最近、街中で見かけることが少なくなった「こいのぼり」。しかし伝統を受け継ぐ意味合いを込めて、春先から子どもの日にかけて、全国でこいのぼりにまつわるイベントが多数開催されています。
子ども向けと思われがちなイベントですが、その迫力たるや、実は大人にとっても一見の価値あり!ゴールデンウィークにぴったりのお出かけ先です。
こいのぼりの総数が世界一!
群馬県館林市で開催される「世界一こいのぼりの里まつり」。その名の通り平成17年にはギネス記録にも認定されました。
館林駅から歩いて20分程の鶴生田川をメイン会場とし、市内5か所で大小5000匹を超えるこいのぼりが空を泳ぎます。この壮大な景色を一目見ようと、ファミリーはもちろん、カップルやグループで賑わいます。これだけ揃うと圧巻ですね!
重量100キロ級のこいのぼり!?
埼玉県加須市で毎年5月3日に開催される「市民平和祭」。会場の利根川河川敷緑地公園ではメインイベントとして「ジャンボこいのぼり」の遊泳が行われます。
昭和63年、地元青年会議所の協力のもとに第1号が作られたというこいのぼり。昨年まで10年遊泳し続けた第3号の老朽化から、今年は新たに第4号が制作されました。その大きさは何と縦20m、横100m、重量120キロ!イベント時はクレーン車まで登場する規模感です。
観光スポットと異色コラボ!
すでに東京タワー春の恒例イベントとなりつつある、333匹の「こいのぼり」と巨大「さんまのぼり」。友好関係にある岩手県大船渡市の復興を応援すべく始まりました。
鯉のぼりの数は、東京タワーの高さ333メートルからきています。青い空に赤いタワー、彩り豊かなこいのぼりのコントラストが美しいイベントです。17時以降は鯉のぼりを吊るワイヤーが七色に光りライトアップも。
青空のなかを赤や青、黄色といった鮮やかな色のこいのぼりが舞う姿は、情緒深いものがあります。新緑の季節を彩る日本ならではの風物詩です。