水中を泳ぎまわる小さな美しい魚と緑の水草。
そんな小さなオアシス「アクアリウム」を眺めるだけでも、忙しい日常を忘れ、心がほっこりと癒されます。“水族館”という意味もありますが、ここでいうアクアリウムとは水草や流木を飾り、熱帯魚などの水中生物を飼育する水槽のこと。
アクアリウムに興味はあるけれど、手間やコストがかかりそうといったイメージで億劫に感じている方も多いのではないでしょうか？
今回はコストのかかるエアポンプや濾過装置、手間のかかる頻繁な水換えも必要なく、誰でも簡単に趣味として始められる「ボトルアクアリウム」についてお伝えします。
ボトルアクアリウムとは？
初心者におすすめ、マリモと水草のアクアリウムボトル。
ガラス瓶の中で、小さな魚や水草を育てるボトルアクアリウム。魚たちが出す排泄物や残餌は底床に棲むバクテリアが分解し水を浄化、魚が出す二酸化炭素を水草が酸素に変えてくれます。底石、植物、生物が瓶の中に共存することにより自然の水中環境が再現され、うまくバランスが取れた状態を保つことができるのです。
ボトルアクアリウムを始めてみよう
無色透明の瓶、底石、水草、小魚が揃えば簡単に始められるボトルアクアリウム。
それぞれ自分の好みのものを集めて作ることもできますが、簡単に作れるとはいえ、長く楽しみたいならば、瓶の適度な大きさ、魚や水草それぞれの種類の組み合わせなど、ある程度の知識が必要です。
面倒なのは嫌という方には、ボトルアクアリウムに必要なものが全て揃ったセットがおすすめ。
美しくひらひらと水中に舞うベラ。なつくと指を近づけると寄ってくるのだそう。お手軽に始められるボトルアクアリウムですが、生き物を飼うからには最後まで責任を持ってしっかりと育ててあげたいですね。
水草だけのアクアリウムも
魚を飼うのはちょっと難易度が高いかも・・・という方には水草だけのアクアリウムがおすすめ。瓶に限らず、気に入った形のガラス容器があれば水草を入れて楽しんでみましょう。お部屋に癒しと活気を与えてくれる美しいインテリアとなります。
水中を泳ぐ小さな魚たちにとっては器の中が世界のすべて。器の中にはそんな小宇宙が広がっています。
私たちに深い癒しのひとときを与えてくれるアクアリウム。気軽に始められるボトルアクアリウムで、心豊かな日常を過ごしたいですね。
PROFILE
小坂井 真美 ライター
クロアチアの首都ザグレブ在住。現地での色々な仕事の傍ら、フリーライターとしてクロアチアを中心とした南東欧諸国について執筆。趣味は街歩き、食べ歩き、寺歩き、そぞろ歩き。仲間、明るい太陽とおいしいごはんがあれば幸せ。人生は旅。たくさんのモノ・人・土地と出逢いをエネルギーに、日々心の赴くままに邁進中。
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