【今が見頃!150万株の花菖蒲】水郷に広がる初夏の絶景「水郷佐原あやめパーク」を現地ルポ|千葉県香取市

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掲載日: Jun 17th, 2025

水辺に咲き誇る色とりどりの花菖蒲、水郷情緒を味わいたいなら千葉県香取市にある「水郷佐原あやめパーク」へ。2025年5月24日(土)~6月22日(日)で開催されている『水郷佐原あやめ祭り』では、約150万本の花菖蒲が見頃を迎えています。「サッパ舟」に乗って水上から花を楽しんだり、“北総の小江戸”と呼ばれる水郷の町ならではの体験も満載。今回は、実際に現地を訪れてわかった園内の様子や開花状況、気になるアクセス情報までたっぷり紹介します!

水郷佐原あやめパーク アイキャッチ

「水郷佐原あやめ祭り」とは?

水郷佐原あやめ祭り 画像

例年5月下旬から6月下旬にかけて開催される「水郷佐原あやめ祭り」。一面に咲き乱れる花菖蒲を眺めたり、水郷地帯に見られる小舟「サッパ舟」で水路をめぐる時間はまさに非日常。

お祭り期間中は佐原囃子の演奏や手踊り、「嫁入り舟」など水郷ならではの催しも行われ、訪れる人を風情たっぷりの世界へ誘います。

※催しは天候などにより変更の場合があります。最新情報は公式サイトをご確認ください。

約150万本の花菖蒲が咲く水辺の花園

紫のハナショウブ 接写

毎年見頃の季節になると、約400品種150万株の花菖蒲が園内を埋め尽くすように咲き誇ります。江戸系、伊勢系、肥後系といった花の系統も多彩で、色や形の違いを眺めながらのんびりと散策できるのも「水郷佐原あやめパーク」ならではの楽しみ方。

水郷佐原あやめパーク 園内 花菖蒲

2025年は開花時期がやや遅れ、筆者が訪れた6月16日時点では見頃を迎えていました!

園内に広がる色とりどりの花菖蒲は、思わず写真におさめたくなる絶景。水辺に咲く花々が池に映り込み、まるで一枚の絵画のような美しい光景が広がります。

水郷佐原あやめパーク 園内 休憩スペース

また、園内には一息つけるベンチや休憩スペースが数多く点在。ゆったりと散策しながら、初夏のひとときを楽しむことができます。

「あやめ」と「花菖蒲」は何が違う?

「あやめ」と「花菖蒲」は見た目が似ているので混同しがちですが、実は別の植物です。あやめは乾いた土地に咲き、花びらの根元に網目模様が入っているのが特徴。

白のハナショウブ 姫

一方、花菖蒲は湿地や水辺に群生し、花びらの根元には黄色い模様(虎斑・とらふ)が入っています。あやめ祭りの時期に見頃を迎えるのは、この「花菖蒲」です。ぜひその違いにも注目しながら観賞を楽しんでみてくださいね。

個人的おすすめフォトスポットはここ!

ショウブ田 ウッドデッキ

「水郷佐原あやめパーク」には、花菖蒲を美しく撮影できるフォトスポットがたくさんあります。中でも個人的におすすめしたいのが、園内入り口から左奥に進んだ「ショウブ田」の手前にあるウッドデッキ。

水郷佐原あやめパーク パンフレット おすすめフォトスポット囲み

赤い丸で囲ってある部分です!

サッパ舟がゆったりと通る水路のほとりに位置し、周囲に咲く花菖蒲と水郷の風景が絶妙に調和する一枚が狙えます。多方向に花菖蒲が広がっているので、角度を変えて撮影するだけで雰囲気の異なる写真が楽しめるのもポイント。

おすすめフォトスポット 狙える写真

ウッドデッキから実際に撮影した写真

花の見頃にあたる時期の晴れた日には、公式サイトやパンフレットで見るような情緒ある景色に出会えるはずです。ぜひベストショットを狙ってみてくださいね!

「サッパ舟」で水郷情緒を満喫

水郷佐原あやめパーク サッパ舟

園内を流れる水路を「サッパ舟」と呼ばれる小舟に乗って巡る人気のアクティビティ。水面近くから眺める花菖蒲や周囲の自然は、歩いて見る景色とはひと味違った美しさです。

サッパ舟 乗船時 ハスの葉 風景

舟の上からはハスの立ち葉が広がっていました!

