こんにちは、時空の旅人です。TABIZINEの時間を遡り、今までのヒット記事巡る旅をしています。今回は2013年11月09日に紹介した、世界の奇妙な絶景を振り返ってみたいと思います。 |
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世界は広い。目を疑う光景って本当に存在するものなのですね!
デビルズ・マーブル(オーストラリア)
力いっぱい押せば転がるような、不安定な状態でゴロゴロしている丸い巨石たち。自然の力で削られたというけれど、まるで巨人がつまんでそこに置いたように見えます。
ダナキル砂漠(エチオピア)
マグマ至近の窪地で、硫黄、塩、酸、ミネラル、藻などが織りなす不思議な色と形。平均気温48度という過酷な地ですが、いまもここで岩塩を採掘する部族がいるそうです。
デスバレーの動く石(アメリカ)
アメリカで最も暑く乾いた死の谷の平原には、軌跡を描いて移動する岩石があります。重いものは数百kg。NASAをはじめ、研究者たちがいろいろ仮説を立てていますが、まだ実際に岩が動くところを見た人はいないそうです。
レンソイス・マラニャンセス国立公園(ブラジル)
まるで「レンソイス(ポルトガル語でシーツの意味)」を広げたような真っ白な砂丘には、雨期になると無数の小さな湖が生まれます。奇妙なのは、そこに魚がいること。一体どこから?
モエラキ・ボールダーズ(ニュージーランド)
海岸に並ぶこの巨大な球体、大きいものは高さ3mくらい。貝殻などを核に、真珠の要領で約400万年ほどかけて自然にできあがったものだそう。
モノ湖のトゥファ(アメリカ)
湖畔に並ぶ不思議な形の岩群(トゥファ)は、石灰の華。本来は水中にあるべきものだそうですが、環境破壊で水位が下がり、むき出しになっているのだとか。
ハット・ラグーン(オーストラリア)
ピンク色の湖! その正体は、ドゥナリエラ・サリナという藻の一種とハロバクテリアという菌。このふたつのバランスによって、暑い時期のみ、濃淡さまざまなピンク色に変化するのだそうです。
ウェーブロック(オーストラリア)
雨風や砂などに削られて27億年前にできたというストライプ模様の一枚岩。その名の通り、永遠に止まり続ける波のよう。
カッパドキア(トルコ)
火山の噴火で柔らかい岩と固い岩が混ざり、柔らかい部分のみ浸食されてできたもの。キノコ形の岩は現地で「妖精の煙突」と呼ばれますが、本当に妖精や小人がひょっこり出てきそうですね。
スタッファ島(イギリス)
古代遺跡? と思いきや、溶岩が冷えて縮むときに規則的に割れてできたものだそう。まさに自然の名作です。
自然の作り出す脅威の絶景は、ときに人工的にも思えるほど独創的で巧妙。どのように作られたかを聞いてもなお、そこに神の力を感じ、数々の伝説が生まれることに共感します。
執筆者:山口彩
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