忙しいという字は、心がお亡くなりになると書きます。だから人は、忙しいときほど、お茶を飲んだり一服したり、ふと空を眺めたりする時間が必要なのだと思うのです。
ちょっとでもいいから、立ち止まること。いったん世の中と自分を切り離すと、驚くほどリフレッシュできたり、いいアイデアが浮かんできたりするものです。
思わず空を見上げたくなるような世界の絶景を集めてみました。
大の字になって見上げたくなる空
オーストラリアのマンゴ国立公園。ウォールズ・オブ・チャイナ (万里の長城)と呼ばれる三日月形の砂丘の上には、大きな大きな空がどこまでも広がっています。
風景に溶けてしまいそうな空
ドイツ西部、ライン川沿岸の田園風景。優しい色の大地と空は、眺めているうちに自分まで溶けこんでしまいそうです。
ノスタルジックな空
英国スコットランドのダンネット・ヘッド。切なさを誘うほどの夕暮れは、ノスタルジックな気持ちとともに、ふとわれに返るきっかけを与えてくれます。
物語を感じる空
ラップランドの森。サンタクロース村もあるラップランドは、魔法と神話の国。見上げる空にだって、きっと魔法がかかっているはず。
ハッと息を飲む空
英国スコットランドのペントランド・ヒルズ・リージョナル・パーク。ワイルドフラワーの色をそのまま映し出したような空に、思わず心を奪われます。
目に見えぬものに感謝したくなる空
オアフ島クアロア・リージョナル・パーク。美しさをとおりこして、神々しいほどの空が水平線に広がります。何かに感謝したい気持ちが生まれた瞬間、きっと心は自由になっているのではないでしょうか。
都会の上にも空がある
米国マンハッタン。今日もまた、空では夕焼けが始まります。ビルの狭間から見える美しい空も、きっと心をなごませてくれます。
空はいつでもそこにあります。
うつむきがちになる忙しいときほど、どうか見上げてみてください。
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