日本で新年の縁起を担ぐ恒例行事といえば、大晦日に年越しそばを食べたり、元日におせち料理を食べたり、初詣でに行ったりすることですが、このような新年の縁起を担ぐ習慣は、世界にもあるようです。
では、ヨーロッパ各国の新年の面白い縁起担ぎを見てみましょう。
フランス
新年おみくじ「ガレット・デ・ロワ」で王様ゲーム!?
フランスには、新年にガレット・デ・ロワというお菓子を作って食べる習慣があります。
フェーブという陶器の人形を入れて焼き上げるのが特徴で、切り分けられたケーキのうち、そのフェーブが入っていた人が当たり!その日だけでなく、その年の王様、王妃様として君臨できるそうです。いわゆる王様ゲームですね!
ギリシャ
コインがガリっとしたら、ラッキー!「ヴァシロピタ」
フランスに似ていますが、こちらは人形ではなくコイン。切り分けられたケーキの中に、コインが入っているものを食べた人が、その年一番の幸福者となるそうです。もともと裕福なギリシャ人が貧しい子どもたちにコインを配っていた習慣が由来だそうですよ。
スペイン
■葡萄12粒を食べながらの年越し!
スペインでは、新年に変わる12秒前から、マドリードのプエルタ・デル・ソルという広場にある大時計の鐘の音に合わせて1粒ずつ葡萄を食べる習慣があるそうです。この時、12粒すっかり食べ切ることができたら願いが叶うといわれています。
ドイツ
■正月パン 「ノイヤールス・プレッツェル」を食べる!
ドイツでは新年にノイヤールス・プレッツェルという特別なパンを食べる習慣があるそうです。
プレッツェルは普段から人気のお菓子ですが、新年には特別に食べられているようですね。
イタリア
■ソーセージとレンズ豆の煮込み料理を食べる!
イタリアでは、大晦日にレンズ豆をたくさん入れた小袋がお金に変わることを祈って贈り合う習慣があったそうです。それが後に、レンズ豆を年越しに食する習慣として残ったといわれています。ソーセージとレンズ豆、変わった組み合わせですね。
どの国も、個性が出ていて面白いです。
外国人からすれば、日本の新年の縁起担ぎも異様に映るのかもしれませんね!