毎年秋に、米国の大手旅行誌「コンデナスト・トラベラー」から読者130万人が選んだ観光都市ランキング「世界の都市25選」が発表されています。今回で26回目の同ランキング。旅好きが厳選して選んだ魅惑の街たち、そのトップ5はどんな場所なのでしょう?
【世界の都市25選・トップ5】
1位:サンミゲル・デ・アジェンデ(メキシコ)
2位:ブダペスト(ハンガリー)
2位:フィレンチェ(イタリア) ※同率2位
4位:ザルツブルク(オーストリア)
5位:チャールストン(米サウスカロライナ州)
1位:サンミゲル・デ・アジェンデ(メキシコ)
第1位に輝いたのはメキシコ中央部山岳高地にある「サンミゲル・デ・アジェンデ」。
2008年には世界遺産にも登録され、現在も17・18世紀の建物が数多く残されています。中でも目を引くのが「サンミゲル・アルカンヘル教会」。青空の中に映えるピンク色の大聖堂は迫力がありながらも佇まいが美しい教会です。
街を散策すると、お洒落なカフェやキュートな雑貨屋にも出会えます。
2位:プダペスト(ハンガリー)
東欧と西欧の交点に位置するため両方の文化が根付いているハンガリーの首都「プダペスト」。
ハンガリーを治めた国王たちの居城とされたブダ王宮を中心に歴史的建造物や博物館が並びます。こちらは元々ドナウ河を挟んだブダ地区とペスト地区、二つのエリアが一つになって出来た街。ブダ地区にある展望台「漁夫の砦」からは街並とドナウ河の眺めを堪能することができます。
3位:フィレンツェ(イタリア)
ローマ、ヴェネツィアと並ぶイタリアの人気都市「フィレンツェ」。
映画の舞台にも多く選ばれているためスクリーンの中で観たことがあるという人も多いのではないでしょうか。
ココが見どころ、と一言では表せないほど魅力が凝縮された街ですが、やっぱりシンボルとも言える「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」は外せません。約150年をかけて建設された荘厳な大聖堂は見た者の心に一生残るとも言われています。
4位:ザルツブルク(オーストリア)
アルプス山脈を背に広がる美しい街、オーストリア「ザルツブルク」。
「塩の都」を意味するその名前が表すように紀元前から岩塩の採掘地として知られ、塩の交易により繁栄しました。
モーツァルトの生まれ故郷としても有名で、毎年7月末から8月末には世界最大級の規模を誇る音楽の祭典「フェスティバル・ザルツブルク音楽祭」が開催されています。
5位:チャールストン(アメリカ)
日本でこそ知名度は高くないものの米国内では不動の人気を誇るアメリカ・サウスカロライナ州の「チャールストン」。
300年以上前から存在する建物が美しく保存され、至るところに風情や歴史を感じられる街作りが成されています。人々の日常生活が営まれているにも関わらず雑多な印象を与えない、何とも不思議な街です。
ちなみに日本の観光地としては京都が「アジア都市部門」の第1位に選ばれています。
旅行における過程で「あの場所に行きたい」「このグルメを食べたい」と計画している時間もまた楽しいもの。ランキングを参考に妄想を繰り広げてみるのもよい刺激になるのでは?!