建物の外の彫刻にも注目!
芸術の都・パリ。世界に名だたる美術館巡りをするのも、パリ観光の定番ルートです。そこで、印象派絵画を見たくて、オルセー美術館まで出かけてきました。元々駅舎だった開放感のある館内に期待を膨らませて訪れたのですが・・・。
なんと、訪れた日はあいにくの休館日!
しかし、中に入れなくても、十分に楽しめました。
美術館の外に並んでいるこの彫刻たちを、じ~っくり観察しているだけで、満足できてしまったからです。
入り口前の広場に並ぶ、六体の女性の銅像。
これは、六大陸を女性の姿で表現したものなんです。
これはヨーロッパ。ギリシャの女神、アテナ風のかぶとをかぶっていますね。
こちらは、アフリカ。顔立ちに民族の特徴が表れていますね。
北アメリカ。服装も顔立ちも、ネイティブアメリカンのものを表現しています。
これは、南アメリカ。どこが南アメリカっぽいのかは、ちょっとよくわかりませんでした。
そしてオーストラリアです。
どの銅像も、やけくそのように胸だけさらけ出してますね。
「胸をさらすことに、何の意味があるのか!」と小一時間問い詰めたいところです。
気になる「アジア」の彫刻は・・・!?
それでは、最後にアジアの銅像を見てみましょう!
©Akiko Imai
じゃーん!
なんというか・・・浅草あたりで売っている外国人への土産物用のカツラをかぶっているみたい。畑仕事の途中で授乳しているおっかさんのようです。
しかも、なぜか象に乗り、手には東南アジアの上座部仏教のものと思われる仏像を持ち・・・。
「日本」ではなくて、「アジア」を表現するため、さまざまな国の文化をミックスしているから、こんな感じになるんでしょうが、それにしても・・・なあ。
しかし、よくよく考えてみれば、「アジア」なのにやけに日本比率が高いのも気になります。
ヨーロッパからしてみれば、アジアといえば中国の印象が強そうなものだけれど・・・?
どうやらこの銅像は、1878年のパリ万博に向けて制作されたもののようです。
ちょうど、日本では明治維新を迎えて、ヨーロッパとの交易も活発になってきた時期のはず。ヨーロッパの中では、日本が新しいトレンドだったのでしょう。
他の大陸の銅像を見ても、さほど違和感はなかったのですが、自分がアジアの銅像にこれだけの違和感を感じたのだから、きっと他の大陸の方々も、それぞれツッコミをいれながら見ているに違いありません。
他大陸の方のツッコミはどんな感じなのか、聞いてみたいものですね。
■
オルセー美術館住所 1 rue de la Légion d’Honneur, 75007 Paris
TEL +33 (0)1 40 49 48 14
料金 11ユーロ
開館時間 9:30~18:00(木曜日のみ~21:45)
定休日 月曜日、5/1、12/25
[Photo by shutterstock]
Akiko Imai ライター・気象予報士
「団子より花」をモットーに、グルメよりは生き物や絶景を求めて旅するフリーライター。普段は医療系記事・育児&教育系記事・子ども向け科学本などを執筆する傍ら、気象予報士としてお天気教室の講師も務める。共著書に『気象の図鑑 (まなびのずかん)』(技術評論社)がある。
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