薪の香りと炎に癒やされる、水上薪サウナの決定版 KOK Oslo Sauna, Aker Brygge(コック・オスロサウナ)
ノーベル平和賞の博物館・ノーベル平和センターからほど近いオスロのモダンなウォーターフロント地区、アーケル・ブリッゲに浮かぶ「KOK Oslo Sauna」は、まさに都会のオアシス。電気式サウナが多い中、ここではこだわりの薪サウナを体験できます。
パチパチと薪がはぜる音と、じんわりと体を芯から温める柔らかな熱は、薪サウナならではの醍醐味。セルフロウリュで湿度を調整すれば、心地よい蒸気に満たされます。薪サウナは電気と違って汗のじんわり度が「やっぱり違う」。
サウナボートからはオスロの街並みを一望できます。そして、火照った体のクールダウンは、なんと目の前のオスロのフィヨルドへダイブ! 厳しい冬には、凍えるほど冷たい海水が最高の水風呂となり、身も心も引き締まる究極のととのい体験が待っています。
もちろん、外気浴も可能。人数が多ければ友人たちとグループで貸し切って、フィヨルドクルーズを眺めながらサウナを満喫するのもおすすめです。
オスロ駅近くにもKOK Oslo Saunaはありますが、筆者の体感だとこのウォーターフロント地区の方が海が綺麗な印象。どうせ飛び込むなら気持ちよく行きたい! という方にはこちらがおすすめ。タオルレンタルもありますが、ロッカーはなし。海の塩水を流すシャワーは外にあります。最低限の荷物で行くのがおすすめです。
所在地 Stranden 32, 0250 Oslo, ノルウェー
営業時間
月〜水曜日、7時00分~20時45分
木〜金曜日 7時00分~23時00分
土〜日曜日 8時45分~23時00分
https://koknorge.no/leie-badstue-oslo/
ノルウェー最大級!サウナとカルチャーが融合する発信拠点 SALT Art & Music(ソルト)
オスロ中央駅からも近い「SALT」は、単なるサウナ施設ではありません。アート、音楽、フード、そしてサウナが融合した、今オスロで最もホットなカルチャースポットです。巨大な魚の乾燥棚(フィスケヒェル)を模した木造建築が立ち並ぶ敷地内は、歩いているだけでもワクワクします。
ここの名物は、100人以上を収容できるノルウェー最大級のサウナ「Árdna(アードナ)」。金曜と土曜にはDJイベントやコンサートが開催され、音楽を聴きながらサウナを楽しむというユニークな体験ができます(イベント情報はHPからご確認ください。筆者は木曜に訪れイベントがなく寂しい思いをしました)。
他にも熱いサウナや塩サウナなどいくつかのサウナ施設が……! さらに五右衛門風呂のような水風呂も面白い! サウナで汗を流した後は、併設のバーでクラフトビールを飲んだり、フードトラックでおいしい食事を楽しんだり、一日中過ごせるのが魅力。パブリックセッションでは、世界中から集まった人々と交流できるのも楽しみの一つです。こちらもタオルレンタルありです。
さらにビールなどアルコールをフロントで買って、サウナ内で飲むこともできます! (持ち込みは禁止なのでご注意ください)ロッカーはありますが、小さめ。さらに鍵はないので気になる方は持参する必要がありますのでご注意ください。またイベント時などはあらかじめ予約をするのがおすすめです。

