有機野菜や自然食品を使ったおいしい料理を食べさせてくれるオーガニックレストラン。一口にオーガニックレストランと言っても、各店にはそれぞれのこだわりや思想があり、個性があるんです。
そんなオーガニックレストランのなかから、東京にあって、しかも駅から徒歩5分以内で行ける、おすすめの店をピックアップしました!
BROWN RICE CANTEEN/表参道
「BROWN RICE CANTEEN」が提案するのは、野菜の皮や根っこまでいただく「ホールフード」という考え。店名にもなっているブラウンライス(=玄米)と、野菜をたっぷりいただけるメニューが用意されています。
「季節野菜のせいろ蒸し」は、15種類もの新鮮野菜を皮ごと蒸しあげる人気メニュー。野菜本来の旨味を存分に味わえます。「野菜ってこんなに味がするんだ!」と驚きますよ。
オーガニック・レストラン「広場」(クレヨンハウス東京地下1F)/表参道
作家の落合恵子さんが代表を務める、子どもの本の専門店「クレヨンハウス」。その野菜販売部門として1992年にスタートした「クレヨンハウス野菜市場」に併設されているのが、レストラン「広場」です。
「旬の有機野菜を、たっぷり食べてほしい」という思いからビュッフェ形式に。おいしい野菜を思う存分食べられます。有機野菜をたくさん食べることは、体によいのはもちろん、野菜を生産する有機農家を応援することにもつながります。
ヒトト/吉祥寺
2013年に閉店した「ベースカフェ」がリニューアルして誕生したマクロビオティックの人気店。「マクロビ」と聞くと精進料理のようなストイックな食事をイメージする方も多いかもしれませんが、全然そんなことはないんです。揚げ物や洋風のおかずなど、バラエティ豊富なメニューがいただけます。
「ヒトト」では、日本各地で受け継がれてきた「在来種」の野菜を、科学肥料はおろか有機肥料も与えない「自然農法」で育てた野菜を多く使っています。形が揃いにくいため流通には乗りにくいのですが、生命力が強く、味が濃いのが特徴です。
[ヒトト]
BALTHAZAR(バルタザール)/西荻窪
西荻窪にあるちょっと怪しい(?)ビル、「ほびっと村」。その1Fに、日本のカウンターカルチャーを先導した「部族」の創立メンバーでもある長本光男さんが仲間たちと作った、「長本兄弟商会」があります。1976年創業のこの店は日本の有機野菜店のパイオニア的存在で、2Fにあるバルタザールではここで販売している野菜を使用しています。
バルタザールでは、「食べたいものをバランスよく食べる」という考えのもと、野菜だけでなく肉や魚もバランスよく取り入れた料理を提供しています。
いかがでしたか。オーガニックと言っても千差万別ですよね。ぜひ自分に合うお店を見つけてみてください。余談ですが、英語には「You are What You Eat」という言葉があります。意味は、「あなたが食べるものはあなた自身」というもの。しっかりとした食事で体を整えて、これから訪れる暑い夏を乗り切りましょう!