地元民が選んだ!47都道府県の「県民あるある」は?その地域ならではのユニークな文化や習慣が満載

Posted by: あやみ

掲載日: Apr 9th, 2025

日本全国には、それぞれの地域ならではの文化や習慣が根付いています。今回は、各都道府県の地元民が共感する「あるある」をご紹介。出身地のものはもちろん、「こんな風習があるんだ!」と新たな発見を楽しみながら、旅行や出張の際に役立つ情報としてもチェックしてみてくださいね。

都道府県 あるある アイキャッチ

北海道・東北エリア

地元民が「県民あるある」だと思うこと
北海道:納豆に砂糖を入れる
青森県:南部の1つ残し(食べ物の最後の1つを残す)
岩手県:横断歩道を渡るときお辞儀をする
宮城県:穴のあいた靴下を「おはよう靴下」と呼ぶ
秋田県:しょしがり(恥ずかしがり屋)な人が多い
山形県:電話に出るとき「◯◯でした」と言う
福島県:じゃがいもを「かんぷら」と言う
都道府県 あるある 納豆

納豆

北海道・東北エリアの地元民が選んだあるあるは、気になるものがいっぱい! 北海道の「納豆に砂糖を入れる」は、砂糖だけでなく「しょうゆと砂糖」を入れることが多いといいます。甘辛な味わいになるため、意外とおいしそうですね。青森県の「南部の1つ残し」と岩手県の「横断歩道を渡るときお辞儀をする」、秋田県の「しょしがり(恥ずかしがり屋)な人が多い」は、それぞれの県民性がよく現れている、あるあるだといえるでしょう。

都道府県 あるある おはよう靴下

穴の開いた靴下

なかでも異彩を放っているのは、宮城県の穴の開いた靴下を「おはよう靴下」と呼ぶ。実は「おはよう靴下」とは、「穴の開いた靴下」のことを指す宮城の方言なのだそうです。しかも、昔からある方言ではなく、比較的新しい方言とのこと。温かみのある可愛らしい方言ですよね。

関東エリア

地元民が「県民あるある」だと思うこと
茨城県:「いばらぎ」といわれると怒る
栃木県:後ろを「裏」と言う
群馬県:授業開始時の号令で「起立」「注目」「礼」と言う
埼玉県:「ダサイタマ」と言われても気にしない
千葉県:小中学校の出席番号が誕生日順
東京都:地方出身者が多い
神奈川県:出身地を聞かれると「横浜」と言う

都道府県 あるある いばらき

関東エリアの県民あるあるに選出されたのは上記になります。興味深いのが、茨城県の「いばらぎ」と言われると怒ることに対して、埼玉県の「ダサイタマ」と言われても気にしないことです。茨城の正しい読み方は「いばらき」であるため、間違えられたら怒るのも仕方ないでしょう。それに対して「ダサイタマ」は、埼玉県をあか抜けないと揶揄(やゆ)した造語。しかし、埼玉県がそれを逆手に取った広報戦略を進めていることも、気にならない一因かもしれません。

都道府県 あるある 注目

※画像はイメージです

また、群馬県の授業開始時の号令が「起立」「注目」「礼」、千葉県の小中学校の出席番号が誕生日順は独特! 通常は「起立」「礼」「着席」ですが、「注目」が入っています。「注目」で何をするかといえば、教師に注目するのだとか。一方の小中学校の出席番号は「五十音(あいうえお)順」であることが一般的。とはいえ、千葉県を含む一部の地域では「誕生日順」が採用されているようです。

北陸・甲信越エリア

地元民が「県民あるある」だと思うこと
新潟県:曇りの日を「晴れ」と言う
富山県:昆布をよく食べる
石川県:アイスを一年中食べる
福井県:冬に水ようかんを食べる
山梨県:固い桃を食べる
長野県:県歌「信濃の国」を歌える

※画像はイメージです

北陸・甲信越エリアでは、食に関するユニークな文化や習慣が4つ選出。富山県は、昆布を使った郷土料理や加工品が豊富なことが要因のようです。また石川県はアイスを一年中食べる県民性があり、金沢市はアイスクリームの消費量や年間支出額が全国で最も多いのだそう!

都道府県 あるある 水ようかん

水ようかん

福井県では、水ようかんが冬の風物詩のひとつになっています。雪が降る寒い時期に、こたつに入って、冷やした水ようかんを食べるのが福井の習わしなのだとか。さらに、全国有数の桃の産地である山梨県では、固い桃をサクサクとした食感を楽しみながら食べるのが一般的。そういった桃はくせがなくて甘いため、飽きずに食べられるそうですよ。

東海エリア

地元民が「県民あるある」だと思うこと
岐阜県:バーベキューが好き
静岡県:富士山に登らない
愛知県:出身地を聞かれると「名古屋」と言う
三重県:津を「つぅ」と呼ぶ
都道府県 あるある 富士山

