「界 鬼怒川」の5つの推しポイント
- ご当地の民藝品を随所に取り入れた客室「とちぎ民藝の間」
- 300年以上の歴史を持つ由緒ある温泉を堪能
- 江崎グリコの「パピコ」期間限定イベント開催中!
- 栃木の伝統を楽しむご当地楽「益子焼ナイト」
- 1泊31,000円~(2名1室利用時1名あたり、税・サービス料込、夕朝食付)
鬼怒川の雄大な自然を望む「界 鬼怒川」
鬼怒川の渓流に面した小高い丘の上にたたずむ温泉旅館「界 鬼怒川」。鬼怒川の美しい自然と、地元の文化を最大限に生かした温泉旅館です。
宿の入口からエントランスまでは、森の中を進むスロープカーでゆったりと移動します。窓の外に広がる景色が徐々に変化していく様子に、これから始まる非日常への期待が高まります!
約3分のスロープカーでの旅を終えると、エントランスに到着。栃木県産の大谷石(おおやいし)をふんだんに使用したエントランスには、栃木の伝統工芸品「益子焼(ましこやき)」の水琴窟が。モダンな中にも温かみを感じさせる空間を生み出しています。
ロビーで目を引くのは、益子焼をはじめとする約300枚の豆皿が並ぶギャラリー。益子焼特有の重厚感と素朴な美しさを楽しみながら、栃木の文化に触れられる空間です。さらに陶板アートや壺などの工芸品も飾られており、職人の技が光ります。
中庭を囲む回廊には、益子焼と黒羽藍染(くろばねあいぞめ)の技法で作られた灯籠が並び、夜には幻想的なライトアップも実施。素朴ななかにも洗練されたデザインが光る、界 鬼怒川ならではのオリジナル作品です。
ご当地の魅力を感じるご当地部屋「とちぎ民藝の間」
界 鬼怒川のすべての客室は、「とちぎ民藝の間」と呼ばれる特別仕様。栃木の民藝品を随所に取り入れたデザインが特徴で、和洋室スタイルで心地よく過ごせます。さらに全48室のうち20室は温泉の露天風呂付きなのも大きな魅力です。
客室に足を踏み入れると、濃紺が美しい黒羽藍染のベッドライナー、手触りのよい益子焼の食器や陶板アート。鹿沼組子を取り入れたインテリアが客室に温もりと上質感をプラスしています。
そしてぜいたくに敷き詰められた大谷石のテラス。それぞれが栃木ならではの民藝の魅力を引き出し、洗練された空間を作り上げています。
寝心地にも大きなこだわりが。客室には界オリジナルベッド「ふわくもスリープ」を採用。まるで雲の上にいるかのような寝心地で、疲れた体を優しく癒してくれます。
今回は温泉露天風呂付きの客室に宿泊。チェックインからチェックアウトまで、部屋でゆっくりと温泉を楽しむぜいたくな時間を満喫できました。
洗面所には、界オリジナルデザインの風呂敷が用意されており、施設ごとに異なる色が採用されています。持ち帰り可能なので、お土産にもぴったり。
また、アメニティには和漢生薬成分(紫蘇、芍薬、椿、茶実、茶葉、雪ノ下など)が配合されたサロン仕様の基礎化粧品が用意され、女性にうれしい配慮がされています。
温泉で癒しのひとときを
鬼怒川温泉は江戸時代に発見され、かつては「滝温泉」と呼ばれていました。「傷は川治、火傷は滝(鬼怒川)」と呼ばれ、僧侶や大名のみが利用を許された由緒ある温泉地です。その泉質はアルカリ性単純温泉で、柔らかな湯触りが特徴。発見から300年以上経た今も、多くの人々に愛される関東屈指の温泉地です。
明るい光が差し込む広々とした内湯と、自然と調和した露天風呂が併設されています。
露天風呂からは鬼怒川沿いの美しい景色を一望! 春には桜、秋には紅葉が楽しめ、四季折々の風情を堪能できます。
温泉で体の芯まで温まったら、湯上がり処でひと休み。無料のドリンクやアイスキャンディーのサービスも用意されているので、火照った体を冷やしながらリラックスできるのもうれしいポイントです。
壁面に飾られた黒羽藍染のうちわは圧巻の美しさ。200年以上の歴史を持つ黒羽藍染は防虫・抗菌性に優れ、日本で古くから愛されてきた伝統工芸品です。このような工芸品が取り入れられた空間は、界 鬼怒川ならではの魅力を感じさせます。
温泉の後は江崎グリコの「パピコ」で湯冷まし
2024年11月26日(火)〜2025年1月12日(日)の期間、界 鬼怒川では湯上がりの時間をさらに楽しめる、江崎グリコの人気商品「パピコ」をテーマにした限定イベントが開催されます。期間中、湯上がり処には「パピコサーバー」や「ミニパピこたつ」が設置され、ユニークな湯冷まし体験を提供。「界 鬼怒川」「界 アルプス」「界 雲仙」の3施設ごとに、異なるリフレッシュテーマに基づいたおすすめの味が用意されています。
「ミニパピこたつ」は、パピコ専用の熱伝導カバーで、適温に解凍しながらおいしさを引き出すユニークなアイテム。さらに、界 鬼怒川では黒羽藍染や鹿沼組子に使われる麻の葉模様をモチーフにしたオリジナルデザインが施され、栃木ならではの文化も感じられる工夫がされています。
界 鬼怒川のリフレッシュテーマは「ゆったりリフレッシュ」。イベント期間中は、生チョコレートとコーヒーの濃厚なコクが楽しめる「チョココーヒー味」のパピコが提供されます。
特別に設置された「パピコサーバー」に解凍したパピコをセットしてハンドルを回すと、なめらかなアイスがカップに絞り出される仕組み。スプーンで味わう新しいスタイルは、自宅では体験できない特別感があります。
温泉で癒され、湯上がり後はパピコでリフレッシュ。温泉の余韻を楽しみながら、ちょっとぜいたくな気分を味わいました。
提供期間:2024年11月26日(火)〜2025年1月12日(日)
対象施設:界 鬼怒川、界 アルプス、界 雲仙
場所:各施設の湯上がり処
料金:無料
対象者:宿泊者
>>イベント詳細はこちら
季節を味わう特別会席「桜牡丹鍋」
©Hoshino Resorts Inc.
