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【大学生が見た海外の“今”】研修中のカメラロール見せてください!ベトナム編|日本女子大学×TABIZINE10周年

Posted by: TABIZINE編集部
掲載日: Dec 7th, 2023.

TABIZINE10周年企画、第3弾は日本女子大学とコラボ。大学生ならではの視点で切り取られた海外の“今”をお届けします。今年2023年から国際文化学部が新設された日本女子大学。新学部では1年生から約2週間の海外研修で他国の言語や文化を学ぶプログラムが必修となりました。彼女たちの研修中のカメラロールや等身大の体験談から見えてくる、教育や文化、価値観の違い、そこから得た学びとは? 第5回は、ベトナム編。レポーターは、日本女子大学国際文化学部1年生の、フォーさんとエリザベスさんです!

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ホイアン
歴史的建造物が並ぶ、世界遺産ホイアン旧市街


海外短期研修中のカメラロール見せてください!

フォーさんのカメラロール

フォーさんのカメラロール

【pick up!】市場は地元の人々の生活を感じられる場所

ベトナム 市場で買ったドラゴンフルーツ

「研修中に訪れた市場で買ったドラゴンフルーツです。市場はスーパーよりも地元の生活感が感じられる場所だと思います。川が近かったので魚介類も新鮮ですし、暑い地域ならではの果物もいただきました。中でもドラゴンフルーツはとてもおいしかったんです。暑い中歩き回っていたので、甘くてみずみずしい果汁が身体の疲れを癒してくれましたね。また、お店の人が目の前でドラゴンフルーツを人数分に切ってくれて、みんなで食べたあの時間が忘れられない思い出です」(フォーさん)
                                
ベトナムに来て初めて飲んだコーヒー
1杯35,000ドン
                                 
「ベトナムに来て初めて飲んだコーヒーです。ベトナム人はコーヒーをこよなく愛していて毎朝飲むそう。飲んでみたら分かるのですが、ベトナムコーヒーは甘くて香ばしい香りがして、コーヒーにコンデンスミルクを入れて飲むんです(地域による)。それが格別においしいので日本に帰ってきた今でもベトナムコーヒーを愛飲しています」(フォーさん) 
 

エリザベスさんのカメラロール

エリザベスさんのカメラロール

【pick up!】カオスな異文化が面白いバナヒルズ

ベトナム ゴールデンブリッジ 通称 神の手

「こちらは、インスタ映えスポットとしても人気のあるゴールデンブリッジ、通称“神の手”です。ゴールデンブリッジのあるバナヒルズという遊園地はなんと、ダナンの【山の上】にあります。ロープウェイに乗ってしばらくすると、ヨーロッパ風の建物が並んだ美しい景色がゆっくりと現れ、いきなり別世界に行ってしまったかのような気分になりました。

ベトナム バナヒルズ ロープウェー

バナヒルズのサンバ
パーク内でサンバのようなパフォーマンスも

バナヒルズの仏像
大きな仏像や寺もあり様々な文化がカオスなところが面白い

そして何より、このバナヒルズは標高が高いため、避暑地としても多くの人々に愛されています。非常に暑いダナンの夏であるとは思えないほど涼しい気温で、それもここが別世界であるかのように感じた理由の一つだと思います。

ゴールデンブリッジの他にもバナヒルズには、たくさんのインスタ映えスポットや、アトラクションがあります。多くの方々に、特に真夏にベトナムを旅した際には、ぜひ訪れて頂きたいと感じた観光地の一つです」(エリザベスさん)

【pick up!】虜になる人が続出の麺料理「バインベオ」

ハノイで食べたフォー
ハノイで食べたフォー

「今回の研修では、現地の食文化を知るため、現地の方が訪れる地元のお店をめぐり様々なベトナム料理をお腹一杯いただきました。ベトナムと言えばフォーを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。フォーは、米粉で出来た麺料理のことを指します。 しかしベトナムでは、輸送・保存の際に米の形が崩れてしまうことが多いため、わざと潰して粉にしたものを使った料理がたくさん食べられています。

フォーだけでなく、例えば、ハノイで食べたブンチャーや、フエで食べたブンボー、バインベオなどがあります。

ハノイで食べたブンチャー
ハノイで食べたブンチャー

フエで食べたブンボー 
フエで食べたブンボー

ベトナム バインベオ
バインベオ

ブンチャーとブンボーは同じ麺類ですが、味や見た目は全く異なります。ブンチャーはつけ麺なので、友達や家族とシェアして楽しみやすいと思いました。

ブンボーは少しピリ辛なので、私の好みにぴったりでした。とはいえ、辛すぎるわけではないので、辛いものがあまり得意でない人でも挑戦しやすい味だと思います。

バインベオは、まさに米の味わいが十分に生かされた素朴なおいしさです。日本人なら特に、虜になる人が続出するのではないでしょうか。私たち学生や引率の教授も、研修期間中にいただいたこのバインベオの味が忘れられず、最終日にもう一度全員で食べに行ったほどです。

