サクサクした食感と、豊なバターの風味がたまらないクロワッサン。ジャムをつけたりホットチョコレートに浸して食べたり、ハムとチーズを挟んでサンドイッチにしたりと、そのまま食べる以外にもさまざまなおいしい可能性を秘めています。

さてこのクロワッサン「どこの国を発祥とするパン?」と尋ねられたら、おそらく大半の人が「フランス」と答えるのではないでしょうか?
クロワッサン誕生秘話からコネタまで、クロワッサン好きなら押さえておきたい豆知識をご紹介します。
クロワッサンはどこの国の食べ物?
パンの種類が多いフランス。クロワッサンは、パンと洋菓子の中間の「ヴィエノワズリー」という括りです。ヴィエノワズリーという言葉には、クロワッサン発祥の地のヒントが隠されているのですが、分かりますか?
ヴィエノワズリーというのは、ウィーン風のパンという意味です。クロワッサン風の食べ物が初めて登場したのは17世紀のこと。当時のオスマン帝国(現トルコ)に勝利したウィーン(オーストリア)の人々が、オスマン帝国の象徴でもある三日月を象ったパンを作って食べたことに始まります。

誕生したのはウィーン(※ハンガリー誕生説もあり)ということですが、洗練された形に発展したのはフランスに入ってきてからのこと。17世紀当時のクロワッサンは、今のものとはだいぶ異なる味わいだったようです。
形によって味が違う!?
国内のベーカリーにはチョコレート入りのクロワッサンはあっても、通常のクロワッサンは1種類しかない場合がほとんどかもしれません。フランスには「クロワッサン・ナチュール」と「クロワッサン・ブール」の2種類があり、形も値段もほんの少し異なります。
ひし形のものは、バターがたっぷり入った国内でもお馴染のクロワッサン。こちらは「クロワッサン・ブール」と呼ばれています。
バターを使う分、お値段も少しだけ高め。一方、三日月の形をした「クロワッサン・ナチュール」にはバター以外の油脂で作ります。どちらもひとつ1ユーロ前後です。

手前がクロワッサン・ナチュール、奥がクロワッサン・ブール (C)sweetsholic
こちらは袋詰めになっていたり、スーパーに陳列されている場合が多く、お得感があります。
フランスの友人宅で朝食をとった際に、テーブルにクロワッサンとバターが並べてあったことに違和感を感じたのですが、バターを付けて食べるのが一般的なようです。
さて、みなさんのお口に合うのは、ブール? それともナチュール? フランスのベーカリーへ足を運んだ際には、クロワッサンの形にも注目してみてくださいね。

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