【宮崎】亜熱帯植物群の中に現れる神社!「青島」で自然の造形に息を呑む 

Posted by: 今井明子

掲載日: Apr 13th, 2025

宮崎県の青島にある「青島神社」は、山幸彦と豊玉姫を祀った縁結びにご利益がある神社。亜熱帯植物と青い海に囲まれた鳥居は美しく、フォトジェニックなスポットとなっています。鬼の洗濯板と呼ばれる岩層や楽しいおみくじ、色鮮やかな御朱印、幸せの黄色いポストなど、見どころをご紹介!

「鬼の洗濯板」を間近で見る

宮崎県宮崎市に位置する、周囲1.5kmの陸続きの小さな島「青島」。ここを訪れたとき、目を引くのは島の周囲にある、白っぽい「鬼の洗濯板」です。

固い砂岩とやわらかい泥岩が海中でミルフィーユ状に積み重なり、それが斜めに隆起して、長い時間をかけて波で洗われて、砂岩だけが残ったものなのだそうです。

ところどころ、小さな穴も開いています。砂粒が波によって転がされて岩が浸食され、穴になったようです。潮の干満で表情が変わるところも魅力的。

青島神社で縁結び祈願

青島の真ん中には、青島神社があります。こちらは、ヒコホホデミノミコト(山幸彦)とトヨタマヒメ(豊玉姫)、シオツチノオキナ(塩土の翁)を祀っている神社で、縁結びにご利益があるとされています。

宮崎・青島で自然の象形に息を呑む! 

©︎Akiko Imai

サイコロを振って、出た目のおみくじを引いたり、釣り竿で釣ることのできるおみくじがあったりと、青島神社のおみくじは、ゲーム感覚で楽しめます。

さらに、絵馬のトンネルをくぐって進むと……。

トロピカルな空間に本宮が姿を現します。青島は、亜熱帯植物の生息北限地で、「青島亜熱帯性植物群落」として国の特別天然記念物に指定されているのだそう。神社と亜熱帯植物の組み合わせが新鮮です。

青島は、島全体が霊域とされており、江戸時代までは地元の人しか入島は許可されていませんでした。しかも、入島できる期間は旧暦の3月16日から3月末までとごく限られた期間だったそうです。全国の信者が参拝できるようになったのは、1737年から。珍しい自然が大切に保存されているのも、こういった背景があるからかもしれませんね。

季節限定の御朱印も

Instagramでは季節限定の御朱印も紹介されています。色鮮やかな御朱印はそれだけで気持ちが上向きますよね。

青い空に映える幸せの黄色いポスト

青島に渡る弥生橋の手前には、青島に訪れる方々への幸せを願って設置された「幸せの黄色いポスト」もフォトスポットとして大人気! 青島に行く際はぜひチェックしてみてくださいね!

その美しさにパワーをもらえそうな青島神社。宮崎に行ったらぜひ足をのばしてみてくださいね。

青島神社
鎮座地 宮崎県宮崎市青島2丁目13番1号
公式サイト:https://aoshima-jinja.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/aoshimajinja/?hl=ja
PROFILE

今井明子

Akiko Imai ライター・気象予報士

「団子より花」をモットーに、グルメよりは生き物や絶景を求めて旅するフリーライター。普段は医療系記事・育児&教育系記事・子ども向け科学本などを執筆する傍ら、気象予報士としてお天気教室の講師も務める。共著書に『気象の図鑑 (まなびのずかん)』(技術評論社)がある。

「団子より花」をモットーに、グルメよりは生き物や絶景を求めて旅するフリーライター。普段は医療系記事・育児&教育系記事・子ども向け科学本などを執筆する傍ら、気象予報士としてお天気教室の講師も務める。共著書に『気象の図鑑 (まなびのずかん)』(技術評論社)がある。

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