空想上の19世紀フランス系大学のリアリティ!
JW マリオット・フーコックは、フーコック国際空港からっ車で南へ30分ほど。東に海を望むエリアにあります。広大な敷地の中に複数の宿泊棟、いくつものレストラン、スパ、ジム、ショップ、それに陸上競技のトラックまであるんです。ホテルに陸上のトラックって、意外ですよね。
このホテルは1940年まで存在したという架空の大学、「ラマルク大学」がコンセプトになっています。チェックインカウンターもある建物のメインロビーは学部長の書斎がある図書館でした。古い書物や地球儀、工芸品、それに著名な教授たちの著作を印刷した印刷機も展示されています。
ここでチェックインを済ませれば、ラマルク大学に入学したということになります。このホテル全体のデザインは著名な建築家であるビル・ヘンスリーによるものです。由緒ある大学「ラマルク大学」へのオマージュとして設計されました。あくまでも空想上のですが、本当にあった大学ではないかと思えるくらいのリアリティがあります。
元講義室だったという設定の宿泊棟へ
広い敷地の中は緑が豊かで、その中には宿泊棟、様々なタイプのプライベートヴィラも並びます。
サッカーゴールもある陸上のトラック。サッカーボールも転がっていました(これも設定)。
敷地内の移動にはバギーを呼ぶことができます。こちらが今回宿泊した、もともとは「貝類学と植物学」の学部棟だったという設定の建物です。
落ち着きのあるシックでエレガントな部屋でくつろぐ
3階の部屋のドアを開けると、エントランスからのアプローチには植物の標本画が並んでいます。ベトナムテイストの照明とクローゼットなどの調度品が、ここがベトナムなのだと思い起こさせてくれます。
キングサイズのアンティークなベッドとカウチ。部屋の左右の壁は大きな鏡で開放感がありました。
バルコニーからは庭の豊かな緑が広がり、過ごしやすいソファでゆったりとした時間を過ごせます。
マンゴーやドラゴンフルーツが豪華な、ウェルカムフルーツが色鮮やかで嬉しい。
そしてチョコレートのプレートも。ラマルク大学のマスコットはフーコック島在来のフーコック犬だそう。街では数匹を見かけましたが希少種だそうです。
広いバスルームは上の写真が右半分。左側にも洗面台があってシャワーがあります。奥の窓は明かりとりの内庭です。
シャンプー、コンディショナー、ボディクレンザー、ボディーローションなどは英国式アロマを代表するブランド「アロマセラピー アソシエイツ」のものです。
全体的にシックでクラッシックにまとめられた客室はとても落ち着いた雰囲気。臨場感のある動画はこちらです。
プールにビーチ、レストランにショップ、そしてスパ!
家族連れでも楽しめるタイプのプールはガーデンのすぐ先。1階の客室なら、それぞれの庭からアプローチすることができて便利です。他にも2つの特徴のあるプールがあります。
プライベートビーチをのんびりと散歩するのもリラックスできそうです、また、シュノーケリング、カヤック、サンライズヨガなどの無料のアクティビティも用意されています。
プールのすぐ隣にあるのがラテン アメリカ コンフォート レストラン「Red Rum」です。楽しめるのは、船から直送されたシーフードや地元産の食材を使った料理。ホテル内には全部で5つのダイニングがあります。
Home (redrumrestaurant.com)
こちらは両側に様々な施設が並ぶメインストリートです。メインロビーのある建物からビーチまで続きます。
ラマルク・ラウンジには卓球やビリヤード、テーブルゲームなどの室内レクリエーションが準備されています。
トレーナーが常駐する本格的なジム「The Department of Phusical Education(体育学科)」もあるので、バケーション中もトレーニングをしたい人には嬉しいと思います。隣にはランタンを作るワークショップとして、またヨガやダンスなどのためのスタジオにも使う「ランタン ルーム」があります。
その先にあったのはパティスリーの「French &Co.」。軽食はもちろん、コーヒーなどの飲み物とスイーツ、本格的なアフタヌーンティーも楽しめます。
JW Marriott Phu Quoc Emerald Bay Resort & Spa – French & Co. | Club Marriott (myclubmarriott.com)
こちらは、元きのこ類の研究所だった(という設定の)スパ「シャンテレール」です。内装もきのこだらけ。なんとなく不思議の国のアリスのようなイメージでもありますね。