サウナ終わりのビールはこちらが最高!
所在地 Langkaia 1, 0150 Oslo, ノルウェー
<サウナの営業時間>
月曜日 12:00~22:00
火曜日~木曜日 7:00~22:00
金曜日 7:00~22:30
土曜日、日曜日 10:00 ~ 22:30
https://www.salted.no
まるでスノードーム!プライベート感あふれる絶景サウナ Kongen Marina Sauna(コンゲン・マリーナサウナ)
オスロ中心部から少し西にあるマリーナに佇むのが、ガラス張りのドーム型が特徴的な「Kongen Marina Sauna」です。その見た目はまるでスノードーム! 写真映えも抜群。シェアサウナだけでなく、プライベートレンタルもあるので、プライベート感を重視したい方や、カップル、少人数のグループに特におすすめです。
全面ガラス張りのサウナ室の扉を開けると、ヨットが浮かぶ穏やかなマリーナの景色を独占! 静かに汗を流す時間は何物にも代えがたい贅沢です。もちろん、ここでもサウナ後はそのまま海へドボンと飛び込めます。
サンセットの時間帯を予約すれば、夕日に染まる空と海を眺めながら、ロマンチックなひとときを過ごせるでしょう。都会の喧騒から離れ、ゆったりとした時間を過ごしたい方に最適なサウナです。夜になるとライトアップもされるのでちょっと変わったサウナ体験をしたい方におすすめです。
Frognerstranda 4, 0250 Oslo, ノルウェー
<サウナの営業時間>
7:00 〜最終入場 21:15まで
https://www.kongenmarina.no/sauna
【番外編】 世界遺産の絶景を独り占め!大自然と一体になる究極体験FjordSauna FLÅM(フィヨルドサウナ・フロム)
オスロから足をのばし、世界最大級のソグネフィヨルドの最奥に位置する村、フロム。山岳鉄道のフロム線でも有名なこの美しい村で体験できるのが「FjordSauna FLÅM」です。
このサウナの魅力は、何と言ってもそのロケーション。サウナの大きな窓からは、フィヨルドの壮大な景色が広がります。切り立った山々が両岸に迫り、静かな海へと続く息をのむようなパノラマは、まさに絶景の一言。サウナで温まった後に飛び込むのは、氷河が作り出した雄大なフィヨルドそのものです。
大自然に抱かれながら「ととのう」体験は、間違いなく一生の思い出になるはずです。フロム鉄道の旅とセットで訪れるとGOODです!こちらもタオルレンタルあり、ロッカーはありませんが、1人分のサッと着替える用のカーテンで仕切られた小さなシャワーと更衣室はあります。

大自然を感じながら水風呂
所在地 Postboks 50 Besøksadresse: Vikjavegen, Pier, number 10, 5742 Flåm, ノルウェー
営業時間
5月から9月 毎日営業。一方で時間はHPで要確認
10月から4月 火曜、木曜、土曜に営業。時間はHPで要確認
https://www.fjordsauna.com
持ち物や注意点

saltのロッカー。他はこんな立派なロッカーや更衣室はないので注意
注意点
確実にその時間にこのサウナに訪問したいという方は事前に予約がおすすめです。上記のサウナもウォークインはできますが、人気のサウナなので空いていない時間もありました。
持ち物
どのサウナも更衣室と荷物置き場は合同、中にはトイレは離れていたり、いわゆる立派なシャワーがないところもあります。そのため、荷物や貴重品は少なめで行くのがおすすめです。筆者が体験してみて必要な持ち物は……
- 水着(ノルウェーは水着着用で男女関係なく入るサウナです)
- ビーチサンダル
- タオル(着替えができるほどの大きさが好ましい)
- お尻に敷くタオル
- 2リットルほどのお水
が必要だと感じました。
オスロでは、ホテルから水着とラッシュガード姿、足元はビーチサンダルで水着でサウナへ。サウナを楽しんだ後は、濡れていないラッシュガードに着替えてホテルに帰り、すぐにシャワーでリフレッシュ! この形だと身軽に動けるので、荷物も最小限で済みます。オスロ市内では電動キックボードが広く普及しているため、多少濡れていても気にせずホテルまで戻れるのも嬉しいポイントです。
さらに、現地のサウナマスターはアロマオイルを持参しており、「使っていい?」と周りに声をかけながら水に加え、サウナを香りでアレンジ。そんな粋なひと工夫も、サウナ文化の楽しみ方のひとつです。サウナの中では「どこから来たの?」と自然に会話が始まり、異文化交流が生まれるのも旅ならでは。筆者自身も、サウナ後におすすめのレストランを地元の人に教えてもらいました。
サウナ愛好家はもちろん、初心者でも気軽に挑戦できるのがオスロの魅力。天然の水風呂を体験できるサウナは、ノルウェーを訪れたらぜひ試してほしいアクティビティのひとつです! ぜひお試しください!
©︎Keiko Morota
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