わさび漬けも、小菅村の源流水で作られたわさびを使ったものです。オーナーさんの叔父さんが手がける農場なのだそう。

東京都指定の飲食店に認定

こうした地産地消の厳選素材を使う取り組みから、東京都指定の「とうきょう特産食材使用店」に指定されているんです。

実は食材だけでなく、お客さんが使うお箸にまでこだわりが。お店のオープンに先立ち、だしまき玉子を食べるためだけにベストなものを探し出したのだそう。

確かに、やわらかなだしまき玉子も切りやすく、持ちやすい(ような気がする!)つくりでした。

超濃厚なプリンも大人気!メニューをチェック

定食メニューは全部で3種類

「白だしまき定食」(1,400円)

白だしまき定食

©卵道

インパクトある見た目の「白だしまき玉子」。お米を食べて育った鶏の、黄身まで白い卵を使用。さっぱりとしていて、よりお出汁を感じられる味わいなのだそう。

「【限定】烏骨鶏だしまき定食」(1,700円)

烏骨鶏だしまき定食

©卵道

鶏の高級品種として知られる烏骨鶏の卵を使用した、豪華なメニューも。

卵の入荷状況によるため、売り切れ次第終了・数量限定での販売とのことです。こちらは濃厚な烏骨鶏を、さらにダイレクトに味わえる卵かけごはん用の生卵付き。

また各種定食にも、卵かけごはん用として、追加で烏骨鶏の卵を注文することが可能です(烏骨鶏生卵:300円/ごはん付き:450円)。

絶品のプリンは要チェック

卵道のぷりん

だしまき玉子だけでなく、「卵道のぷりん」(324円)も名物です。

とろとろのプリンは超濃厚! それでいて甘みは強すぎず、バニラの香りと卵のコク深い味わいがあわさりたまりません! 累計販売数は、なんと5万個を突破しているそう。大人気にも納得の、幸福感溢れるおいしさになっていました。

各種だしまき玉子の単品メニューやプリンは、お持ち帰りにも対応。20円で保冷材もつけてもらえるので、お土産にもできますよ!

混雑状況や営業時間をチェック

古里駅からの眺め

JR青梅線 古里駅からの眺め

混雑具合をお聞きしたところ、夏と紅葉の奥多摩の行楽シーズンに向けてお客さんは増加し、最盛期は1時間程度の待ち時間が発生することもあるそうです。

お昼の時間(11:00~15:00頃)のみの営業なので、混雑を避けたい場合は早い時間に来店するのがおすすめ。電車でのアクセス以外にも、駐車場は3カ所で計14台のスペースがあります。

多摩川の流れにのって人気拡大中!

卵道 ロゴマーク

「多摩川の上流に位置する奥多摩から、川の流れのように下流へと多くの人に、この源流水でつくるだしまきの美味しさと幸せを届けたい」という思いで、2019年にオープンした卵道。

のれんやエプロンにあしらわれるお店のロゴマークは、多摩川の流れに、だしまき玉子がのっているものなんですね。

古里駅の本店、奥多摩駅そばにある2号店の「卵道〜TAMAコレクション〜」に加え、2024年8月9日には、奥多摩から下流の立川エキュートにテイクアウト専門店がオープン! JR青梅線の乗車人数の多い立川に出店することで、奥多摩を知ってもらう玄関口になりたい、そんな思いがあるそうです。

将来的には、さらに下流の23区内や神奈川県でも絶品のだしまき玉子を食べられるかも。

玉子焼き

専門店ならではのこだわりで、定番料理のだしまき玉子を、新たな魅力あふれる一皿としていただける「卵道」。

奥多摩観光に訪れた際には、ここでしか食べられない絶品のだしまき玉子やプリンを、ぜひお試しくださいね!

だしまき玉子専門店 卵道
所在地:東京都西多摩郡奥多摩町小丹波 549
電話番号:0428-85-8337
営業時間:11:00~15:00頃(店休日:火曜日)
公式サイト:https://ranway-dashimaki.com/index.html#storeinfo
 

 
[Photos by ぶんめい]
※価格はすべて税込です
※時期により商品の仕様や品揃え、価格が変わる可能性がありますので、ご注意ください。
※店舗営業については最新情報をご確認ください。
 


 

PROFILE

ぶんめい

bunmei ライター

インドア派だけど、旅行はあまり計画立てずにフィーリング派。球技できないけど、野球観戦は現地で声出したい。胃弱気味だけど、ラーメン好き。文学部だけど、文字を見ないで美学を専攻。

インドア派だけど、旅行はあまり計画立てずにフィーリング派。球技できないけど、野球観戦は現地で声出したい。胃弱気味だけど、ラーメン好き。文学部だけど、文字を見ないで美学を専攻。

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