施術のベッドが二つ並ぶ広いスペースの落ち着いた部屋でかなりリラックスできそう。「レッスン オブ ラブ」という2人向けの3時間のコースもあるそうです。
バスルームは白を基調にした空間。これは時を忘れてしまいそうです。
ビーチのすぐそばには「The Department of Chemistory Bar」(科学学部のバー)があって、夕方から遅くまで化学反応の結果生まれた飲み物、カクテルなどをいただけます。
壁には化学記号や、何やら怪しい薬品のボトル。キュリー夫人の肖像画も飾られていました。
JW Marriott Phu Quoc Emerald Bay Resort & Spa – French & Co. | Club Marriott (myclubmarriott.com)
そのすぐ隣にはフレンチのファインダイニング、「Pink Pearl」があります。こちらはスマート・カジュアルのドレスコードあり。ワンランク上のレストランです。
1920年代に、マダム パール コリンズが住んでいた邸宅(という設定)の内装はピンクを基調にしていて個室もあります。「Dinner Romantique」はゲストの好みを取り入れた5コースのディナーで、24時間前までの予約が必要です。
Home (pinkpearlrestaurant.com)
ハイクオリティでバラエティに富んでる朝食のブッフェ
さて、宿泊中の朝食の海上でもあるのがAll Day Dining Restaurant 「Tempus Fugit」。この店名はラテン語で「時は飛ぶように過ぎる」だそう。
朝食はブッフェ形式で、ベトナムの伝統料理、日本食、洋食なども並びます。まるでロンドンのハロッズの食品売り場のようで気分が上がります。
フォー、お粥、バインミー、ベトナムのたまご焼きなどのおかず、新鮮なフルーツにスイカのジュース。お茶はベトナムのグリーンティーにしました。
しぼりたてのオレンジ、スイカ、マンゴーのジュースが並びます。他にバナナ、ドラゴンフルーツ、それにマンゴのスムージーもありました。
新鮮ないくつもの野菜が並ぶカウンター。自分好みのサラダに組み合わせることができます。
コーヒーや紅茶はこちらで。ポットに準備されているのではなく、入れたての珈琲はおいしさが違いますよね。
フォーを目の前で作ってくれます。香菜などのトッピングはセルフで。
こちらはお粥。塩たまご、ピータン、漬物、ナッツ、中華の揚げパン油条などの具に、醤油ベースのたれとチリ。こちらも自分なりの仕上がりにできます。
小さなサイズのバインミーには、チキンのものとベジタリアンのものがあります。あまりたくさん作っておくのではなく、こまめに補充してくれるのもフレッシュでいいと思います。
たまごにソーセージベーコンと言った一般的な洋食もあるので、連泊してバリエーションを変えた朝食にしてもいいですね。
数種類のハム、スモークサーモン、それにスモークしたウナギも。
カマンベール、ブリ―、ハード系、チェダーなどのチーズとドライフルーツなども本格的。
クロワッサンやパイなどペイストリーも様々で、どれも食べたいのですがここは厳選しないと食べきれません。
クレープやパンケーキはここで焼いてもらいます。ジャムやチョコレートソース、蜂蜜などが並びます。
シンプルなシリアルならこちら。グラノーラやコーンフレーク、パフ、ココポップなどもあって、子どもが一緒なら喜びそうです。
JW Marriott Phu Quoc Emerald Bay Resort & Spa – Tempus Fugit | Club Marriott (myclubmarriott.com)
元大学だった!という面白いコンセプトを、ここまでやるかというリアリティで追及したJW マリオット フーコックはゆっくり滞在してリラックスしたり、アクティビティを体験したり、グルメな料理を堪能したりしたくなる極上のリゾートだと思います。
住所:Eco-Tourism at Khem Beach, An Thoi Ward, Phu Quoc City, Kien Giang Province, Vietnam
電話: +84 29-73779999
HP:Phu Quoc, Vietnam Luxury Hotels and Resorts | JW Marriott Phu Quoc Emerald Bay
宿泊料:9,000,000 VND (約53,000円)~ / 泊 ・朝食込 (非メンバーの場合)
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©︎Atsushi Ishiguro