水路の両側には蓮やスイレンが広がっており、水に映る花や緑の揺らぎに癒やされながら、のんびりとした時間を楽しめます。

水郷佐原あやめパーク サッパ舟 上から

サッパ舟の所要時間は約20分。あやめ祭り期間中の毎日8:30~17:00の間に運行しており、料金は大人(中学生以上)500円、小人(3歳以上)200円です。園内のサッパ舟は雨の日も運行しているので、天候を気にせず楽しめるのも嬉しいポイント!

※強風の際は運休となる場合があります。

【あやめ祭り期間のみ】十二橋めぐり

水郷佐原あやめパーク 十二橋めぐり 発着場

あやめ祭りの開催時に運航されるサッパ舟は、園内だけにとどまりません。園内北東部にある発着場からは、のどかな水郷風景とともに昔ながらの水路の暮らしを体感できる「加藤洲十二橋舟めぐり」を楽しむことができます。

船上写真 十二橋めぐり 風景

昔懐かしい水郷情緒が目の前に

十二橋舟めぐり 船上写真 あじさい

船上からは見頃を迎えたあじさいも!

加藤洲十二橋があるのは、水郷筑波国定公園の南の玄関口、香取市の広大な水田地帯。かつて家と家を結ぶために架けられた簡素な橋が今も点在し、どこか懐かしい水郷情緒が今も息づいています。舟の上から眺めるあじさいや、何重にも連ねられている橋とサッパ舟が織りなす風景はまさに格別。

加藤洲十二橋舟めぐり 料金 チケット手持ち

所要時間は約60~70分。料金は大人1人あたり2,000円と少し値が張りますが、ここでしか味わえない貴重な体験ができます。船頭さんが巧みに舟を操り、歴史ある橋の下をくぐり抜けながら、佐原ならではの景色を満喫してみてくださいね。

入園料はいくら?|お出かけ前のチェックポイント

水郷佐原あやめパーク 入口

「水郷佐原あやめ祭り」期間中は無休、8:00~18:00で開園しています。平日でも多くの人でにぎわうため、時間に余裕を持って訪れるのがよいでしょう。

また、あやめ祭り期間における入園料は以下の通りです。当日券は入口の窓口で購入可能で、前売券は全国のセブンイレブン、ファミリーマート、ローソン、ミニストップで販売しています。前売券を活用するとスムーズに入園できますよ!

大人(15歳以上65歳未満) 800円
65歳以上 700円
小学生・中学生 400円

※区分によって料金が異なります。詳しくは公式サイトからご覧ください。

「水郷佐原あやめパーク」へのアクセス方法

JR佐原駅 外観

電車の場合はJR「佐原駅」からタクシーで約20分。あやめ祭り期間中は、JR「佐原駅」と水郷佐原あやめパークを結ぶ臨時のシャトルバスも運行されていますが、2025年6月16日現在、今シーズンの運行は終了しているため注意が必要です。

車の場合は、東関東自動車道「佐原香取IC」から約30分で到着します。無料駐車場(普通車約500台)が隣接しているので、ドライブがてらの訪問にも便利です

水郷佐原あやめパーク 園内 ひきの写真

令和7年度 水郷佐原あやめ祭り
開催期間:2025年5月24日(土)~6月22日(日)
場所:水郷佐原あやめパーク
住所:千葉県香取市扇島1837-2
入園料:大人 800円/65歳以上 700円/小学生・中学生 350円
アクセス:
【電車】JR「佐原駅」よりタクシーまたはシャトルバス(有料)で約20分
※シャトルバスは6月15日(日)まで運行→現在は終了
【車】東関東自動車道「佐原香取」ICから30分または「大栄」ICから30分
※無料駐車場あり
公式サイト:https://ayamepark.jp/

初夏の風を感じながら、水辺に咲く花菖蒲の絶景と水郷ならではの情緒あふれるひとときを体感してみてください!

[All Photo by Ray]

PROFILE

Ray ライター

何事にもハマりやすく、好きなことにとことん全力。海鮮が大好きで日本酒と合わせる時間が至福のひととき。趣味は推しを推すこと、野球観戦。行く先で出会う人々との「縁」を大切に日々生きる。

何事にもハマりやすく、好きなことにとことん全力。海鮮が大好きで日本酒と合わせる時間が至福のひととき。趣味は推しを推すこと、野球観戦。行く先で出会う人々との「縁」を大切に日々生きる。

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