古代より世界の人々を魅了してきたアイスクリーム。当時は雪や氷を利用していたそうで、疲れた体を元気づける健康食品としての意味合いが強かったようです。
嗜好品としてのアイスクリームはローマの英雄ジュリアス・シーザーや、暴君として名を馳せた皇帝ネロが楽しむようになったのが始まりだとか。イタリアのアイスの歴史って古いのですね!
さて、ドイツにはイタリアのアイスクリーム職人が考案したとされるスパゲティーアイス「Spaghettieis」が存在します。
生クリームを盛ったボウルにスパゲティに見立てたバニラアイスをのせ(モンブランのようなイメージ)、トマトソースならぬストロベリーソースをたっぷりかけたもの。パルメザンチーズの代わりにココナッツフレークやホワイトチョコなどを振りかければ、見た目はポモドーロ・スパゲティそのもの!
なんでもイタリアらしさを演出しようとして作ったものだそうで、1960年代の誕生以来たちまち大人気に! 現在では街のアイスクリームショップはもちろん、スーパーなどでも購入できます。
今でこそ日本にも「インコアイス」や「ラーメンアイス」など不思議なものが出回っていますが、当時のドイツではセンセーショナルな発明だったことでしょう。
ところで、ドイツ人は生クリームが大好き! 当地でアイスを注文すると、必ずと言っていいほど生クリームがたっぷり添えられて供されるそうです。アイスというよりはむしろサンデー!? 甘くてボリュームたっぷりのアイスを食べにドイツへ行ってみたいですね。