スマートホンに搭載されているカメラで、誰でも気軽に写真撮影を楽しめるようになりました。ただ逆に各人のセンスが問われてしまう時代とも言えますよね。
そこで今回は、富士フィルムの情報を参考に、上手なスマホ撮影のコツを3つまとめました。ぜひともチェックしてみてください。
ステップ1:シンメトリーか3分割を考えてみる
シンメトリーとは、左右対称の状態をいいます。
例えば東京駅の駅舎を正面に撮影して左右を対象に見せたり、富士山を正面に移して左右対称に写したり、あるいは空と海を上下で半々に写したりと、シンメトリーは古来より好まれてきた構図になります。何かの被写体を撮影するときは、最初にシンメトリーを考えてみてください。
ただ、シンメトリーばかりを繰り返していると面白みに欠ける場合も・・・。そういったときには、スマホのカメラ機能を変更して画面にグリッド線を出してください。
グリッド線とは画面を立て横に分割した「囲」のような形の線です。何かの被写体を撮影するときには、被写体を線と線の交差する場所に置いて撮影してみてください。変化が出て写真に面白くなるはずですよ。
ステップ2:三角形や対角線を探してみる
何かの被写体を撮影しようと思ったら、被写体の中に三角形や対角線が隠れていないか探してみてください。例えば奥へと続く道にスマホのカメラを向けると、道が「ハ」の字に続いていく様子が見てとれます。
その「ハ」を△と見立てて、画面の中に△が収まるように撮影をすると奥行きや高さが出て面白い写真が撮れるようになります。もちろん、横向きの三角形でもOK。
また、被写体に斜めの動きがあれば、その動きを画面に取り込むと躍動感や広がりのある写真が撮れるようになります。例えば斜めに延びる枝があれば、その枝の先が画面の対角線に向くような構図を意図的に作るといいのですね。
ステップ3:額縁を探してみる
何かを撮影しようと思ったときに、被写体を囲む額縁のようなフレームはどこかにありませんか?
例えば窓枠の中に被写体を収めて撮影してみるとか、木と木の間から左右の幹をフレームに見立てて被写体を撮影してみるとか、いろいろなアイデアが考えられるはずです。何かを撮影したいと思ったら、フレームになるものを探してみてくださいね。
これらのテクニックは、もちろんスマホ以外のカメラ撮影でも使えます。行楽の秋、芸術の秋、試すチャンスはいろいろとありそうですね。
[風景写真の撮影テクニック – 富士フィルム]
[Photo by Shutterstock.com]