秋の訪れを感じる時、美味しいコーヒーが飲みたくなりますね。喉を潤すだけでなく、心を開放する時間が欲しい時。自分自身と、そしてコーヒーと向かい合うひととき。そんな時間を持てる珈琲店が、西荻にはあります。
ダンテ
はじめて扉を開けた時は、緊張する店。２度目以降は、扉を開けるのが楽しみになる店。アイスコーヒーは秀逸です。
大人にならないと似合わない、喫茶店。
住所 東京都杉並区西荻南3-10-2
電話 03-3333-1597
営業 無休
どんぐり舎
ひとりの時間が心地良い、自分の「書斎」。今ドキのカフェでは味わえない、狭いのに落ち着ける空間です。
©Sara Aoyama
おススメは、いかにも中央線的なネーミングの「ほろ苦ブレンド」。
©Sara Aoyama
3種類のジャムがのった「ジャム・トースト」も美味しくて。
自分の居場所が分からなくなった時、この店の空席を探しに行きたくなります。
©Sara Aoyama
住所 東京都杉並区西荻北3-30-1
電話 03-3395-0399
営業 不定休
それいゆ
西荻窪のランドマークともいえる喫茶店。どこといって突出したものはないのに、（それゆえに？）居心地の良い店です。一人でも、友人とお喋りしたい時でも。名物の水出しコーヒーも良いが、ポットサービスのミルクティーも捨て難し。
©Sara Aoyama
バラエティーに富んだフードメニューも魅力。
ほうれん草たっぷりの「鉄骨パスタ」、チーズがとろける「チーズカレー」など、ついついオーダーしたくなってしまいます。
©Sara Aoyama
住所 東京都杉並区西荻南3-15-7
電話 03-3332-3005
営業 無休
豆の木
コーヒー豆を買うのに、信頼のおける店、豆の木。豆を挽く待ち時間に、デミタスカップで珈琲のサービスがあるのは、嬉しい心遣い。10時間かけてドリップしたコーヒーは、ひとくち飲めば違いを実感できます。
「夏のブレンド」はアイスコーヒーに出来るほどくっきり強い味、「冬のブレンド」はコクがあって深い味など、個性の異なる四季のブレンドはおススメ。次のシーズンが待ち遠しくなります。
住所 東京都杉並区西荻南2-27-10
電話 03-3333-1073
営業 火曜日、第3水曜日定休
中央線の中では、地味な印象が強い西荻窪ですが、実は大人の名店が揃っているのです。秋風を感じたら、好みにあったコーヒーを探す小さな旅に。
PROFILE
sara-aoyama ライター
はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。
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