一面に広がる絨毯のような緑の大地。約6千年前には海だった北海道東部の釧路湿原には、雄大な原生自然が今なお残ります。爽やかな木々や草の葉だけでなく、虫や野鳥の声にも癒されるとっておきの場所なのです。
釧路湿原までの道
釧路湿原への玄関口、釧路駅。たんちょう釧路空港からバスで50分ほど。
釧路本線に乗って釧路湿原に向かいます。一両編成がちょっと新鮮です。
木の温もりあふれる塘路駅。 改札そばに小さな喫茶店があり、自転車のレンタルも可能。
緑の景色を眺めながらのサイクリング。爽やかな風を感じる贅沢な移動です。
思わず「Stand by Me」を口ずさんでしまいそうな 線路。
釧路湿原の景色は展望台から眺めるのがオススメ。まずは塘路駅から一番近いサルボ展望台に上ります。木々に囲まれた緑の道は 空気が気持ちよくて、体が浄化されそうです。
サルボ展望台。
サルボ展望台から眺める釧路湿原最大の湖、塘路湖と深い緑。360度見渡せる大絶景は感動!
さらに自転車で30分ほど北西にある、コッタロ湿原展望台からの眺め。釧路湿原のなかでも、特に原生の姿をとどめているといわれる「コッタロ湿原」を展望できます。響き渡るのは野鳥や虫の声。壮大な自然の世界です。
釧路湿原はカヌーでのリバーツーリングも充実。手つかずの大自然をぜひ体感してみたいところ。
景色も風も心地いい「ノロッコ号」
1日に1〜2往復する、トロッコ列車「釧路湿原ノロッコ号」。釧路本線釧路駅〜塘路駅・川湯温泉駅間を運行しています。
ゆったりとしたスピードで進みながら、釧路湿原の見所を存分に楽しめるノロッコ号。車中には窓から涼しげな風が流れ込みます。見所ポイントでは減速してくれるのも旅人にはうれしいですね。
釧路川の奏でる水の音、野鳥や虫の声、深呼吸したくなるほど美しい緑の釧路湿原。ちょっと都会の生活に疲れたら、心身ともにリフレッシュできる大自然に訪れてみてはいかがでしょうか?