お土産の中には、本当にお世辞抜きに美味しくて、お土産を買う本人が思わず食べたくなってしまうようなものがあります。
話題性、手土産としての手軽さなどはこの際、排除した上で、美味しいと評判の高い東京土産だけを集めてみました。本当に美味しいものは、とても心に残ります。見せかけだけでないお土産、渡したいものです。
東京カンパネラの「ショコラ」
フランス産の高級ココアとハイカカオを使って焼き上げられた「ショコラ」。薄いラングドシャが3枚重なっており、間にチョコレート風味のクリームがサンドされています。ラングドシャが予想以上に繊細でサクサク。波型は口の中で美味しさが広がるように、という繊細な工夫がなされています。
空也の「空也もなか」
この最中を食べたら、もはや他の最中は食べられないという「空也もなか」。皮は香ばしく焼き上げられている“焦がし皮”なので独特の香りが。パリッとした皮に爽やかな甘みの粒餡がぎっしり詰まっています。粘度が出るまで水分を飛ばしているというこだわりが口の中にいっぱいに広がります。サイズも食べやすいことからお土産にもぴったりです。
空いろの「つき」
上の最中でお馴染みの「空也」5代目が発案した現代風和菓子ブランド「空いろ」。お品書きも、太陽・つき・くも・ほし・かぜととても風流。「つき」はそのなかでも評判のお土産。餡とクッキーという絶妙なとりあわせと、オリジナル「○(まる)あん」など、空也で育まれた伝統を駆使した、手の込んだ作品であることが美味しさのポイントのようです。
日本橋錦豊琳の「かりんとう詰合せ」
一度食べたらとまらなくなると評判の「かりんとう詰合わせ」。コーヒーや竹炭、きんぴらごぼうなどの味のバリエーションが豊富さもポイントですが、なんといってもその食感の良さがやめられない理由のようです。さりげない定番のかりんとうだけれど、気が付いたらパクパク食べてしまっていた・・・。これこそ本物の美味なのかもしれません。
うさぎやの「どらやき」
どら焼きの中でももっとも有名で美味しいといわれている「うさぎやのどらやき」。ここのどら焼きを食べたら、もはや他のどら焼きは食べられないとも。その美味しさの秘密は、生地のきめ細やかさと、ゆるめの餡と固めに炊かれた小豆の同居。食感が抜群に配慮されています。また、嫌味にならない蜂蜜の香りが上品さを出しています。
巴裡 小川軒の「元祖 レイズン・ウィッチ」
洋酒に程良く漬け込まれたふっくらとしたレーズンがたっぷり入っている「レーズン・ウィッチ」はいわゆるレーズンサンドのこと。バターと天然バニラの香りと濃厚なクリーム、そしてサクサクした食感のクッキーが、主役のレーズンを引き立てています。冷やして食べると美味しいと評判です。
ねんりん家の「マウントバーム(しっかり芽ホール)」
表面はサクっと。中はしっとり。これまでのバームクーヘンを覆すほどの美味しさの秘密は、この絶妙なバランスだけではありません。年輪のギュウギュウに詰まった感覚は、噛みしめるたびにもらって良かった、買って良かった、選んで良かったという気持ちになります。甘すぎず、重すぎず、けれど濃厚でたまらない逸品です。「マウントバーム」は外側の砂糖のシャリシャリ感もアクセントに。
洋菓子舗ウエストの「ドライケーキ詰め合わせ」
手土産には定番のこ「ドライケーキ詰め合わせ」は、品質と味が最高だと評判です。やはり代表格は苺ジャムが乗った 「ヴィクトリア」。ふわふわのスポンジとサクサクのクッキー生地のハーモニーが他にはない食感を生み出します。
カシューナッツクランチの入ったデリケートな食感の「バタークッキー」や、クルミの苦味とココアが大人受けする 「ウォールナッツ」 、256層に重なっているという「リーフパイ」は白ザラメ糖のサクサクとした歯ごたえ十分の定番です。
ザ・メープルマニアの「メープルバタークッキー」
メープル好きでなくても思わず“美味しい!”と口走ってしまうほどの「メイプルバタークッキー」。バター風味のホワイトチョコレートがサンドされたサクっとしたバタークッキーは、濃厚ですが甘すぎず、何枚でも食べられてしまうそう。想像以上に、メープルの味がします。
日本橋 鮒佐(ふなさ)の「江戸前佃煮詰合せ」
創業150年を超える老舗の佃煮店「鮒佐(ふなさ)」。江戸前佃煮をご飯にのせて食べると、世の中にこんなに美味しい佃煮があるのかと感激する人もいるそうです。辛口で味が濃いのが特徴で、単独ではなくお茶漬けにして食べるともっともしっくりくるそうです。塩気控え目のまろやかバージョンも出ているので、渡す相手の年齢に応じて買い分けるのもポイントです。
一度食べたら感動もの!どれもこだわりの土産ばかりです。
ちょっとした手土産や帰省、東京旅行の土産にどうぞ。