イタリア半島西南の地中海に浮かぶ島、シチリア島。かつては日本でも「南イタリア=危険」というレッテルが貼られていましたが、徐々に人気を集めている南イタリア。その中でもシチリアは、かつて様々な民族が行き交う地点でもあった事から、そのユニークな歴史や建築様式など魅力たっぷりの島です。
歴史の宝庫
地中海に浮かぶ島という地理が要因となり、かつては古代ギリシャ、カルタゴ、ローマ、アラブ、ノルマンなどから制服を受けたシチリア島。
こちらはシチリアの伝統陶磁器。やはり色使いやデザインにも、どこか異国風な雰囲気が漂っていますよね。様々な民族や文化が交差した場所だからこそ、生まれたデザインなのかもしれません。
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太陽をたっぷり浴びた料理の数々
本土に住むイタリア人も唸るほどの美味しさが自慢のシチリア料理。特に太陽をたっぷり浴びて育ったトマトを始め、野菜の味の濃さにはびっくりさせられます。イタリア全土に出回るシチリアの野菜、「美味しいなぁ」と思うとやはりシチリア産だったという事がよくあります。
美味しいのは野菜だけでなく、魚介料理もです。シチリアはオリーブオイルの生産が盛んな島でもあるため、地元のオイルをたっぷり使用した魚介パスタは最高においしいでしょうね。また、太陽を浴びながらの食事は格別でしょう。
イスラム文化の影響を受けた事から、シチリア料理には「クスクス」など、中東料理の要素も入っています。時代は変われど、「過去」と「現在」は何らかの形でつながっているように思います。
どこまでも透き通った海
南イタリアは海の綺麗なところが多いですが、シチリアの美しさは特別だと言われています。早い年では5月から海水浴がはじめられるそうです。
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とびきり明るい地元の人
©Aleksandar Todorovic / Shutterstock.com
温暖な気候のせいか、とにかく明るくて笑顔が似合う人が多いというイメージのシチリア。まだまだイタリア本土ほど、インフラが整っているわけではありませんが、だからこそ今も人間同士のコミュニケーションが生活に密着しているような気がします。
夏にはイタリア本土からも多くの観光客がシチリアを訪れます。機械からは感じられない、人間がもつ「温かみ」を感じさせてくれる人々が未だに多く存在すること、それがシチリアの魅了ではないでしょうか。
イタリア通の日本人が「一度行ったらはまる」と言う理由が分かる気がします。エネルギーに溢れたシチリア、「元気がほしい!」と思ったときにぜひ訪れたい島の1つです。
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