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【フランス】在住者が教える、お土産に喜ばれるチーズ勝手にランキング

Posted by: sweetsholic
掲載日: Jan 2nd, 2018. 更新日: Dec 27th, 2017
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上質なチョコレートにパテやフォアグラの缶詰、それによく合うボルドーの赤ワイン。グルメなフランス土産をもらえるとしたら、みなさんが欲しいものは? 


お土産に喜ばれる、本場のチーズ

【フランス】お土産に喜ばれるチーズを在住者が勝手にランキング
(C)sweetsholic

一時帰国の日が近づくと、家族や親戚から欲しいものリストが届きます。なかでもリクエストが多いのが、本場のチーズ! 

フランスには500種類以上ものチーズが存在するので、テキトーに選ぶわけにはいきません。そこで、チーズを食べ慣れているこちらの友人におすすめを聞いて選んだりするのですが、東京の家族や親戚には「ニオイがキツイ」「食感が微妙」ということも。

【フランス】お土産に喜ばれるチーズを在住者が勝手にランキング
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せっかくお土産にするのだから、貰い手には喜んでもらいたいですよね。そこで今回は、自らの失敗と経験を通して学んだ、日本人の口に合うチーズベスト4をセレクト、ランキング形式でお伝えします。チーズ専門店はもちろん、現地の大きめのスーパーでも入手可能です。

4位:ハート型の「ヌーシャテル」

【フランス】お土産に喜ばれるチーズを在住者が勝手にランキング
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カマンベールやブリーチーズと同様に、クリーミーで食べやすい「ヌーシャテル/Neufchâtel」。北部ノルマンディー地方のブレイ地区で誕生した、ハート型のかわいらしい白カビタイプのチーズです。重量は200g。若いうちはまろやかで口当たりはなめらか、熟成が進むとトロトロした食感、塩気を強く感じるようになります。

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百年戦争の際に、敵国イギリスの兵士らと恋に落ちたノルマンディーの女性たちがハート型のチーズを贈った・・・というロマンチックな逸話も素敵。※ヌーシャテルには正方形や円筒形など、6種類の形状があります。

3位:熟成具合により、さまざまな味が楽しめる「カンタル」

【フランス】お土産に喜ばれるチーズを在住者が勝手にランキング

ナッツのような香りでコクのある「カンタル/Cantal」。外皮に包まれた、大型の硬質・セミハードタイプのチーズです。2000年以上も前から作られている、フランス最古のチーズのひとつ。チーズの生産が盛んな中南部オーベルニュ地方が原産です。

熟成期間30日以上の「カンタル・ジュンヌ」はほんのり酸味があって爽やか、熟成期間8カ月以上の「カンタル・ヴュー」はコクと旨味たっぷり、フランス語で中間という意味の「アントルドゥ」を名に冠した熟成期間が90日以上の「カンタル・アントルドゥ」はジュンヌとヴュー両者の良さを併せ持ったおいしさ。

【フランス】お土産に喜ばれるチーズを在住者が勝手にランキング

写真手前がカンタル・ヴュー、その右隣がグラス・ド・ノエル。どちらも同じカンタルチーズ
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12月にフランスを訪れることがあれば、クリスマスの時期に出回るクリーミーで柔らかなカンタル「グラス・ド・ノエル」もおすすめですよ。詳しくは当サイトでお伝えした「【クリスマス豆知識】フランス生まれの「クリスマス・チーズ」が気になる!」にて。

2位:3〜4人前のチーズフォンデュパック

【フランス】お土産に喜ばれるチーズを在住者が勝手にランキング

アツアツのチーズ鍋を囲みながらいただく、冬のご馳走「チーズフォンデュ」。当地でも白ワインや牛乳と共に加熱すればすぐ食べられる本格的なチーズフォンデュのパックは人気が高く、冬場は種類も豊富。スーパーでは3〜5ユーロ(約380〜640円)程度で手に入ります。チーズ好きには間違いなく喜ばれるアイテムです。

ほかのチーズと違い、長い間冷蔵庫で保存できますし、冷凍できるのもポイント! ただ、寒くなる時期にはどこのスーパーでも手に入るのですが、夏場は少々見つかりにくいのが唯一の難点かもしれません。

1位:クリーミーな「サン・フェリシアン」

【フランス】お土産に喜ばれるチーズを在住者が勝手にランキング
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とろけるような食感が魅力の「サン・フェリシアン/ Saint-Félicien」。フランス南東部のアルデッシュ県のサン・フェリシアン村生まれです。とてもクリーミーでリッチな味わいなのは、牛乳にクリームを混ぜて作られるから。重量は180〜200g程度です。小さめのチーズをいくつか持ち帰りたい人は、味は同じでミニサイズの「サン・マルスラン」がおすすめ。

チーズを持ち帰るときのポイント

フランスから日本へ帰る際、チーズはスーツケースへ(※液化するものを除く)。スーパーのチーズであれば、大きめのジップロックに入れると安心です。チーズ専門店で購入する場合は、真空パックに入れてもらうといいでしょう。チーズフォンデュパック以外のチーズは熟成が進むので、帰国後は早めに食べ切るようにします。

筆者の家族のように、いつまでも冷蔵庫にキープしていると、風味が変化したり、余計なカビが生えてきますのでご注意! もしイマイチ・・・というときは、カビを取って、シチューやグラタンに入れるなどしてくださいね。いつもの洋食がグレードアップして、これはこれでおいしいものです。

お土産用にはもちろん、ご自身が現地でいただくチーズをお探しのみなさんは、当サイトで以前ご紹介した「在住者おすすめ!フランスを訪れたらぜひ食べたいチーズ10選」もあわせてどうぞ!

[produits-laitiers.com]
[fromages-france.com]
[Photos by Shutterstock.com] 

sweetsholic

sweetsholic ライター
海外を放浪しながら気ままな人生を謳歌しているフリーライター、パティシエ。世界で経験した文化や学んだお料理などをみなさまと共有できればと思っています。 世界の文化とスイーツ、地中海料理が大好き。寄稿媒体:Pouch、ANGIEなど

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https://ameblo.jp/ma-petite-chocolatine/


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