心身ともに安らぎを与える楽園であり、一方では冒険心を掻き立てる未開の地である「島」。先日、トリップアドバイザーから「トラベラーズチョイス 世界のベストアイランド2014」が発表されました。
ランキングは、トリップアドバイザーに過去1年間で投稿された観光地への口コミ評価をもとに作成されたもの。つまり「実際に訪れたことがある」人の声を集めたランキングなので、その美しさや快適さなどの実態がリアルに反映されています。選ばれた島にはどんな魅力があるのでしょう?
まずはトップ3!1位の島は2連覇
【1位】アンバーグリス・キー/ベリーズ
堂々の第1位に選ばれたのは、カリブ海に面した中米の国、ベリーズの「アンバーグリス・キー」。しかも2年連続です。世界でも指折のダイビングスポットとして名高く、カラフルな魚たちや何種類もの珊瑚礁、ウミガメなどに出会えることが選出の理由です。
【2位】 プロビンデンシャアレス島/イギリス領タークス・カイコス諸島
長い歴史を経て現在はイギリスの海外領土となっている「タークス・カイコス諸島」。全部で40ほどある島々ですが、住民がいるのはわずか8島のみ。プロビンデンシャアレス島は観光の中心地として栄え、リゾートホテルが建ち並んでいます。
【3位】 ボラボラ島/フランス領ポリネシア
真っ青の空に伸びる濃緑のヤシの木、透明な海を間近に臨む水上コテージ・・・と、ボラボラ島が持つ景観は「楽園」イメージそのもの!ハネムーン先としても根強い人気を誇っています。
魅力1:マリンレジャーの満足度が高い
【4位】 マルコアイランド/アメリカ合衆国
世界最大級のディズニーリゾートを持つフロリダ州にあるマルコアイランドは、穏やかに波を打つメキシコ湾に面したリゾート地。海沿いに並んだ各ホテルでは、ウォータースポーツ用具のレンタルを完備しており、好きなときに海あそびを楽しめます。白い砂浜が特徴的。
【10位】 タオ島/タイ
ベストアイランド・アジア部門の1位に輝いたタオ島。無数のダイビングポイントがあること、ジンベエザメに高確率で出会えると言われていることから世界中からダイバーが集まるエリア。タイ料理をはじめ、おいしい食事ができることも人気理由のひとつです。
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魅力2:歴史文化を色濃く残している
【5位】 ルイス・ハリス島/スコットランド
スコットランド西部、アウター・ヘブリディーズ諸島における最大の島。ひとつの島であるのに、島の北部をルイス島、南部をハリス島と二つの名称を持つ珍しい島です。地面からにょきっと突き出た「カラニッシュ立石」が最大の観光ポイント。南へ向かうほど、牧草地、湖といった大自然の旅を楽しめます。
【6位】 ナクソス島/ギリシャ共和国
キクラデス諸島のなかで人気のサントリーニやミコノスをおさえ、ナクソス島がランクイン。中世のおもかげを残した小さな街は、ひとたび路地へ入るとまるで迷路のように細長い道がつづきます。アポロン神殿の一部は島のシンボル。
【9位】 イースター島/チリ
ご存知、絶海の孤島であり、約1000体もの石の巨像「モアイ像」が現存しているイースター島。モアイ像には製造目的や運搬方法など、今でも多くの謎と伝説が残されており、その神秘性も旅ゴコロをくすぐります。
魅力3:島規模が小さくプライベート感がある
【7位】 アイツタキ島/クック諸島
ニュージーランドの自治領として15もの島と環礁から成るクック諸島。車で1周20分という小さなアイツタキ島は、緑が生い茂る本島と、それを囲むターコイスブルーのラグーンが美しい場所。1年間で訪れる日本人観光客はごくわずかという、まさに秘境の島です。
【8位】 ノシベ島/マダガスカル国
マダガスカル本島北西の沖合浮かぶ小さな島。美しいビーチ、手つかずの自然、希少価値の高い動物との出会いを求めてヨーロッパ諸国から多くの観光客が訪れています。香水やアロマオイルの原料になる「イランイラン」の産地としても有名。
場所によってさまざまな顔を持ち、また、旅人に千差万別のイメージを抱かせる「島」。この言葉を聞いて、みなさんはどんなイメージを持ちますか?
1位 アンバーグリス・キー/ベリーズ
2位 プロビデンシアレス/イギリス領タークス・カイコス諸島
3位 ボラボラ島/フランス領ポリネシア
4位 マルコアイランド/アメリカ合衆国
5位 ルイス・ハリス島/スコットランド
6位 ナクソス島/ギリシャ共和国
7位 アイツタキ島/クック諸島
8位 ノシベ島/マダガスカル
9位 イースター島/チリ
10位 タオ島/タイ ※アジア部門1位