これらの料理は、原料が米であるために、まさに日本人にこそ挑戦していただきたい優しい味でした。日本にも多くのベトナム料理店があるので、ぜひ一度味わってみてはいかがでしょうか」(エリザベスさん)

現地で感じた文化ギャップ

朝ごはんはお店で食べる

ホイアン

「ベトナムの人は朝がとても早く、ほとんどの人が朝ごはんは外のお店で食べます。家で作るよりも安く食べられるんです。ちなみにフォーなどの麺類が多く、他にもお米を加工したメニューが豊富です」(フォーさん)

大切なことは「なぜ【違う】のかを一度考えてみること」

ハノイにあるイオンモールロンビエン支店の売り場

「この写真は、ハノイにあるイオンモール ロンビエン支店の売り場を撮影したものです。しばらく買い物を楽しんだ後に、こちらに勤務されている日本人マネージャーの方に、異文化体験の真髄をついた貴重なお話を伺うことも出来ました。

そこから学んだことは、『異文化を目の当たりにしたときに最も大切なのは、まず、なぜ【違う】のかを一度考えてみることだ』ということです。

例えばベトナムには、多くの人々が勤務の休憩時間に昼寝をする習慣があります。中でも特に女性の割合が高いそう。実際に、イオンモールのある一室でも、女性を中心とした従業員の方々が集まって昼寝をしていて、とても驚きました。この場面でも、驚くだけで終わるのではなく、なぜ【違う】のかを考えてみると、その背景にはベトナム家庭における女性の家事負担の大きさがあります。

イオンモールの方々は、疲労が溜まっている彼女らの現状に着目し、インスタント食品の販売に尽力するという形で、少しでも家事の負担を減らすよう動いていらっしゃるのだそうです」(エリザベスさん)
               

海外で役立つモノ・コトはこれ!

「日焼け止めと虫よけスプレーは必須です。ハンガーと洗剤があればさらに便利ですね」(フォーさん) 

ドンバ市場
ドンバ市場

フエ郊外
フエ郊外

ホイアン
ホイアンの街

線香屋
フエのトゥイスアンを訪れた際に立ち寄った線香屋。お寺へのお参り用や家庭用に使われるそう

民族博物館
ハノイのベトナム民俗学博物館でベトナムの文化について学ぶ

今回、ベトナムの“今”をルポしてくれた日本女子大学生は……

フォーさん

「本やインターネットを通じて情報を得たり、知識を身に着けたりするのも重要なことですが、実際に行って自分の目で見て感じて確かめることがいかに大切か分かりました。特に私の中で活きる体験があったのは現地の日本語を学ぶ大学生と交流して、お互いの国のことを話合い、理解を深められたことです。

一緒にショッピングモールに行ってベトナムの生活について商品を見ながら説明を聞いたり、観光客ではなく現地の人が日常的に食べるようなご飯を食べることができたことが、とても貴重な体験でした。

例えばインスタント麺のコーナーでは、意外にもベトナム人はフォーではなく、ピリ辛エビ味の安くておいしいインスタントラーメンを食べる、といった意外なお話も聞くことができました。

また、たいてい観光客を対象にしたレストランは室内のきちんとしたところが多いですよね。確かに観光客が集まるところは安心しておいしい料理が食べられるのが魅力的だと思います。でも私はベトナムに着いて一番最初に食べた料理が忘れられません。屋外で簡易的な机と椅子に座って目の前に出された未知の料理。胸が高まる気持ちがありつつも、私たちを迎え入れてくれるような周りの人々の温かさに心から食事を楽しむことができました」

エリザベスさん

「私は、普段英語の授業の際に、『間違ったら恥ずかしい』と思い込んでしまい、つい、自分から発信できずに縮こまってしまっていました。しかし、今回ベトナム人学生たちと日本語で会話をした経験を通して、その考えが変わったと感じています。

今回は、日越大学と、フエ外国語大学で日本語を学ぶ学生たちと交流しました。時に彼らは、正しい日本語を思い出せないことがありましたが、知っている別の言葉で代用したり、身振りで表現しようとしてくれるなど、とても積極的にコミュニケーションを取ろうとしてくれていました。私はその姿勢を見て、間違うことを気にして消極的になってしまうことは、とてももったいないことなのだと気がついたんです。

また、ベトナム人学生たちが私たちに伝えようとしていることを読み取ろうと努力したり、こちら側からベトナム人学生たちに日本語で話す際にも、なるべく相手に伝わりやすいよう丁寧に言葉を選ぼうと努力したりすることがとても楽しく、充実感を覚えました。そこで、私が日本語のネイティブスピーカーとしてそう感じたのと同じように、自分が英語のネイティブスピーカーに英語で話しかける際も、私の英語が間違っていても相手はきっと受け入れてくれるのだと、安心感を得ることができ、自分の自信に繋がりました」

 


 

TABIZINE編集部

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