東欧のチェコ共和国。幻想的で美しいプラハの街並と並んで有名なのが、チェコビールです。ビール醸造の歴史は古く、国民1人あたりのビール消費量は世界でもトップクラスを誇ります。また、大草原でありワインの産地としても名高いモラヴィア地方を始め、チェコはワインの生産も盛んです。
そんなチェコには、お酒好きにはたまらないアトラクションがあります。一体、何だと思いますか? 答えはぜひ、読み進めていただくことにしましょう。
ビール飲み放題! 夢のようなビール風呂
チェコでは、スパトリートメントにビールを用いることも少なくありません。なかでも世界的に有名な温泉地「Karlovy Vary(カルロヴィ・ヴァリ)」にある「Pivni Lazne」と呼ばれるスパは、ビールスパの草分け的な存在。オリジナルの配合で醸造されたビールたっぷりのお風呂に浸かりながら、お好みのビールを好きなだけ飲めるという、ビール好きにとってはたまらない施設なのです!
それにしても、ビールにどんな効能があるの? と不思議に思いますよね。ビールには代謝を促し、体内の老廃物を取り除くことで、心身ともにリラックスした状態へと導く効果があることが科学的にも分かっています。また、ホップやビール酵母菌により、お肌の若返り効果も期待できるのだとか。
ビール風呂の歴史は古く、2000年前にさかのぼります。免疫力を高めることや治療を目的に使われていたというから驚きですね。
古城でロマンチックな気分に浸るワインセラピー
ビール風呂と並んで試してみたいのが、ぶどうを使ったスパトリートメント。ぶどうにはお肌の若返り効果や痩身効果があり、ヨーロッパでは「ワインセラピー」として知られています。
なかでも特別感に浸れるのは、お城でのワインスパ体験。古城を改装して新しく生まれ変わったホテル「Zamek Zabreh」内にあるスパ施設「Chateau Wine Bath」では、ワイン樽を思わせる浴槽のなかでグレープシードオイル配合のお湯にゆったりとした優雅な時間が過ごせます。こちらでは、ビール風呂を楽しむこともできるそうですよ。
いかがでしたか? 今回ご紹介した場所以外にも、ビールやワイン風呂を体験できる場所はまだまだあります。チェコを訪れる際には、観光だけでなくユニークなスパ体験もしてみたいものですね。