(C) ほったらかし温泉
山梨県山梨市に、ちょっと気になるネーミングの温泉があります。その名は「ほったらかし温泉」。標高約700mの山の上に作られた、富士山や甲府盆地の雄大な景色を一望できる、開放感たっぷりの日帰り温泉なんです。
JR山梨駅から車で10分ほど山道を上ったところにある、ほったらかし温泉の入り口。見たところ、ちゃんとした造りで「ほったらかし」感はありません・・・。
温泉は「あっちの湯」と「こっちの湯」の2種類。ちなみに「あっちの湯」は元々あった湯で、富士山を真正面に望む景色が楽しめ、「こっちの湯」は新しく作られた湯で「あっちの湯」より約2倍ほど大きく、右手に富士山、正面に甲府盆地の雄大な絶景が広がります。
最高の見晴らしに癒される、露天風呂
(C) ほったらかし温泉
富士山を望む絶景の露天風呂! 身も心も癒されそうな、開放感たっぷりの雰囲気に包まれます。洗い場もきちんと完備され、清潔感もばっちり。
(C) ほったらかし温泉
(C) ほったらかし温泉
夜にはキラキラと輝く甲府盆地が一望できます。温泉に入りながら見る星空のパノラマはこの上なく贅沢な景色。
(C) ほったらかし温泉
ほったらかし温泉は日の出の一時間前からオープン。温泉に浸かりながら日の出を見る、といった粋な楽しみ方もできるんですよ。
敷地内には朝食がいただける食事処があります。シンプルなメニューながらも、ご飯は魚沼産コシヒカリを使用するなどこだわりもたっぷり。お風呂上がりの朝ご飯は最高の味!
(C) ほったらかし温泉
ちなみに「ほったらかし温泉」の由来は諸説あるようですが「その昔、山の地主が穴を掘ったところ温泉がわき出たにもかかわらず、しばらくほったらかしていた」というのが有力だそう。いずれにしても「あっちの湯」「こっちの湯」のネーミングなど、なんともゆるい雰囲気も訪れる人々を惹き付けているのかもしれません。
だんだん秋も深まってきて、温泉が恋しくなるこの時期。東京からは片道90分と気軽に行きやすく、日帰りでもたっぷり楽しめるほったらかし温泉。週末に、ちょっと一人旅に出かけたくなった時などにもいかがでしょうか?