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違う世界が見えてくる。「国際ドローン写真コンテスト」入賞作品たち

Posted by: 倉田直子
掲載日: Jan 26th, 2018. 更新日: Jan 26th, 2018

世界中で愛好家が増えているドローン。ドローン写真に特化した愛好者サイト「Dronestagram」が第4回目になる「国際ドローン写真コンテスト2017」を開催、入賞作品を発表。「自然部門」「人物部門」「街部門」3部門の入賞作をご紹介。

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上空からこんにちは!「国際ドローン写真コンテスト」入賞作品たち
(c) dronestagram/ LukeMaximoBell

近年、世界中で愛好家を増やしてるドローン(無人航空機)。上空から写真を撮ることもできるので、「ドローン写真」に特化した愛好者サイト「Dronestagram」も誕生しているほどです。その「Dronestagram」が第4回目になる「国際ドローン写真コンテスト2017」を開催し、入賞作品を発表しました。「自然部門」「人物部門」「街部門」の3部門に分かれている入賞作をご紹介します。


自然部門(Category Nature)

・自然部門1位「Provence, summer trim」
上空からこんにちは!「国際ドローン写真コンテスト」入賞作品たち
(c) dronestagram/jcourtial

自然部門でトップに選ばれたのは、フランスのプロヴァンス地方で撮影された一枚。一面に広がるラベンダーを収穫している風景です。パープルの畑に一筋だけのびるグリーンのラインが印象的です。

・自然部門2位「Infinite Road to Transylvania (2)」
上空からこんにちは!「国際ドローン写真コンテスト」入賞作品たち
(c) dronestagram/ Calin Stan

ルーマニアのトランシルヴァニア地方で撮影された画像が2位にランクイン。トランシルヴァニアといえば、吸血鬼「ドラキュラ伯爵」の伝説で知られる場所です。この道は、彼の故郷に繋がっているのだとか。吸血鬼はコウモリに姿を変えることもできるという説もあるので、もしかしたらドラキュラも同じ風景を見たかもしれませんね!

・自然部門3位「Ice formation」
上空からこんにちは!「国際ドローン写真コンテスト」入賞作品たち
(c) dronestagram/ Florian Ledoux

3位に選ばれたのは、2017年2月の東グリーンランドで撮影された海氷の写真。本来ならもっと厚い氷が形成されていなければいけないのに、フレーク状の氷しか見受けられません。気候変動の影響を垣間見ることができる貴重な一枚でもあります。

次は「人物部門」です。

人物部門(Category People)

・人物部門1位「END OF THE LINE」
上空からこんにちは!「国際ドローン写真コンテスト」入賞作品たち
(c) dronestagram/ zekedrone

人物部門1位に輝いたのは、「あっ、危ない!」と思わず叫んでしまいそうな一枚。でもご安心を。ビルから落ちそうに見えるのは、コートに横たわる男性なのです。上からの視覚を上手に利用した、ユニークな作品です。

・人物部門2位「waterlily」
上空からこんにちは!「国際ドローン写真コンテスト」入賞作品たち
(c) dronestagram/ helios1412

ベトナム南部のメコンデルタで蓮の収穫をする女性の写真が、人物部門2位にランクイン。木のボート、女性の笠、蓮の葉や中央に集められたピンクの蓮の花など、すべてのアイテムのバランスが完ぺきな一枚です。

・人物部門3位「La Vijanera」
上空からこんにちは!「国際ドローン写真コンテスト」入賞作品たち
(c) dronestagram/ feelingmovie

人物部門3位は、群衆が印象的な画像。これは、「La Vijanera」というスペインのカンタブリアで毎年の最初の日曜日に行われる自然の祭典での一枚です。中央に横たわっているのは、この祭りで駆逐される悪の象徴なのだとか。祭りのハイライトを、ベストアングルで撮影できるのもドローンの魅力ですね。

街部門(Category Urban)

・街部門1位「Concrete Jungle」
上空からこんにちは!「国際ドローン写真コンテスト」入賞作品たち
(c) dronestagram/ bachirm

都会の風景を切り取る「街部門」の1位は、中東の大都会ドバイを上空からとらえた一枚。建ち並ぶ高層ビル、密集したクルマ、港に停泊する船など、すべての密度が迫力をもって迫ってきます。これも、ドローンならではの画像です。

・街部門2位「Dawn on Mercury Tower」
上空からこんにちは!「国際ドローン写真コンテスト」入賞作品たち
(c) dronestagram/ Alexey Goncharov

街部門の2位は、ロシアの首都モスクワにある「マーキュリータワー」が朝日に輝く様子をとらえた画像。窓の清掃員たちが作業する様子が生々しく伝わってきます。

・街部門3位「Peace」
上空からこんにちは!「国際ドローン写真コンテスト」入賞作品たち
(c) dronestagram/ luckydron

街部門3位は、スペインのマドリッドで撮影された一枚。実はここは、巨大な墓地なのだとか。放射線状に広がっていく様子は、「Peace」(平和)というタイトル通り、故人たちの安らかな眠りへの祈りを込めた十字架のようにも見えます。

特別部門:創造性(Category Creativity)

コンテスト実行委員会は、第4回目となる2017年度のコンテストから「創造性部門」を設定したのだそう。けれどこれはあくまでも特別部門ということで順位付けは無く、平等に3枚が選出されました。

そのうちの1枚は、この記事の冒頭に掲載されている「Two Moo」。日に伸びた二頭の牛の影が、まるで大きな牛のように見えるユーモラスなショットです。そして他の2枚は、偶然にも両方とも砂浜で撮影された画像。

・創造性部門「Ugo le marin」
上空からこんにちは!「国際ドローン写真コンテスト」入賞作品たち
(c) dronestagram/ rga

・創造性部門「> Next Level」
上空からこんにちは!「国際ドローン写真コンテスト」入賞作品たち
(c) dronestagram/ macareuxprod

砂浜をキャンバスのように使った、クリエイティビティにあふれた作品たちですね。上空から撮影できるドローンならではの写真に仕上がっています。

今までとは全く違う表現ができるようになるドローン写真たち。年末に発表される予定の2018年度のコンテストにはどんな作品たちが入賞するのか今から楽しみです。

[2017 International Drone Photography Contest]
[dronestagram]

倉田直子

Naoko Kurata ライター
オランダ在住ライター。元バックパッカーの旅行愛好家。2004年に映画ライターとしてデビュー。2008年、北アフリカのリビアへ移住後に海外在住ライターとして活動スタート。2011年から4年間のUKスコットランド生活を経て、2015年夏にオランダへ再移住。著書「日本人家族が体験した、オランダの小学校での2年間」
https://www.amazon.co.jp/dp/B0758JCDTM/


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