人気の海外旅行先として、常に上位にランクインしている「イギリス」。物価の高さは有名だけれど、イギリスにある何千という博物館や美術館が無料で入場できることをご存知でしょうか?
展示の多さで知られる「British Museum(大英博物館)」を始め、サイエンス系の「Natural History Museum(自然史博物館)」など、多くの博物館がいつ訪れてもタダ! ヨーロッパの博物館や美術館は入館料が1000円程度のところが多いため、かなりの節約になりますよ。イギリスの政府観光庁ホームページ『Visit Britain』より、入館料無料の「博物館ベスト5」を見てみましょう。
第1位.British Museum(大英博物館)/ロンドン
古代エジプトの石碑「ロゼッタ・ストーン」やエジプトの「ミイラ」など、古今東西の工芸品や書籍など古代から20世紀までの多岐に渡るコレクションを800万点以上所蔵。
[公式ウェブサイト]
第2位.Natural History Museum(自然史博物館)/ロンドン
自然史系の博物館では国内最大級。常設展は「動物」「昆虫」「古生物」「植物」「鉱物」の5つの分野から成り、すべて無料。特別展は一部有料のものもあります。迫力のある恐竜の展示物は圧巻!
[公式ウェブサイト]
©Jorg Hackemann / Shutterstock.com
第3位.V&Museum (ヴィクトリア&アルバート博物館)/ロンドン
アートとデザインの分野では世界規模の展示を誇る博物館。近年は常設展の見直しを図り、より充実したラインナップに。コレクションはヨーロッパや日本を含むアジア、中東地域の美術品など約6万点が並びます。英国の歴史をアートとデザインを通して綴った「British Gallery」や、中世の宝石を集めた「Jewellery gallery」は要チェック。
[公式ウェブサイト]
第4位.Museum of Liverpool(リバプール博物館)/リバプール
2011年にオープンした、近未来的な外観が印象的な博物館。イギリス北西部の港町「リバプール」の地理、歴史、文化に関する展示を見ることができます。
[公式ウェブサイト]
©JuliusKielaitis / Shutterstock.com
第5位.Museum of Scotland(スコットランド博物館)/スコットランド
エディンバラを首都とする英国北部のスコットランド。スコットランドの民族や文化に関する展示物を始め、世界の自然史、歴史、アート、デザイン、科学技術などさまざまな分野をカバー。2011年には16のギャラリーを増設、数年後には科学技術、アート及びデザイン関連のギャラリー増設を予定しているのだそう。
[公式ウェブサイト]
©Brendan Howard / Shutterstock.com
おまけ.駆け足で見る、無料の人気美術館5選
オランダを代表する画家、ヴァン・ゴッホの作品「ひまわり」を所蔵した「National Gallery(ナショナル・ギャラリー)」、ヘンリー8世の肖像画が印象的な「National Portrait Gallery(ナショナル・ポートレート・ギャラリー)」、15世紀以降の多様な美術作品を展示する「Tate Modern(テート・モダン)」などロンドンにある美術館から、ロンドンに次ぐ大都市バーミンガムにあり、ラファエロ前派の絵画コレクションで有名な「Birmingham Museum(バーミンガム美術館)」、西ヨークシャー地方にある500エイカー(東京ドーム約43個分!)の広さを誇る彫刻の美術館「Yorkshire Sculpture Park(ヨークシャー・スカルプチャー・パーク)」が人気トップ5にランクインしています。
イギリス国内の博物館や美術館についてもっと詳しく知りたい方は、英国政府観光庁ホームページ「Visit Britain」を覗いてみるといいですよ。イギリスのありとあらゆる情報が網羅されているので、渡航の予定があるならきっと役に立つはずです。
[All photo by shutterstock.com]