富士山

東海エリアで選出されたのは上記のあるある。岐阜県のバーベキュー好きは、海がない代わりに山や川に恵まれた県であることも理由のひとつでしょう。静岡県の富士山に登らないは、日常的に富士山を眺めたり、身近に感じたりする機会が多いため、わざわざ登ろうと思わないことも一因のようです。

都道府県 あるある 名古屋

名古屋

愛知県の出身地を聞かれると「名古屋」と言うのは、「愛知」よりも「名古屋」という地名のほうが知名度が高いからでしょう。三重県の津を「つぅ」と呼ぶのは、この地域ならではのイントネーションのようです。

近畿エリア

地元民が「県民あるある」だと思うこと
滋賀県:琵琶湖を「海」と言う
京都府:本音と建前がある
大阪府:話にオチを求める
兵庫県:出身地を聞かれると「神戸」と言う
奈良県:海を見るとテンションが上がる
和歌山県:みかんのむき方がうまい
都道府県 あるある びわ湖

琵琶湖

近畿エリアで選ばれたのは上記です。京都府の本音と建前がある、大阪府の話にオチを求めるは、全国的に広く知られている地域性と言えます。滋賀県の方が琵琶湖を「海」と言う理由は、琵琶湖には「鳰の海(におのうみ)」という別称があるからでしょう。

都道府県 あるある 有田むき

有田むき

また、奈良県の海を見るとテンションが上がるのは、海がない県であるからこそ。和歌山県のみかんのむき方がうまいは、みかんを皮ごと4分割する「有田むき」が主流であることが大きな要因のようです。このむき方だと、早くラクにみかんがむけるので、ぜひお試しを!

中国・四国エリア

地元民が「県民あるある」だと思うこと
鳥取県:新しい店が好き
島根県:東西で言葉が違いすぎる
岡山県:靴下を「ソックス」と言う
広島県:カープグッズを持っている
山口県:イベントで餅まきをする
徳島県:運動会や体育祭で阿波踊りを踊る
香川県:うどんをよく食べる
愛媛県:みかんは買わなくても貰える
高知県:昼からお酒を飲む
都道府県 あるある きららビーチ

島根県出雲市のキララビーチ

中国・四国エリアの県民あるあるは、それぞれの県民性がよく現れていますね。鳥取県の新しい店が好きは、2015年にスタバが初めて鳥取にオープンした際、1,000人以上の行列ができてニュースにもなったことからも納得です。また、島根県は東西に長い県であることが、言葉が違いすぎる要因でしょう。

都道府県 あるある 盆踊り

阿波踊り

広島県のカープグッズを持っている、徳島県の運動会や体育祭で阿波踊りを踊る、香川県のうどんをよく食べる、愛媛県のみかんは買わなくてももらえるは、地域の文化や名産物をこよなく愛する県民性が伝わってきますね。

山口県では毎年「餅ひろい世界選手権」が開催されるほど、山口県民は餅まきが好きなようです。さらに高知県の昼からお酒を飲むは、宴とお酒好きな県民性であることに加え、昼からお酒を飲める商店街や居酒屋が豊富なことが理由でしょう。

九州・沖縄エリア

地元民が「県民あるある」だと思うこと
福岡県:体育の時間に立ったり座ったりするとき「ヤー」と言う
佐賀県:自転車がカラフル
長崎県:靴下の破れたところを「じゃがいも」と呼ぶ
熊本県:肥後のいっちょ残し(食べ物の最後の1つを残す)
大分県:温泉によく行く
宮崎県:日向時間(時間にルーズ)
鹿児島県:同意するとき「ですです」と言う
沖縄県:ウチナータイム(時間にルーズ)
都道府県 あるある かりゆしタイム

宮崎県の青島

九州・沖縄エリアのあるあるは、沖縄県のウチナータイム、宮崎県の日向時間と、どちらも時間にルーズなことが選出されました。沖縄はもちろん、宮崎県も年間を通して暖かい気候のため、独特のゆったりとした時間感覚があるのでしょう。

都道府県 あるある 別府

大分県別府市の鉄輪温泉

福岡県の体育の時間に立ったり座ったりするとき「ヤー」と言うは、オリジナリティあふれる習慣ですね。また、佐賀県の自転車は主に「ママチャリ」がカラフルなのだそう。長崎県の靴下の破れたところを「じゃがいも」と呼ぶは、これまたユニークな表現。

さらに大分県の温泉によく行くは、大分県は源泉数・湧出量ともに日本一を誇り、温泉が身近な存在であることが要因と考えられます。鹿児島県の「ですです」は鹿児島弁の方言で、同意するときに「そうそう」「そのとおり」という意味で使われているそうです。

[参考]
ソニー生命「47都道府県別 生活意識調査2024」

[All photos by PIXTA]

PROFILE

あやみ

Ayami ライター

フリーライター。劇団員、OL、WEB編集ライターを経て、フリーランスになる。辛い食べ物、東南アジアが大好き。旅するように生きるのが人生の目標。

フリーライター。劇団員、OL、WEB編集ライターを経て、フリーランスになる。辛い食べ物、東南アジアが大好き。旅するように生きるのが人生の目標。

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