こんにちは、時空の旅人です。TABIZINEの時間を遡り、今までのヒット記事を巡る旅をしています。今回は2014年04月09日に紹介された、世界の夕焼けをお伝えします。 |
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今この瞬間も、地球のどこかで美しい夕焼けが人々の心を満たしています。
美しい夕焼けを見ると、甘美な気持ちになるのはなぜでしょう。今たしかに目の前にある美しさへの陶酔、その夕焼けや一日が終わっていくほんの少しの切なさ、そんなものが心を満たすからかもしれません。
世界の空を夕焼け色に染める絶景を集めてみました。
グランドキャニオン国立公園(アメリカ)
世界で最も雄大な渓谷、アリゾナのグランドキャニオン。奇跡の渓谷とも呼ばれる、南北600mにおよびそびえる断層は、夕焼けの美しさでも有名です。奇岩と夕日が生み出す神秘的な陰影・・・誰もが息を飲む瞬間です。
セレンゲティ国立公園(タンザニア)
キリンのシルエットが影絵のように浮かぶ、アフリカ・タンザニアの夕焼け。「セレンゲティ」とは、「果てしなく広がる平原」という意味だそう。地平線に沈む太陽も、世界遺産の一部です。
プロヴァンス(フランス)
南仏のラベンダー畑の夕暮れは、薄紫の花と夕日のグラデーションが溶け合う、ファンタスティックな眺め。ラベンダーの香りまで感じられるような、優しい空気に包まれる絶景です。
アンコール・ワット(カンボジア)
サンセットが美しい遺跡といえば、アンコール・ワット。遺跡が西向きに建てられているため、黄金色に包まれ、水鏡に映る光景が幻想的です。何だか厳かな気持ちにさえなってしまう夕焼けです。
ウェリガマ(スリランカ)
夕暮れ時海に現れた妖精? のような不思議な光景。これはスリランカ南部の伝統的な釣りの方法で、海に差した一本の棒の上につかまり、魚を引っ掛けて獲るのだそうです。昔話の世界に迷い込んだような風景ですね。
ブルーモスク(トルコ)
正式名称は、スルタンアフメット・モスク。イスタンブールを代表するモスクです。昼間は青い輝きを放つこの建物が、夕日を浴びてオレンジ色に浮かび上がり、海の青との美しいコントラストを生み出します。
ビクトリア・ピーク(香港)
世界三大夜景のひとつ、「100万ドルの夜景」に訪れる夕焼けは、一日が終わる切なさよりもこれから始まる夜へのわくわく感で満ちています。「世界最大の永続的な光と音のショー」としてギネス世界記録に認定されたシンフォニー・オブ・ライツも見逃せません。
夕焼けの色は「何色」と一言で表せません。太陽と雲と風が描く複雑な色合い。それは終わってしまうからこそ一層美しく感じ、うっとりと癒されてしまうのかもしれません。
執筆者:山口彩
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