心を癒してくれる、海と島々の風景
本州と四国を結ぶ全長約70km「瀬戸内しまなみ海道」。真っ青な海と緑あふれる島々を駆け抜けるサイクリングコースとして人気が高く、外国人旅行者も多く訪れるほど。今回は美しい瀬戸内の海と、寄り道したくなる島のグルメをご紹介しましょう。
しまなみ海道(正式名称:瀬戸内横断自転車道)は広島県尾道市から愛媛県今治市を結び、海峡を横断する自転車道としては日本で初めて。
しまなみ海道にある橋の中で最も長い、来島海峡大橋。まるで空を駆け抜けるようなサイクリングに。
橋から望む瀬戸内海。キラキラと輝く澄んだ海の色に目を奪われます。
来島海峡大橋を渡ったところにある小さな入江。海の青いグラデーションが清涼感たっぷり。
緑あふれる島を結ぶ、伯方大島大橋。見近島(無人島)を境に、形状の異なる2つの橋が連なります。
大三島と生口島を結ぶ多々羅大橋。日本最長の斜張橋でもあり、空に突き抜けるようにそびえる主塔が優雅。
向島の高見山展望台から望む瀬戸内の海。夕日が島々をいっそう美しく映しています。時間によって表情を変えるこの景色を、ゆっくりと楽しみたいものです。
次は、はずせない寄り道グルメをご紹介!
個性あふれるしまなみ海道グルメ
今治を代表する名物といえば、鉄板で焼くスタイルの「やきとり」。造船業が盛んな今治では、鉄板が手に入り易かったことが発祥した由来だそう。大きなコテでギュッと押しつけられた鶏皮は、余分な脂が落ちカリカリした食感が絶妙! ゆるキャラ「バリィさん」が鳥なのも、このやきとりが由来なんです。
大島の道の駅、よしうみいきいき館名物の「海鮮七輪バーベキュー」。新鮮な魚介類を豪快に焼いていただけます。シンプルにお醤油だけで味わう究極の贅沢!
伯方島にある、伯方S・Cパーク マリンオアシスはかたでぜひ食べたいのが、今治名物「焼豚玉子飯」。柔らかい焼豚と半熟目玉焼きが甘いタレと相性抜群! サイクリングのエネルギーチャージにピッタリ。
生口島は瀬戸内海でも指折りの柑橘類の産地と知られ、レモンの生産量は日本一。瀬戸田の人気店「ドルチェ」では、地元で生産された果物などから作られたおいしいジェラートを販売しています。太陽をたっぷり浴びた素材の味を楽しみたいところ。
尾道が誇る名物「尾道ラーメン」。鶏ガラを主体とした動物系ダシに、瀬戸内の小魚からとった魚介系の旨味を合わせたスープが特徴の尾道ラーメン。ちょっと昔ながらの味わいを堪能したいですね。
今や世界中のサイクリストの憧れの地でもあるしまなみ海道。瀬戸内の美しい島々やどこまでも青い海、爽やかな潮風を体感する旅はいかがでしょうか?