ビッグアイランドという愛称で知られるハワイ州の中で一番大きな島、ハワイ島。観光地化されていない場所が大半を占め、太古の時代と変わらぬ美しい景観を楽しむことができる貴重な島として「本物のハワイを体感するならハワイ島へ」とハワイ好きから推奨されています。30年間活動を続ける活火山、全米No.1に選ばれたビーチ、秘境の聖地など、絶景が集まるハワイ島の姿をのぞいてみましょう。
ハワイ州で唯一の世界遺産、キラウェア火山
世界で最も活発的に活動をしているキラウェア火山。1983年1月に始まり30年以上も噴火し続けているという驚くべき活火山です。
ハワイ州で唯一の世界遺産として認定されているキラウェア火山国立公園では、流れ狂う溶岩の姿、火山の噴火口、溶岩の荒野など大自然の姿を体感することができます。
噴火口へはヘリコプターツアーもあります。雄大な火山の光景を空から眺めるなんて、ダイナミック！
広く続く、黒い溶岩の荒野はハワイ島ならではの景観です。ハワイの火の神、ペレが住むと言い伝えられる神聖なパワースポットでもあります。
全米No.１ビーチに選ばれた「ハプナ・ビーチ」
溶岩に囲まれた黒いビーチが一般的なハワイ島の中で、ひときわ美しさが目立つ同島最大の白砂ビーチ「ハプナ・ビーチ」。世界のベストビーチTOP10の常連で、1位に選ばれたこともあります。
ハプナ・ビーチ州立公園として、整備されたビーチ。どこまでも広がる青い空、エメラルドグリーンの海・・・まるで絵はがきのような美しい瞬間です。
全米1位のビーチにもかかわらず、人の姿はまばら。まるでプライベートビーチのようにのんびりと過ごせそうです。
サンセットの光景もまた格別。情熱的なハワイの夕日が、真っ赤に海を染めていきます。心に焼きつく、すばらしい光景です。
深い谷に美しく流れ落ちる「アカカ滝」
見上げるような高さ134mの谷に流れ落ちていくアカカ滝。驚くような落差を勢いよく注ぎ込んでいく水流の姿は、圧巻。ハワイ島で一番有名な滝として知られています。
細長い、独特な形をしたアカカ滝の姿。ハワイの大自然が生み出した美しい姿、一度は目にしたい光景です。
運が良ければ、虹が見えることもあります。
アカカ滝周辺は「Akaka Falls State Park（アカカ滝州立公園）」になっていて、野生のラン、シダ、竹林が生い茂る美しい緑の熱帯雨林に囲まれています。ハイキングコースにもなっており、自然の美しさを体感できる場所です。
壮大に広がる景観「ワイピオ渓谷」
ハワイ島の大自然が体感できるスポットといえば、ワイピオ渓谷。ハワイ語で「曲がりくねる水」という意味を持つ同所は、その名の通り水が豊かで、数個の滝が流れています。
断崖絶壁の谷、太平洋のブルー。なんとも美しい光景です。古くは王族ゆかりの場所とされていた谷の洞窟には、多くの王族たちが葬られているのだとか。不思議な力が宿る場所として不思議な言い伝えが残されています。
1946年、1976年と大津波に襲われましたが、死者はひとりも出ず、王族の霊力に守られているからだといわれているそうです。
でこぼこと曲がりくねった地形、よく見ると小さな滝が流れ出ています。
世界有数の黒い砂浜「プナルウ黒砂海岸」
一面に広がる真っ黒なビーチ、想像できますか？火山活動により、ハワイ島には黒いビーチが存在しています。
その名は「プナルウ黒砂海岸（Punaluu Black Sand Beach）」です。
この黒い砂の正体は、溶岩です。溶岩が細かく砕けたものが砂浜になったのです。
ハワイで最も有名な黒い同ビーチは、ハワイ火山国立公園とナアレフという小さな町の間に広がっています。
全面、真っ黒で強烈な印象を受ける人も多いそうですよ。
ウミガメが日光浴をして甲羅干しをする場所としても知られる同所。漆黒のビーチでのんびりくつろぐ姿は、見る人の心を癒してくれます。
大自然の景観が広がる、美しいハワイ島の姿。朝、昼、夜とその姿を変える素晴らしい光景、一瞬で心に焼き付いてしまいそうです。
[Photo by Shutterstock.com]
PROFILE
HARUNA ライター
ライフスタイル、旅行、美容・健康、ファッションなどのコラム記事を執筆しているライターのHARUNAです。両親が貿易雑貨の仕事をしており、幼少の頃から買い付けに同行してヨーロッパなど各国を周りました。その影響で海外旅行が大好きに。文章を書く仕事を経て、現在はフリーのライターとして活動中。海外旅行が生きがいで、特にハワイとフランス好き。各国の楽しいニュースをお届けしたいと思います！
SHARE
