サン・ホセの火祭り
国際観光行事として指定されているスペイン三大祭りの一つ「サン・ホセの火祭り」は、毎年3月に開かれる伝統の春祭りです。民族衣装をまとった女性たちや張り子のパレード、花火、イルミネーションによって、バレンシアの街がにぎわいます。中でも、大小600もの数の「ファヤ」と呼ばれる張り子人形で街中が埋め尽くされる光景には、驚かずにはいられません。
民族衣装でのパレード
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つくりがリアルですね!
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人気投票1位のファヤは、燃やされず永久保存
お祭りの最終日、3月19日のサン・ホセの日の夜に、フィヤをすべて焼き払うという伝統があります。バレンシア広場の巨大なファヤが炎に包まれて、この火祭りは閉幕。その後、このバレンシアの街は春を迎えるそうです。
「サン・ホセ」とはスペイン語で「聖ヨセフ」という意味で、大工だったイエス・キリストの父親のことを指すそうです。張り子の人形を燃やすのは、3月19日のサン・ホセの日に大工たちの間で古い材木などを燃やす習慣からきているそうです。
また、このお祭りでは、参加者がお気に入りのファヤを見つけて投票するそうです。そして、見事勝ち抜いた1体だけは燃やされず、「火祭り博物館(Museo Fallero)」に永久保存されるそうです。今年は一体どんなファヤが永久保存となるのでしょうか。
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ウサギにカタツムリ?元祖バレンシア風パエリア
スペインに行ったら必ず食べたいのが、パエリア。パエリアといえば、日本では海老や貝類のイメージが強いですが、なんと、ウサギ、鶏、カタツムリなどを使うのが元祖バレンシア風のパエリアだそうですよ!
元祖バレンシア風パエリア、とても気になります。
開催期間:2014年3月14日(金)~3月19日(水)
開催場所:バレンシアの街中・メインは市役所前広場
Web:http://www.fallasfromvalencia.com/en