夕食は、益子焼に盛り付けられた季節ごとの特別会席。四季豊かで、山や川の恵みを大切にしてきた栃木の食文化から発想を得た料理を提供しています。今回いただいたのは、味も見た目も楽しめるぜいたくな特別会席「桜牡丹(ぼたん)鍋」です。
メインの具材は、桜鱒と猪肉(ぼたん肉)。そのほか、ねぎや根ぜり、ヒラタケ、ヤマエノキ、水菜といった野菜もたっぷり入り、旬の香りが広がります。
出汁は2種類、猪肉は旨味を引き立てる山椒の出汁で、桜鱒はあまごの煮干しと昆布から取った芳醇な出汁でいただきます。鍋に描かれた牡丹と桜の模様も益子焼の特注品で、細部にまでこだわりが詰まっています。
あまごの煮干しと昆布で一晩置いた出汁にくぐらせ、木の芽おろしとともにさっぱりと味わう桜鱒は絶品。濃厚な旨みが口いっぱいに広がります。一方、山椒出汁で味わう猪肉は、ピリッとした辛さがアクセントになり、旬の野菜やキノコの旨みと相まって、深い味わいを楽しめます。
鍋の締めはコシのある湯波うどん! 山椒出汁の香り高いピリ辛な味わいもよいですが、筆者のお気に入りは優しい旨味のあまご出汁。最後の一口まで旬の幸を堪能しました。
コースを締めくくる甘味は、界 鬼怒川特製の「ゆず風味の豆乳羹」。豆乳のパンナコッタにゆずジュレを合わせ、上には栃木の特産品かんぴょうのコンポートがトッピングされています。ナタデココのような食感のかんぴょうはさっぱりとしており、コースの締めにぴったりの一品です。
料理を引き立てる器の色やデザインも素晴らしく、食事そのものがアートのように感じられる、特別なひとときでした。
翌日の朝食も絶品ぞろい。栃木の郷土食材をたっぷりと味わえる和食膳は、11品もの料理で構成されており、栄養バランス抜群。栃木の伝統料理「しもつかれ」や「ばっとう汁」など、地元の伝統料理を楽しみながら、朝からしっかりエネルギーチャージができるぜいたくなラインナップです。
ご当地楽「益子焼ナイト」で栃木の伝統文化を堪能
界では、その地域ならではの文化や伝統に触れる「ご当地楽」というプログラムを実施しています。界 鬼怒川で開催されている「益子焼ナイト」は、栃木が誇る民藝品・益子焼をテーマにしたユニークな体験型プログラム。益子焼の歴史や魅力を深く知ることができる、特別な体験です。
プログラムは、自分好みの「豆皿」を3枚選ぶところから始まります。用意された器の中には、益子焼ではないものも混じっているため、それが益子焼かどうかを見極めるクイズ形式で進行。益子焼マイスターの解説を聞きながら、益子焼の特徴や製法、歴史について楽しく学びます。素朴で温かみのある風合いを実際に手に取ることで、その魅力をより身近に感じられるのがポイントです。
最後は、界 鬼怒川オリジナルの「益子焼楽器」を使った生演奏。陶器で作られた笛は澄み渡る音色で、壺型の打楽器からは柔らかく丸みのある音が響きます。静かな迫力と温かさに満ちた演奏でした。
日常から離れて心も体もリフレッシュ!
温泉旅館でありながら、開放感と快適さを兼ね備えたモダンな空間が広がる界 鬼怒川。温泉で心も体も癒し、益子焼や地元食材を通して栃木の文化に触れ、鬼怒川の自然に包まれる。すべてが夢のような時間を演出してくれました。
忙しい日々の喧騒から離れ、自然と文化に癒される旅は、心と体をリフレッシュさせる絶好の機会です。次の休日には、ぜひこの特別な体験をしてみてください。
住所:栃木県日光市鬼怒川温泉滝308
電話:界予約センター050-3134-8092(受付時間9:30~18:00)
客室:48室
アクセス:鬼怒川温泉駅から車で約5分
料金:1泊31,000円~(2名1室利用時の1名あたり、サービス料・税込、夕朝食付き)
チェックイン / アウト:3:00 PM / 12:00 PM
>>アメニティ・設備はこちら
公式サイト:https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/kaikinugawa/
>>WEB予約はこちらから
鬼怒楯岩大吊橋で深呼吸
鬼怒川温泉を訪れたら、ぜひ足を運びたいスポットが「鬼怒楯岩大吊橋(きぬたていわおおつりばし)」です。鬼怒川温泉街の南部と名勝「楯岩」を結ぶ歩行者専用の吊り橋で、全長約140m、高さ約40mというスケールの大きさが特徴です。
吊り橋を渡ると、眼下に鬼怒川の急流を見渡すことができ、周囲には鮮やかに色付く紅葉の山々が広がります。歩くたびに橋がギシギシと揺れ、少し緊張しながら一歩ずつ進むスリル感も魅力の一つ。橋の中央に立ち、澄み切った空気を吸い込むと、旅の疲れが一気に吹き飛ぶようなすがすがしい気分に包まれます。旅の最後を彩る特別な時間となりました。
[All photos by Kei]