日本に観光にきた外国人の6割以上が買うお土産って?

Posted by: 坂本正敬

掲載日: Jul 21st, 2015

訪日外国人観光客の数が増えていると聞きます。日本政府観光局の統計を見ると2014年の観光客数は1341万人で、今年は2014年を上回るペースで観光客数が伸びているとか。

そこで素朴な疑問。そうした観光客の皆さん、日本でどういったお土産を買って帰国するのでしょうか?

3位は服で2位は酒・たばこ…1位は?【外国人旅行者に人気の日本のお土産】

そこで今回は観光庁が作成した訪日外国人消費動向調査を参考に、皆さんが日本に来て何を買っているのか、上位3位をランキング形式で発表したいと思います。

第3位・・・服、かばん、靴(37.2%)

3位は服で2位は酒・たばこ…1位は?【外国人旅行者に人気の日本のお土産】

平成26年(2014年)の調査によると、外国人旅行者の購入率が3番目に高かったお土産(購入率は37.2%)は、和服を除く“服やかばん、靴”になります。

国別に見ると、特に香港の人たちが高い割合(59.5%)です。ちなみに購入者単価の平均は32,343円。国籍別に見ると中国人の購入単価が55,397円と突出しているので、まさに「爆買」していると分かります。

第2位・・・食料品、飲料、酒、たばこ(51.7%)

3位は服で2位は酒・たばこ…1位は?【外国人旅行者に人気の日本のお土産】

第2位はお菓子を除く“食料品、飲料、酒、たばこ”になります。購入率は51.7%なので、日本に遊びに来た半数以上の方が食料品や飲料、酒、たばこを買って帰るのですね。

国別に見ると中国の方が54.9%と最も高い購入率を見せているので、購入者単価も第1位は中国の方かな・・・と思いきや、ナンバーワンはベトナム人で21,690円も買ってくれていると分かります。

日本は食べ物もお酒もおいしいので、どんどんファンを増やしたいですね。
次は第1位です!

第1位・・・菓子類(63.6%)

3位は服で2位は酒・たばこ…1位は?【外国人旅行者に人気の日本のお土産】

いよいよ第1位、最も外国人に買われているお土産は菓子類になります。購入率は63.6%で、多くの方が日本のお菓子を買って帰っていると分かります。お菓子なので購入者単価は9,779円とそれほど多くはありませんが、それでも購入率を考えると日本のスイーツの人気が分かりますよね? 

特に東アジアの国々の観光客に人気で、韓国人の購入率は70.2%、台湾75.3%、香港64.2%、中国76.5%といずれも平均を大きく上回っています。逆に英国39.6%、ドイツ29.1%、フランス37.2%、米国32.2%、カナダ34.9%、オーストラリア42.9%と、欧米圏の観光客との対比が目立ちました。

東南アジアの方の購入率も高いので、外国人向けにお菓子を作るなら、アジア人をターゲットにした方がいいのかも!?

以上、日本に来た外国人がどういったお土産を買って帰るのか、観光庁の資料を基にまとめましたが、いかがでしたか? 外国人の友人が日本に遊びに来たり、仕事の取引先が日本に来たりする場合のお土産選びにも参考にしてみてくださいね。

[訪日外国人消費動向調査 – 観光庁]
[訪日外客数の動向 – 日本政府観光局]
[All Photo by Shutterstock.com]

PROFILE

坂本正敬

Masayoshi Sakamoto 翻訳家/ライター

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

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