北陸新幹線開業で、石川県金沢市には連日多くの観光客が訪れています。その金沢観光の目玉とも言える場所が日本三名園の1つ、兼六園になります。
そこで今回は石川県観光連盟などの情報を参考に、秋にもまた格別の美しさを楽しませてくれる兼六園の魅力をまとめます。
「まだ、金沢行ってないな~」という人は、紅葉の時期を目掛けて足を運んでみるといいかもしれませんね。
兼六園は桂坂口から入って霞ヶ池へのルートがお勧め
兼六園は金沢市の中心部、金沢城公園とお堀通を挟んで向かいにある広大な庭園です。北陸新幹線の停車駅、金沢駅からはバス、タクシーで10分ほどの距離。秋に訪れると園内の常緑樹とのコントラストが美しい、計算された庭園の紅葉を楽しめますので必見です。
特にお勧めは「兼六園下」のバス停を降りてから、紺屋坂の急斜面を上り、桂坂口で入場料を払って園内に向かうルート。兼六園に入るまでに金沢城公園へと続く石川橋も見られますし、桂坂口周辺に並ぶ見城亭、蓮菜堂、万清亭など古都金沢らしい茶屋や土産物屋の景観も楽しめます。
桂坂口から園内に入り正面の緩やかな坂道を登ると、兼六園で最も大きな霞ヶ池に出られます。池越しに内橋亭の建物や蓮菜島を眺められる園内一の絶景スポット。その水辺からは池の周辺や蓮菜島に植えられたモミジなどの紅葉も楽しめます。
兼六園は夜のライトアップも美しい
昼間の兼六園も美しいですが、夜のも独特の魅力があります。常緑樹の中にモミジなどの紅葉が点在すると語りましたが、夜は常緑樹の中に点在する紅葉をピンポイントでライトアップしていますので、園内は光と闇の陰影が美しい空間に様変わりします。
冬の雪深さでも有名な北陸ですが、木の枝が雪の重みで折れないように、毎年縄で樹木を守る雪吊りが行われます。秋冬はその雪吊りもライトアップされていますので、太平洋側ではなかなか見られない景観も楽しんでください。
紅葉が最盛期の11月下旬には、ライトアップされた兼六園で尺八の演奏などを楽しめるイベントも開催されます。ぜひともチェックしてみてくださいね。
以上、秋の紅葉が美しい金沢の名園、兼六園について紹介しましたが、いかがでしたか? 兼六園は単に眺めるだけの庭園ではなく、回遊式といって歩いて周って楽しめるように作られています。
ぜひとも今年の秋は、自分の足で園内の玉砂利を踏みしめながら、兼六園の紅葉を見て回ってくださいね。
[ほっと石川旅ネット]
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