大事な友人が病気になったら、あなたは友人に何をしてあげられるでしょうか?
ニューヨークの小学校1年生の女の子パイパーちゃんには、大親友のナイヤちゃんがいました。が、ナイヤちゃんは白血病にかかり、一時は昏睡状態に陥るほどの重体に。やっと復学出来た親友は、抗ガン治療のため、丸坊主になっていました。そこでパイパーちゃんは、ある決心をしたのです。
写真左 ナイヤちゃん、写真右 パイパーちゃん ©Facebook/Goin’ Bald For Bucks
全校生徒が見守る中で、ずっと伸ばしてきた綺麗な髪の毛を切ることにしました。
癌患者への支援のため、寄付金を集める団体「Goin’ Bald for Bucks」(募金のために坊主になろう)に参加することにしたのです。二人の通学する小学校では、夏休み前の最終登校日に行われる恒例行事となっていました。
©Facebook/Goin’ Bald For Bucks
誰から言われたのでもなく、自ら自分の髪の毛を寄付すると決めたパイパーちゃん。
髪の毛を切る間、親友のナイヤちゃんが手を握り、見守ります。
©Facebook/Goin’ Bald For Bucks
お揃いの坊主頭になった二人。パイパーちゃんには、伸ばしてきた髪の毛を失ったことに、悲しみや寂しさはありません。大事な親友といられることが、ただ嬉しいのです。心が結びついた特別な友達だということが、お互い解っているのですから。
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パイパーちゃんの他にも趣旨に賛同して、参加することを決めた生徒は6人。
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皆坊主頭になりました。晴れやかな笑顔が印象的です。
自分のためでなく、「他人に何をしてあげられるか」。
大人の私達も、改めて考えなければいけないことですね。
©Facebook/Goin’ Bald For Bucks
Phone: (716) 845-8788
Fax: (716) 845-1478
E-mail: GoinBaldforBucks@roswellpark.org
Mailing Address:
Goin’ Bald for Bucks
P.O. Box 644
Buffalo, NY 14240-0644
団体の発祥
2002年、キャスリーン・ジョージは癌治療を受けていました。キャスリーンの兄弟トニーは、抗ガン治療で失われた彼女の髪が生えるまで、自分も坊主頭でいると誓いました。彼が教師をしている高校で、彼の生徒が同感して、同じように「坊主頭にするなら、金を払おう」と冗談で持ちかけたのが、「Goin’ Bald for Bucks」の発祥となったそうです。
参加者の髪の毛の寄付金は、アメリカ最初の癌センターであるRoswell Park Cancer Instituteのガン研究と看護プログラムの為に役立てられます。
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