森と湖の国フィンランド。ヘルシンキは首都ながらもコンパクトにまとまった港街で、穏やかな雰囲気が魅力。愛らしい北欧雑貨や映画「かもめ食堂」のヒットから日本人女性の人気旅行先の一つとなっているようです。今回は、そんなヘルシンキで一度は訪れたいスポットをご紹介したいと思います。
映画「かもめ食堂」のロケ地にもなったハカニエミマーケットホール。屋外にはオレンジ色のテントが並び、活気にあふれています。野菜や果物、お肉、雑貨まで揃い、地元のお客さんで賑わう場所。屋内には映画にも登場したお肉屋さんがあり、主人公がトナカイ肉を買ったお店もありますよ。ヘルシンキの生活を感じたい人にはオススメ!
ヘルシンキの中心部から少し離れたところにある、工場直営のアラビアファクトリーショップ。お洒落なデザインながらも日常使いしやすい「イッタラ」や「アラビア」のB級お値打ち品から、日本では手に入りにくいものまで揃います。建物内には一般のお客さんも利用可能な社員食堂があり、食事もできるんです。食器はアラビアやイッタラのものが使われていて、ファンにはたまりません!
[ARABIA]
カハヴィラ スオミ
映画「かもめ食堂」のメインロケ地となったカハヴィラスオミ。内装は映画とは異なりますが、素朴でゆったりとした雰囲気はそのまま。白とブルーを貴重したお店はお洒落なヘルシンキの街にとけ込み、いつも地元のお客さんで賑わいます。定番の日替わりランチや、新鮮なサーモンのソテーやシナモンロールなどの北欧名物はぜひ食べておきたいところ。
ヘルシンキ大聖堂
白亜の壁と緑色のドームのコントラストが美しいヘルシンキ大聖堂。小高い丘に立つ、ヘルシンキのシンボル的存在です。内部はヨーロッパの教会によく見られるような華美な装飾はなく、質素で清楚な雰囲気。大聖堂前には御影石が敷き詰められた元老院広場が広がり、市民の憩いの場として親しまれています。
キアズマ国立現代美術館
モダンアートの専門美術館としてオープンした、キアズマ国立現代美術館。感性が磨かれそうな数々のアートに出会えます。アメリカ人建築家が設計した建物の斬新なデザインも必見! 思わず手に取ってみたくなるグッズが揃うミュージアムショップや、近未来的な空間のカフェもぜひ立ち寄りたいところ。
[kiasma]
ヘルシンキの住宅街にひっそり佇む福音ルター派の教会、テンペリアウキオ教会。氷河期から残る自然の岩山をくり抜いて作られたユニークなデザインが特徴。屋根と壁をつなぐ窓からやわらかな光が差し込み、教会内は神秘的な雰囲気に包まれています。ヘルシンキ市民にとって、このテンペリアウキオ教会で結婚式を挙げることは憧れなんだそう。
エスプラナーディ通り
エスプラナーディ公園の南北を走る、ヘルシンキ最大のショッピングストリート。イッタラ、マリメッコ、アルテックなどをはじめフィンランドを代表するブランドショップが軒を連ねます。お洒落なカフェも立ち並んでいるので、買い物に疲れたらのんびりとお茶をしてヘルシンキの街をゆったりと味わうのもいいですね。
マリメッコ アウトレット
鮮やかな色と大胆な花柄のデザインが人気のテキスタイルブランド、マリメッコ。ヘルシンキ郊外にある本社にアウトレットが併設。雑貨から衣類までその時々にしか出会えない掘り出し物がズラリと揃います。テキスタイルも量り売りをしているので、手作りを楽しみたい人にはオススメ。建物内にはマリメッコの社員食堂もあり、一般の人も利用可能。食器、テーブルクロス、インテリアまでマリメッコづくしなので、ファンにとっては夢の空間です!
他のヨーロッパの都市と比べて治安も良く、女性同士や一人旅でも安心して楽しめるヘルシンキ。映画「かもめ食堂」の世界そのままの、ゆったりとした街を味わう旅はいかがでしょうか?
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