キャンドルの炎を見ていると、心が落ち着きますよね。心身ともに疲れ果てた夜はキャンドルでもともしてボーっとしたい気分になりますが、いざ用意しようと思うと、いろいろな種類があって迷ってしまいます。
そこで今回は、沖縄県北谷町にあるキャンドル体験ハウス『ビタミン・キャンドル』の代表・上原順子さんに、シーン別のキャンドルの選び方を教えてもらいました。
疲れた夜にはラベンダー系の裸火のキャンドルがお勧め
「疲れを癒やすためにおすすめのキャンドルは?」と聞いてみると、
「ピラータイプ(ガラス容器に入っていないタイプ)を目の届く場所に置いて火をともしてください。特に気分の落ち込みがひどくて眠れない夜は、スマホやデジタル家電をオフしていただき、安眠効果を促すラベンダー系のキャンドルをたいてください」
と教えてくれました。ピラータイプとは文字通りpillar(柱)のような形をした、太く直立するキャンドルです。明かりがしっかりとしていて、裸火なので炎の揺らぎを直接的に感じられるそうです。
また、テレビやスマホの光、昼白色の蛍光灯は脳を活性化させてしまう働きがあるそうで、眠る前にそうした光を浴びていると余計に眠れなくなってしまうとか。逆に夕日や炎などの赤い光は、人をリラックスさせ眠りに誘ってくれると考えられているそうです。
次は朝に楽しみたいキャンドルのお話。
翌朝に楽しみたいかんきつ系のアロマキャンドル
夜だけでなく、休日や出社前の朝にも効果的なキャンドルがないか聞いてみたところ、
「朝は気持ちを切り替える、かんきつ系のアロマキャンドルをお勧めしたいです。リフレッシュ効果のあるオレンジ・ペパーミント・レモンなど、すっきりする香りが入っているアロマブレンドのキャンドルがいいですね」
と教えてくれました。こうしたキャンドルは、気持ちを切り替えたり集中力を上げたりする効果が実感できるみたいですね。
「せっかくなら色の効果も取り入れて、ビタミンカラーのランタンキャンドルなどで元気な色をともすと、さらに効果を感じられるはずです」
ビタミンカラーとは、かんきつ類に見られる明るい色調を意味します。ランタンキャンドルとはランタンタイプの照明器具で、中で炎をともすと器そのものによる光の変化で、裸火とはまた違った印象を楽しめる面白さがあります。
ちなみにキャンドルの素材にも、いろいろと種類があるようです。少し値段が張っても、せっかくですので100%植物性由来のワックスや天然精油を使ったキャンドルを選び、安全に楽しみたいですね。
[ビタミン・キャンドル]
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