ドイツのソーセージは約1500種類
ドイツといえば、ソーセージやフランクフルトを片手にビールをゴクリ! というイメージがありませんか? これはあながち間違いではなく、実はドイツには地域ごとに特徴のあるご当地ソーセージやビールが数多く存在します。
バイエルンを代表する仔牛肉の白いソーセージに、ニュールンペルグ地方のスパイシーなソーセージなど、色も風味も長さも異なるものが約1500種類! ビールに至ってはドイツ全土で約6000種類もの地ビールが楽しめるそうです。
こちらは「Berverian Breakfast」と呼ばれる、バイエルン地方に伝わる「朝食」です。
茹でた白いソーセージ、プレッツェルをビールと一緒に頂きます。ソーセージの皮は剥いでから食べます。
これが国民的B級グルメ!Currywurst(カレーヴルスト)
ドイツにはソーセージやフランクフルトの屋台が無数あり、なかでも国民的B級グルメが「Currywurst(カレーヴルスト)」と呼ばれもの。加熱してから一口大に切ったソーセージにケチャップとカレー粉をかけて食べるという、ベルリン生まれのソーセージ料理です。
パンやフライドポテト、マヨネーズを添えたりすることもあるそう。
ドイツ大使館によると、ドイツでは年間に約8億食、そのうちベルリンでは7000万食のカレーヴルストが消費されているのだとか!
地元の人たちはそれぞれお気に入りのカレーヴルスト屋台があるらしく、語りだしたら止まらなくなってしまうほど。ドイツ大使館の公式サイトでは、このB級グルメが「ベルリンのソール・フード」として紹介されています。むむむ・・・、すごい熱の入れようではありませんか!
ついに博物館まで・・・!
そして国民の熱き想いは、ついに「Deutsches Currywurst Museum Berlin(カレーヴルスト博物館)」という形で実現。2006年のことです。
博物館ではカレーヴルストの誕生秘話を始め、さまざまな食べ方について学べるだけでなく、直営のショップで試食もできるそうですよ。ミュージアムショップでは、オリジナルのソーセージ皿やエプロンにTシャツなどのお土産が購入できます。
もちろんソーセージ以外にもジャガイモ料理や肉料理、小麦を練って作るパスタやニョッキのようなダンプリングなど、ドイツの食文化は多彩。でもまずは、地元の人たちに交じってカレーヴルストを味わってみたいものです。
住所:chützenstraße 70, 10117 BerlinGermany
電話: +49-388-718-647
開館: 10:00 AM 〜20:00 PM
料金: 大人11ユーロ、カレーヴルストの試食付き券は13.90ユーロ
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